はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急騰、米ニューハンプシャー州で仮想通貨備蓄法案成立 |仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(5/7 10:00執筆)

ビットコインは、米ニューハンプシャー州において、暗号資産への投資を認める法案が成立したことを受け、急騰した。

これは米国において州レベルで初の事例であり、マーケットにインパクトを与えた。これに伴い、ビットコインとコンセンサスアルゴリズムが類似するライトコインやビットコインキャッシュといった銘柄も急伸している。

関連:米国初の事例、ニューハンプシャー州が仮想通貨準備金の創設を認可

5月7日〜5月6日相場状況

成行注文の動向を確認すると、現物市場およびデリバティブ市場のいずれにおいても買い注文が優勢となっている。ニューハンプシャー州の法案成立をきっかけに、買い需要が急速に高まったことが要因である。

また、主要取引所におけるビットコインの入出庫データを見ると、現物市場から大口の出庫が観測された。取引所からの出庫は、法定通貨への換金リスクが低下することを意味している。これにより、市場ではビットコインの価格が底堅く推移するとの見方が強まっている。

現状分析(5/7 10:00)

ニューハンプシャー州で成立した法案の内容は、前年の平均時価総額が5,000億ドルを超えるデジタル資産に対して、州の公的資金の5%以内で購入・保有を認めるというものである。

この法案は、州レベルの財政運用において暗号資産を正式に資産クラスとして認識した歴史的な事例であり、今後、他州や連邦レベルへと制度が波及する可能性を孕んでいる。

特に注目すべきは、金(ゴールド)と同様に、ビットコインが国家や地方自治体の準備資産として位置づけられるようになった場合、市場参加者の構成に質的変化が生じ、「安全資産」としての評価が強まる可能性がある点である。

現在、市場は8日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を前に様子見の姿勢を強めているが、同会合において市場予想通りの金融政策が示されれば、ビットコインへの強気姿勢は更に強くなるだろう。

今後の重要な日程

5/8日 米FOMC

5/9日 米中関税協議(〜12日)

 

関連:仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選の実績と評判で徹底比較

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/07 水曜日
18:15
ビットコイン特化型施設「Tokyo Bitcoin Base」がオープン サトシ・ナカモト像のお披露目も 
東京・四谷にビットコイン特化型施設「Tokyo Bitcoin Base」がオープンした。4階建て1300平米の空間に、サトシ・ナカモト像が設置され、シェアオフィスやイベントスペースを備えたビットコイナーの交流拠点および教育施設としての役割を目指す。
18:00
国難時に備えるビットコイン保有戦略 サムソン・モウの提唱するバックアッププラン
国家の経済危機に備える「バックアッププラン」としてのビットコインとは。ビットコインテクノロジー企業のJAN3創業者サムソン・モウ氏がその優位性を語り、米国・日本を含む各国政府への提言と行動を促す。
16:58
テザー、Kaia圏にステーブルコインUSDt導入へ LINEとKakaoユーザー視野
テザー社がKaiaブロックチェーン上で米ドル連動型ステーブルコイン「USDt」の提供を開始。LINE・Kakaoの2.5億人ユーザー基盤を活用し、ステーキング、RWAトークン化、オンチェーン決済など多様なプロジェクトを展開予定。アジア市場でのステーブルコイン普及を加速。
16:56
米民主党議員らの一部、ステーブルコイン法案支持を撤回 ビットワイズが背景を分析
米民主党議員9名がステーブルコイン法案「GENIUS」への支持を撤回した。ビットワイズは、トランプ大統領の利益相反懸念などが背景だとして今後を展望している。
16:45
民主党米下院議員が仮想通貨公聴会をボイコット トランプ大統領の利益相反に抗議
マキシン・ウォーターズ議員ら民主党議員が、トランプ大統領の仮想通貨ビジネスにおける利益相反を理由に公聴会をボイコットした。超党派の仮想通貨規制法案協議が分裂し、別々の円卓会議が開催される事態となった。
16:34
ソル・ストラテジーズ、約26億円分のソラナ(SOL)を買い増し 融資枠活用
カナダの仮想通貨投資会社ソル・ストラテジーズが約26億円分のソラナを追加購入。ATW Partnersからの融資枠を活用したものであり、バリデーター事業を拡大する。
13:20
メタプラネット、ビットコイン76億円分を追加購入 保有数は5,555BTCに
メタプラネットは暗号資産(仮想通貨)ビットコイン 555BTCを追加購入し、累計5,555BTC保有を達成。購入価格や資金調達戦略など最新情報を詳しく解説します。
12:02
手塚ユニバース公認クリエイターに中川翔子が就任 二次創作イラスト入賞作品はNFT化や商業化チャンスも
マルチクリエイターの"しょこたん"が手塚治虫キャラクターの描きおろしイラストを制作、93万人のXフォロワーを持つ影響力で注目度アップ—鉄腕アトムやブラックジャックなど100キャラクターを題材にした二次創作募集イベントは5月29日まで、入賞作品はNFT化と商業化も。
11:53
前週末にかけて下落したビットコイン、一転して急上昇 米州準備金法案の初成立を受け
FOMCを控えたトランプ関税懸念で下落貴重だった仮想通貨ビットコインが高騰した。背景には、ニューハンプシャー州が米国初の仮想通貨準備金設立を決定、州財政から最大5%の投資可能になった発表がある。中国との関税交渉進展も材料視される展開となった。
10:33
ビットコイン急騰、米ニューハンプシャー州で仮想通貨備蓄法案成立 |仮想NISHI
米国の州レベルで初となるビットコインを資産クラスとして正式認定したことで市場価格が大幅上昇した。公的資金の5%以内で投資を可能にする法案に買い需要が反応、同コンセンサスアルゴリズム銘柄も連れ高とみられる。
10:11
CZ氏「ビットコインは最大100万ドルまで上昇する可能性」
仮想通貨取引所バイナンス前CEOのCZ氏は、ビットコインは現在の相場サイクルで最大50万ドルから100万ドルまで上昇する可能性があると強気予想した。独占インタビューで質問に答えた。
08:39
米州初、ニューハンプシャーが仮想通貨準備金の創設を認可
米ニューハンプシャー州の知事は、同州がビットコインなどの仮想通貨やゴールドなどの貴金属に投資できるようにするための法案に署名。米州が仮想通貨準備金の創設を認可する初の事例となった。
05/06 火曜日
16:40
「金銭的利益を得ておらず」トランプ大統領、ミームコインでの収益疑惑を完全否定
トランプ米大統領がNBCインタビューでTRUMPミームコインからの利益獲得を強く否定した。一方、トークン保有者向け晩餐会には倫理的懸念が高まり、強く批判されている。
12:15
イーサリアムL2、完全分散化前に必要なプルーフシステム堅牢化とは ヴィタリックが提案
仮想通貨イーサリアム共同創設者のブテリン氏は、L2ロールアップの完全分散化に向けた課題を指摘。リスク分析を行い、証明システムの堅牢性強化が先決と述べている。
10:20
イーサリアム投資商品に2週連続資金流入、全体で2900億円の新規投資
仮想通貨イーサリアム関連投資商品への資金流入が2週連続で続いている。また、デジタル資産商品全体では週間約2900億円の投資を記録した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧