はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NEM.io財団の理事:朝山氏がハッキング事件対応の経過を公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2/1にNEM.io財団の理事である朝山貴生氏が記者に対し説明
朝山氏(仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ株式会社代表取締役)による今回の発表内容はコインチェックのハッキング事件を受け、NEM.io財団からの幾度となく発表されている内容を再度確認した形にもなっています。また、Catapult(カタパルト)についても言及しています。

本日2/1、NEM.io財団の理事である朝山貴生氏(以下、朝山氏)が記者説明会を実施しました。

今回の発表内容はコインチェックのハッキング事件を受け、NEM財団からの幾度となく発表されている内容を再度確認した形にもなっています。

NEM.io財団の発表についてはこちら↓で詳しく解説しておりますので参照して下さい。

NEM Meetup JAPAN:NEM.io財団ジェフ氏が語るcoincheck騒動とNEMの今後
NEM Meetup JAPANで語られたNEM.io財団副代表ジェフ氏のcoincheckに関する声明。今回の事件があったからといってテクノロジーの方向性は変わりませんしまた、NEMのテクノロジーに欠陥があったとは思っていません。注力をして行くことはNEMのコミュニティーを守っていくということです。

今回はCoinPostフォロワーの皆様からTwitter上で質問を募集したので、その中から重要と思われる内容、または新情報をピックアップしてお届けいたします。

内容公開の許可をしていただいたNEM財団に深く御礼申し上げます。

注目すべき質疑応答内容

Q.NEM.io財団で履歴から見ると、(犯人のアドレスから)23か4の口座にXEMが送金されているが、これらはモザイクのような形でトラッキングしていると考えていいのか?

これは犯人が駆け引きしているようなものです。

資金送金が目的ではなく、つまり犯人はどのようにトラッキングされているのか、nemのトラッキングの仕組みを見るようなものです。

(犯人は)取引所にも少額を送っていて、例えば、poloniex、cryptopia、またはsupernodeに送金していたりします。

つまり実験目的の送金です。

また、どういう条件で財団がマーキングするなどの情報はセキュリティ上の問題で公開できません。

犯人のアドレスからどこにxemが送金されているのかは知識があればどなたでも見れます。

Q.犯人は取引所で換金しているのか?

常識的にみて、まだ現金化はしていないだろうと思われます。

Q.突然、犯人のアドレスから送金が来たらどうすればいいのか?

綺麗ごとしか言えないのですが、触れないで置いておいてほしいということです。

今の現状からは意図的に犯人が一般ユーザーを巻き込むことはありえます。

私たちからお願いしたいことはもし身に覚えのない送金があったら、そのままにしておいてくださいということです。

Q.NEMのcoldウォレットは、取引所は利用できるのか?

ホットウォレットかコールドウォレットか決めるのは取引所のポリシーでやっています。

また、マルチシグは基本機能として備わっています。これは他の通貨に比べて使いやすくなっています。

NEM.io財団としてはリスク分散をさせるような活動をしていました。

Q.(この事件を受けて)今後取引所事業者同士が協力する可能性は?

セキュリティーに対する知識は共有されるでしょうが、取引所ごとに独自のセキュリティーがあるので、そこは別でやっていくと思います。

Q.追跡は順調にいっているのでしょうか?

追跡はできています。

Q.Catapult(カタパルト)実装によりNEMはどのように変わっていくのか? またその導入時期は?

まず、カタパルトはmijinの製品です。

プライベート、企業間で使うもチャット、将来nemのエンジン、NEMのプロジェクトを加速させるようなものです。

簡単に言うと、今までとは違い、言語C++で作り効率を上げています。

企業間のネットワークで使えば迅速なトランザクション処理ができます。

近年、アトミックスワップが同時に複数の取引ができるようになる研究が進んでいます。

これがNEMに実装されると第三者を信用せず(仲介者なしに)複数の交換ができるようになります。

今年mijinが公開されますが、NEMなどの非中央集権化されたオープンソースのものに導入されるのはまだ先になるでしょう。

DEXのようなものは広がっていくと思いますか?

いくつもありますが、既存のビジネスの中で実現するのは難しいと思われます。

我々のような取引所なら数十秒間で行われるようなものは、DEXでは難しいと思われます。

しかし第三者に介入されないメリットもあり、今後研究が進んでいく事で来年、再来年にはDEXのパフォーマンスは上がるかもしれません。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/11 木曜日
12:05
イーロンのスペースX、146億円相当のビットコイン移動 IPO関連か?
イーロン・マスク氏率いるスペースXが約146億円相当のビットコインを移動した。10月から毎週大規模な送金を継続しており、IPO計画との関連が注目されている。
11:49
トム・リー氏、「イーサリアムは既に底打ち」 先週690億円相当を購入
ビットマイン会長トム·リー氏が、イーサリアムは既に底入れしたと発言。同社は先週、約4億6,000万ドル相当のETHを購入し、10月以来最大規模の買い増しを実施。今後10~15年間、ビットコインよりもイーサリアムの将来性に期待を寄せている。
11:49
FRBの慎重姿勢でビットコイン反落 2026年の利下げは限定的か
FRBは25bpの利下げを決定したが、パウエル議長の慎重姿勢を受けビットコインは下落した。2026年の追加利下げは1回との見方が広がる中、グラスノードのデータは実現損失が1日5.5億ドルとFTX崩壊時並みの高水準を示す。機関投資家の本格参入で4年サイクル終焉論も加速。
11:04
米大手9行が仮想通貨企業を排除 通貨監督庁が是正へ
米通貨監督庁(OCC)は、JPモルガンなど大手9行が2020-23年に仮想通貨企業を含む合法事業者へのサービスを業種理由で制限していたと発表。「金融の武器化」と批判し、違法行為には司法省照会も検討。トランプ政権下で「デバンキング」問題の是正が加速。
11:00
ビットコイン9.4万ドル急騰からの反落、FOMC利下げ後に軟調な動き|仮想NISHI
FRBの25bp利下げを受け、ビットコインは一時9万4000ドルまで上昇したものの、その後反落。X-Bankアナリストの仮想NISHI氏によると、デリバティブ市場でのロング解消による売り圧力が現物買いを上回っている。欧米機関投資家のクリスマス休暇入りを控え、年末にかけて軟調基調となるリスクを指摘。
09:19
ストラテジー社、ビットコイン保有企業の扱いめぐり書簡 MSCI指数除外案に反対表明
ビットコインを蓄積するストラテジー社がMSCIの指数除外案に反対意見を提出。仮想通貨保有50%以上の企業を除外する提案に対して、様々な観点から異論を唱えている。
09:11
Superstate、株トークン化の新サービスをローンチへ
Superstateは、株式をトークン化する新サービスを発表。上場企業が仮想通貨イーサリアムやソラナのブロックチェーン上で株式を新たにトークン化して、投資家に直接発行することができる。
07:40
ビットコインの買い増しなどを計画 米Strive、最大約780億円を調達へ
米Striveは、最大約780億円相当の株式を発行・販売する契約を締結。調達資金は仮想通貨ビットコインの買い増しやビットコイン関連商品への投資などに使用すると説明した。
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧