- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場は、昨日の高騰から反落。BTC中心に売り優勢の中、コインチェックの補償対応の影響で、NEMが最大20%近い逆行高。国際的な規制強化議論、買い控えの一因となっている3月19日の「G20」を無事通過した場合、悪材料出尽くしで活気が戻る可能性も。
- NY市場は高安まちまち、東京市場は主要三指数揃って上昇
- NY市場は、ダウが前日の大幅高から反落の一方で、ナスダックが再び最高値更新。引き続き、貿易関税に関する報道が投資家の話題の中心となっています。東京市場では、主要三指数揃って上昇。しかし、森友学園に関する問題が再び政治リスクを上昇させ、投資家の懸念材料となりつつあります。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は、昨日の高騰から反落し、BTCを中心に売り優勢が続いています。
ここ数日の動きでよく見られる、深夜0時帯付近で大きな下落が観測されており、主要通貨の大半が5%以上の下落幅を記録、全面安となりました。
そんな中、昨日にはコインチェックによる盗難被害に遭った顧客への補償対応が行われたことを受け、XEMは20%近い高値をつけています。
日本円補償時のレートの2倍近い価格差であったことで、補償金として返金されたJPYによる一定の買い戻し需要が期待されていたことも好材料となりました。
仮想通貨市場がリスクオフに傾いている一因としては、仮想通貨の国際規制が議題される予定の「G20」が3月19日と目前に迫っており、仮想通貨市場の行く末を左右する重要会議として、大勢の関係者に注目されています。
大規模なハッキング事件や世界各国による規制強化が相次いだことで市場に動揺が走る中、G20の提言が「ポジティブサプライズ」と判断された場合、悪材料出尽くしで仮想通貨市場に活気が戻る可能性も考えられます。
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NY市場(3/10)
- NYダウ 25,178.61(-157.13)
- ナスダック 7,588.33(+27.52)
- S&P500 2,783.02(-3.55)
日本時間13日明朝に引けたNY市場(米国時間12日)は、高安まちまちの展開となりました。
前日に400ドル以上上昇したNYダウは、本日反落。
辞職したコーン国家経済会議委員長の後任に、経済評論家のラリー・クドロー氏が有力とのニュースや、鉄鋼やアルミの関税措置において、EUと日本の適用除外に関して調整が難航しているとの報道が悪材料となりました。
一方で、ナスダックは本日も高値更新。
ブロードコムによる米半導体大手クアルコムの買収が米国当局によって承認されない可能性が強まった事も後押しされました。
個別ではボーイングやキャタピラーなど資本財セクターを中心に下落する一方で、米半導体大手マイクロン・テクノロジーの目標株価が100ドルに引き上げられた事で、8%上昇と大幅高の展開となりました。
東京市場(3/13)
- 日経平均 21,968.10(+144.07)
- TOPIX 1,751.03(+9.73)
- マザーズ 1,239.53(+30.23)
東京市場は、主要三指数揃って上昇。
日経平均株価は寄り付きで下落で始まったものの、終わってみれば4営業日連続の上昇となりました。
序盤は米国の貿易関税に関する懸念や、森友問題の財務省による決済文書の書き換え問題などが意識されましたが、NY市場でナスダックが最高値を更新した事などが評価。
東京エレクトロンや信越化学工業、安川電気といったハイテク株が上昇を牽引しました。
ただ、やはり森友問題の長期化と、関連する国税庁長官辞任の件は投資家の間で懸念として燻っており、特に2018年半ばから後半にかけて行われる自民党総裁選挙に影響するという見方もあります。
世界で最も盤石な政権とも言われる安倍政権に、黄色信号が点りつつある事は注意していく必要はありそうです。
また、仮想通貨取引所「ビットポイント」を運営する「リミックスポイント(3825)」も終値ベースで3.11%上昇しました。
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