はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ETC「ハッシュレート大幅下落」の原因が判明 イーサリアムも4月に警戒か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

内容の訂正について:記事内にブロックサイズとの表記がありましたが、正しくはブロック高となります。内容はすでに修正済みです。

ETCでハッシュレート大幅低下 原因は?

イーサリアムクラシックのハッシュレートが大幅に低下している。価格の高騰に伴い過去最高値を記録していたETCハッシュレートは一転、約半月で40%超えと、大幅な下落を記録した。

イーサリアムクラシックのハッシュレートの低下、今後はイーサリアムにも影響が波及する可能性があるという。マイナーからの問題報告に対して行った調査の結果を発表したアルトコインマイニングプール「2Miners」が報告書で言及した。

マイナーから寄せられた報告は「Ethereum Classic (ETC)のAntminer E3が停止したことで、マイニングハッシュレートが大幅に低下している」とするもの。ハッシュレート低下の要因は、マイナーの収益性ではなく、マイニングマシンの強制的な停止が主要因になっているという。

2Minersは独自の調査とBitmainのヘルプデスクへの確認を行った結果、問題の原因がDAGファイルのサイズ増加にあると特定した。

DAGファイルは30000ブロックごとに増えていき、Ethashアルゴリズムのコインをマイニングする場合、プロセスの開始時にロードされる必要がある。このDAGファイルをロードするためのメモリ容量の上限までファイルサイズが増加してしまったということだ。

ETCとETHは平均ブロック生成時間などはほとんど変わらないが、ETCはETHよりもブロック高が大きく、DAGファイルのサイズも大きい。ETCが先に容量の上限を迎えた。今後、イーサリアムでも同様のハッシュレートの低下が起こり得ると警告している。

出典:Investoon.com
2月25日8時40分ごろの状況
上から現在のブロック高、平均ブロック生成時間、エポック数(30000ブロックをひとまとめにした数)、DAGファイルのサイズ

2MinersがETHのブロック高増加ペースを計算した結果、ETHでもETCの約45日後(4月8日ごろ)に容量の上限を迎え、同様にハッシュレートの大幅な低下が起こる可能性がある。

イーサリアムとイーサリアムクラシックでは、ハッシュレートに10倍近い差があるが、実際にどの程度の影響が見られるかは現時点で明らかになっていない。ハッシュレートは、ネットワークのセキュリティを示す重要な指標でもあることから、想定以上にハッシュレート値が下落した場合は、市場が警戒する要因になる可能性もある。

参考:Antminer E3 Stops Mining Ethereum Classic, Just Over a Month Remaining for Ethereum

CoinPostの注目記事

米仮想通貨ビットコインマイニング企業、テキサス州で事業開始 ハッシュレートの30%を狙う
Paypalの共同創業者が支援する仮想通貨(暗号資産)マイニング企業Layer1 Technologyが、米テキサス州で正式に事業を開始。2021年末までにハッシュレートのシェアを30%まで拡大するという。
「イーサリアム2.0」 のローンチ日、仮想通貨ETH5周年記念日を提案=開発者
イーサリアム財団の研究者が「イーサリアム2.0」のローンチ日時について、イーサリアム誕生から5周年となる7月30日が「自然な候補」ではないか新たに提案した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。
05:35
米SEC、BTCやXRP投資のグレースケール仮想通貨投信のETF転換承認を再検討
米証券取引委員会がグレースケールの仮想通貨信託「Digital Large Cap Fund」のETF転換承認決定を再検討。NYSE Arca上場承認が一時停止状態に。
04:24
仮想通貨のサイバー攻撃にどう備える?|実例から学ぶ取引所の対策と自己防衛法
暗号資産のサイバー攻撃リスクと、取引所のセキュリティ対策、個人で実践できる防衛策を初心者向けにわかりやすく解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧