OKExとBitfinexにDDoS攻撃
大手仮想通貨(暗号資産)取引所OKExとBitfinexが、27日から28日の間にDDoS攻撃を受けたことが分かった。両社ともユーザーへの影響はないと説明している。
「DDoS」とは「Distributed Denial of Service attack」の略。DDoS攻撃とは、ネットワークを通して複数のコンピューターから標的のサーバーに大量の処理要求を送り付け、サービスを停止させることだ。
OKExのCEOは自社のサーバーを狙った今回の攻撃について、大規模だったと説明。「競合企業が攻撃をしかけた」と述べている。
OKExの技術サポートチームが攻撃を発見し、即座に対応したことで問題は収束しているという。担当者は「24時間休みなく技術のサポートや監視を行なっている。早く適切に対応したため、ユーザーへの影響はなかった。今後もユーザーを保護する体制を継続する」と語った。
Bitfinexもその後同じようなタイミングでDDoS攻撃を受けた。Bitfinexの最高技術責任者は「今回の攻撃は非常に高度だった」と説明。周到に準備されていたと述べている。また「攻撃に遭っても全ての資産が安全に守られた。今は取引も問題なく行われている」と語った。
Services on the Bitfinex platform have resumed. We implemented a stricter protection level as a result of our platform coming under a Distributed Denial-of-Service (DDoS) attack. All issues relating to the DDoS attack have now been resolved.
— Bitfinex (@bitfinex) February 28, 2020
過去にも、他の仮想通貨取引所もDDoS攻撃の標的にされた事例がある。例えばHuobiやBittrexだ。
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