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ヴィタリックが示すイーサリアム最大の課題 企業採用には「拡張性」の改善が急務

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビタリック氏がイーサリアムの拡張性を指摘
ヴィタリック氏はイーサリアム・ブロックチェーンの容量は限界に向かいつつあると指摘した。企業が採用する際に直面する最大な課題とその解決案を語る。

ヴィタリック氏がイーサリアムの拡張性を指摘

「イーサリアム・ブロックチェーンの容量は限界に向かいつつある」イーサリアム(ETH)の共同創設者であるヴィタリック氏が最新のインタビューで明かした。企業がイーサリアムを利用する際に直面する最大な課題は依然として「拡張性(スケーリング)」にあるという。

ヴィタリック氏は、様々な仮想通貨エコシステムにおいて、限られた拡張性がそれらの普及にとって最大の障害と見ており、このように説明した。

イーサリアムのブロックチェーンはほど『フル(容量が限界に達する)』の状態だ。拡張性は大きなボトルネックになってきている。

仮に大企業など大きな組織がイーサリアムを利用しようと検討するときに、さらに限界へと近くだけでなく、送金トランザクションのスペースをお互い競争するようになってしまう。

現在、送金手数料はすでに以前より高くなっているが、利用率が増加すれば、おそらく今の5倍のコストになる可能性もある。このような状況は採用状況の妨げとなっている。

改善の方法としては、全てのコンピューターが全てのトランザクションを認証するメカニズムから、1つのコンピューターが平均的に一部のトランザクションを認証するメカニズムに進化する必要があるとした。このような変更ができれば、ネットワークのコストは100分の1にまで低下させることが可能で、セキュリティ性とのトレードオフの関係も解消されると語った。

ヴィタリック氏は取材では明言していないものの、「イーサリアム2.0」のアップグレードには「シャーディング」との拡張機能が設計されている。「シャーディング」を導入すると、ブロックチェーン上のストレージが分割され、トランザクションの並行処理が可能となるため、トランザクションの処理能力が大幅向上し、拡張性の問題の解決が見込まれている。

関連イーサリアム2.0、フェイズ0の実装予定日が提案

そして、複数のフェーズに分けられている「イーサリアム2.0」の開発・実装が長期化する予想しているビタリック氏は、一時的に拡張性を改善する提案として、ヴィタリック氏はビットコインキャッシュ(BCH)のブロックチェーンの利用も提案している。

関連ヴィタリックが「ビットコインキャッシュ・チェーン」導入を推薦した理由

参考:ヴィタリック氏のインタビュー

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