国内仮想通貨市場の最新データ
JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)は29日、仮想通貨交換業者18社の最新会員統計情報を公開した。新たに追加された9月と10月の2ヶ月分の国内市場データが公表された。
10月の仮想通貨取引状況では、国内仮想通貨の証拠金取引の数量が確認できる2018年12月以降最高値を記録。利用者預託金残高も数量ベースで最高値を記録していることがわかった。
証拠金取引の建玉残高でも、建玉数の合計が19年で最も高い数値を記録している。
アルトコインの推移
アルトコインの現物保有量推移では、最も保有金額が高いXRPの数量が、9月に2019年のピークを記録。イーサリアムは、10月に最も多い現物保有量を記録している。
これらの銘柄では、XRP(リップル)が11月の頭に大型カンファレンスSWELLを実施したほか、イーサリアム(ETH)が大型アップデートを控えるなど、投資家からの注目度が増したタイミングであったことも影響した可能性がある。
日本の銘柄であるモナコイン(MONA)も国内現物保有量で右肩上がりの推移を継続している。
日本の口座数推移
国内の新規参入者を示す利用者口座数の推移では、設定口座ベースで8月から9月で35,537口座。9月から10月で44,344口座の増加が見られた。
年初の1月から比較すると、10ヶ月で246,329口座(設定口座)の増加。設定口座で3,120,548口座。稼働口座で1,962,087口座に達している。