はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

南米の拠点ブラジルでリップル(XRP)が支持を拡大、仮想通貨ビットコインは世界的現象

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場センチメント分析
投資指標ツールを提供するThe Tie社の最新レポートは、仮想通貨ビットコイン(BTC)が「世界的現象」となっていると指摘した。国別比較でBTC否定派が多い南米であるが、ブラジルはXRP肯定派が多いことも明らかに。

仮想通貨市場センチメント分析

価格変動が激しく、相場の予想が困難な仮想通貨市場では、ファンダメンタルズやテクニカル分析以上に、市場の心理・感情分析が重視される局面が多いように見受けられる。

ビットコインが上値を伸ばしている中、全世界のツイッターデータを分析することで仮想通貨市場のセンチメントを導き出し、投資指標ツールとして提供しているThe Tie社の最新レポートは、ビットコインは「世界的現象」となっていると指摘した。

今回のレポートは、6月28日から7月5日の間の、世界中のツイッターの投稿(1日 8.5億ツイート)に基づいた分析で、時価総額上位5位の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ)に対する地域別の市場センチメントの傾向がまとめられている。

この期間の全体的な特徴としては、ライトコインが最も多くの肯定的ツィートを獲得する一方で(71.6%が肯定的)、仮想通貨市場のドミナンスと同様、ツイート数(全体の70%)とその発信元の国数ではビットコインが群を抜いて多いことがわかる。 

国別で見ると、アメリカが全てのコインにおいて最多数(全世界の30%以上)の投稿を行っており、中でもライトコインに関しては、ほぼ半数のツイートはアメリカ発である。 アメリカの仮想通貨市場における発言力の大きさが推測できる。

世界中に浸透していくビットコイン

マッピングされたビットコインのツイートを見ると、世界中のほぼ全ての国々で、ツイッターユーザーがビットコインに関する話題を取り上げており、さらにその会話のほとんどは、肯定的な内容であることがわかるとThe Tie社は指摘している。

そして、同社はこれらの分析からビットコインは「間違いなく世界的現象となっている」との判断を示した。しかし、国別にビットコインに対するツイートの内容を詳しく見ていくと、大変興味深い事実が浮かび上がってくるという。

ビットコイン支持トップのペルーを除くと、ビットコインに対する肯定的意見の低い国の上位5位全てを南アメリカの国々が占めている。 

  • エクアドル 37.5%
  • ドミニカ共和国 38.5%
  • ブラジル 39.7%
  • ベネズエラ 40.3%
  • アルゼンチン 40.8%

中でもブラジルは、ビットコインとライトコイン両方に否定的な感情を持つ一方、XRPに対しては、非常に肯定的なことが明らかになった。

トップのシンガポールと僅差でブラジルが2位につけている。

The Tie社は、XRPの分析をする中で、次のように指摘している。

長期的なセンチメント指標は否定的だが、会話はすべての国で肯定的なものとなっている。 全ての国でポジティブなツイートが大部分を占めるのは、他の時価総額トップ5コインには見られないことだ。

XRP拡大の新拠点、ブラジル

ビットコインの着実な価格の伸びに対し、XRPは停滞しているようにも見えるが、その開発を担うリップル社は、着々と世界へその拠点を拡大しつつあるようだ。

リップル社のネットワーク、リップルネットの加盟企業は今年全世界で200社を超え、また国際送金の大きな需要が見込まれる南米の拠点として、先月、南米最大の経済国ブラジルに支社を設立したことが公式に発表されている。

また、同社の公式発表ではないものの、リップル社CEOのGarlinghouse氏は、リップル・ネットのネイティブ通貨XRPを使用するxRapidの決済ルートが、ブラジルとアルゼンチン間ですでに実現していると明かしている。

The Tie社の分析では、国や地域ごとにアルトコインに対しては複合的なセンチメントが示されているようだ。価値の保存手段=デジタルゴールドとして独特の地位を確立しつつあるビットコインに対し、主要アルトコイン は、競争力を維持するために独自の強みを生かした戦略を持つことが、ますます必要になると考えられる。 

CoinPostの関連記事

リップル社出資「XRPバンキングアプリ」を公開 |銀行界とデジタル資産の橋渡しに
米Ripple投資部門の出資を受けるスタートアップXRPL Labs社が、開発中のXRPバンキングアプリのデザインを公開した。「母親でも使いたくなるように」設計したデザインと、今後の計画を示した。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧