Bitstamp、SegWitを完全対応に
仮想通貨(暗号資産)取引所BitstampがSegWitのビットコインアドレスのフルサポートを行うことが分かった。
同社の発表によれば、Bitstampの利用者はビットコインのデポジットアドレスの「bech32フォーマット」での作成が可能になるとし、引き出しを行うことも可能になる。
SegWit(Segregated Witness=分離された署名領域)は、取引データを構成する要素の一部である署名をトランザクションから分離させることで、1ブロックに含められるトランザクションの量を増やすことができる。そのため、データ処理の速度が上がり、取引承認の遅延解消にもつながる。
Bitstampは今回の決定について「ビットコイン送金の効率性を上げるため、我々は全ての顧客にbech32への移行を促していく」と述べ、SegWitの導入に積極的な働きかけを行っていく意向が明らかとなった。
また、bech32の機能として自動でアドレスフォーマットが確認されるため、誤ったアドレスへのBTCの送金の防止につながると期待を寄せている。
SegWitの導入は前進を見せており、すでにBitfinexやCoinbaseはサポートを行っている。
こうしてより多くの取引所の取り組みにより、SegWit対応のトランザクションの割合は大幅に上昇。特に、昨年後半の9月から10月の1ヶ月間で40%から60%近くに迫っていた。
参考:Bitstamp