はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン約10日で3.5兆円の市場規模拡大、市場内関心がGoogleトレンドに反映か|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコイン(BTC)価格はレジスタンスラインをブレイクして、89万円付近まで到達するなど大幅続伸。続落する主要アルトの資金を吸収するようにして逆行高となるなど、アルトドレインの様相を呈している。なお、Googleトレンドでは「ビットコインETF」が急上昇中。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は24日、連日継続するビットコインの上昇相場が本日も継続し、USD建で8,000ドルラインの節目まで到達。17時半時点では、24時間比で3.7%のプラスを維持しています。

これで7月の安値6,180ドルからは+30%の上昇幅となり、ドミナンスも安定した右肩上がりの傾向を維持して50%目前となっています。

時価総額の上昇も著しく、7月最低値となる13日の1055億USDから本日記録した1374億USDまで、BTC時価総額は319億USD増加、日本円換算で3兆5500億円も規模を拡大させました。

一方で、アルトコイン市場は、ビットコイン高騰とは対照的な動きをしており、一部トレーダー間で「アルトドレイン」と名付けられるほど、BTCとアルトコインの変動率に乖離が生じています。

このように、アルトコインの投資資金を吸い上げて成長を続けている状況は、基本的な価格を比較する時価総額サイトの仕組みからも推測することができます。

基本的に仮想通貨、特にアルトコインの取引は、現在でこそUSDT建が増えたものの、多くの取引はBTC建で行われており、時価総額サイトによってはビットコインに現在のBTC/ALTの取引価格を掛け合わして価格算出していると言われています。

この仕組み上、基本的に時価総額サイト上でフィアット建価格を見た場合、ビットコインの価格変動に合わせて、他のアルトコインも同様の変動率で動く形となり、基本的に連動した値動きになることが多々あります。

しかしここ数日の動きでは、ビットコインがプラスに転じている一方で、アルトコインの下落率が目立つなど、価格変動に異なる動きが見られています。

ここから考えられる点は、今回の高騰はBTCへの新規資金の流入ではなく、市場内資金の移動でビットコインに替える動きが顕著になり始めているということが言えるでしょう。

最注目のビットコインETF

連日仮想通貨メディアを中心に、ビットコイン価格上昇の要因とされている「ビットコインETF」ですが、市場の関心先の変化を見る指標の一つ、Googleトレンドにも変化が表れています。

Googleトレンドは、キーワード別に大まかな検索キーワードの推移が確認できる機能です。

このGoogleトレンドにて、2つのキーワード「Bitcoin」と「Bitcoin ETF」を検索すると、検索数こそ違いがあるものの、Bitcoinで検索する人は続落傾向にある中で、Bitcoin ETFの検索数が再度大きく上昇に転じ、市場内関心の高まりが伺える状況に。

Bitcoinの検索数 出典:Googleトレンド

Bitcoin ETFの検索数 出典:Googleトレンド

一方で、一般的なキーワードBitcoinは、未だ新規流入が乏しい状況が、Googleトレンドの下落傾向に表れているといっても過言ではないでしょう。

TheICOJournalの報道で判明した、SEC、CFTCの関係者によるビットコインETFに関する前向きな見解も踏まえ、8/10以降の候補日に向けてさらに関心が高まっていくものと思われます。

CoinPostの関連記事

規制当局SECとCFTC関係者が、ビットコインETF認可の可能性を示唆|TheICOJournalが報道
仮想通貨情報メディアTheICOJournalが、SEC、CFTCの情報筋の見解として、Cboeが提出した「ビットコインETF」が年内実現の見通しであると報道した。申請の可否は世界各国から高い関心と期待を集めている。
eToro分析家、ビットコイン史上最大の上昇相場の可能性を示唆
ビットコイン価格はアルトコインを置き去りにした単独での上昇が目立ち、現時点で、約86万円で取引されている。eToroのシニア市場アナリストのGreenspan氏は、今回の相場に関して「過去最大の上昇相場の幕開けか」と言及し、注目を集めている。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

本日の株式市場は、日経平均株価が113円高と比較的堅調だったことに加え、マザーズ指数が1.73%高となったことで、買い戻しが目立つ形となりました。

また、仮想通貨市場の基軸通貨である「ビットコイン(BTC)」価格が数ヶ月ぶりにレジスタンスラインをブレイクするなど、直近で大幅上昇を見せていることが仮想通貨(ブロックチェーン)関連株に好影響を与えており、トレンド転換の期待からほぼ全面高となりました。

仮想通貨交換事業者への業務改善命令に関する「業務改善計画」の提出日が昨日であったことで、登録審査再開の思惑でマネックスグループ(8698)が5.13%高。

ブロックチェーン事業に本腰を入れるグノシー(6047)も、5.42%高の1,924円と価格を続伸させており、今年1月上旬に記録した年初来高値3,585円から年初来安値1,294円の大幅下落をどこまで戻せるか注目です。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
業務改善命令の期限が本日まで|17日には金融庁の新体制、仮想通貨に関する自民党の議員連盟が発足
大手取引所6社への業務改善命令(業務改善計画)の提出期限を迎えた本日。直近17日には、金融庁の新体制と仮想通貨に関する自民党の議員連盟が発足しており、申請待ち取引所の審査再開や、市場期待度の高いビットコインETFの受け入れ体制など、進展が期待される。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧