はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨は売り手市場?仮想通貨市場の現状と今後

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場の現状
仮想通貨市場は、新興市場として、その成長性やボラティリティから大きな利益を得られるとして注目されていましたが、2017年末の価格の下落より停滞が続いています。
既に投資エコシステムの一部となった仮想通貨
市場の感情によって大きく左右される仮想通貨市場は、ここ数ヶ月で何度も上昇の試みが見られています。そして、すでに投資エコシステムの一部であることからも利益を得るチャンスはいつでも存在していると言えます。
エコシステムとは
複数の企業がパートナーシップを組み、お互いに技術や資本を生かしつつ、商品開発や事業活動などを発展させていく仕組みのことを言います。今回の場合では、仮想通貨市場もすでに金融市場の一員として機能しているという意味が含蓄されています。

仮想通貨市場の現状

仮想通貨は新興市場として台頭し、その急成長性及びボラティリティから、FXや他の投資資産の何倍もの利益を得られるとして注目されていました。

そして、投資家の技量に関わらず多くの投資家達が容易な利益を求め、この新興市場に参入してきました。

彼らの口座にある資産評価額は、仮想通貨価格が急激に上昇していく中、週ごとに目に見えて増えていきました。

しかし、そんな最中、仮想通貨市場の価格暴落が起きてしまったのです。

2017年末に、仮想通貨市場に当初あった熱気や、新規参入者の数が価格を押し上げる要因が不十分となり、結果、多くの仮想通貨トークンの価格が急落しました。

そして、数週間のうちに、仮想通貨市場を牽引してきたビットコインの価格が70%ほど下落するまでに至り、新規参入者達を戦慄させました。

仮想通貨市場は終わりという考えも蔓延り、仮想通貨市場はバブルであり、弾けるのは時間の問題であると主張していた人々がようやく報われた瞬間でもありました。

しかし、一度私達の生活に根付いた仮想通貨のような資産は、金融エコシステムの一部となり、容易に無くなることはありません。

仮想通貨市場の今後

仮想通貨市場において、まず理解しておくべきなのは、この市場が感情によって左右されており、投資家達が将来望む方向に価格が動くという特性です。

この市場には、ファンダメンタル分析もなく、流動性も限られているため、テクニカル分析もほとんど機能しません。

よって、仮想通貨取引所のハッキング被害のようなニュースが出ると、その価格への影響は波紋的に広がってしまうのです。

そして、ここ数ヶ月によく見られる現象として、仮想通貨価格の上昇の勢いが増し、新たな上昇局面に入るかと思われる度に、また下落するというものが挙げられます。

この現象には、共通点があり、多くの場合、その仮想通貨価格の上昇の先陣を切るのがビットコインなのです。

しかし、大抵の場合、ビットコインの高値が更新され、1日ほどで、また同じ水準まで戻ってしまいます。

これは、単にビットコインが、仮想通貨市場において最も認知度のある通貨で、新規参入者が購入するのがビットコインであることが理由として考えられています。

この状況は、売り手市場を示唆していると言えるでしょう。

しかし、この仮想通貨市場に今後の可能性がないとは言えません。

投資家達は、一般の人のように、価格の上昇を見て投資を行うのではなく、価格が下落している際に、割安になった時点で投資を行うのです。

変わらず言えるのは、この仮想通貨市場が、すでに投資エコシステムの一部となっており、いつでも利益を得るチャンスは存在しているということでしょう。

Cryptocurrencies: Is This Now a “Seller’s Market”?

May 17, 2018, Konstantinos Anthis

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧