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Web3企業向けマーケティングツール「ソシャマ」リリース、SNSを活用したトレンド作りを見込む

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3特化型マーケティングツール

Web3(分散型ウェブ)企業向けのマーケティングSaaSツール「ソシャマ」の提供を開始したと、ソーシャルマーケティング株式会社が1日に発表した。

この新サービスは、暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)を取り扱うWeb3事業者で、従来の広告チャネルの利用に制約が課せられる場合が多いことを背景に、ソーシャルメディア上でのマーケティングニーズの増大に対応する形で生まれたものだ。

「ソシャマ」は、Web3ビジネスの特性を生かしたマーケティング戦略の提供を可能にする。その機能として、Twitterでのフォロー・リツイートキャンペーン、SNS上で即座に結果が分かるインスタントウィンキャンペーン、そしてソシャマ独自のポイントベースのハッシュタグキャンペーンなどが挙げられる。

これらの機能は、コミュニティの力を最大限に活用し、新たなトレンドを創出するのに役立つ。また、定量的なデータ分析を通じて、キャンペーンの成果を連続的に比較することもできる。

これにより、コミュニティの力を最大限に活用し、トレンドを生み出すことが可能になる。また、定量的なデータ分析により、キャンペーンの効果を継続的に比較することも可能となる。

ソーシャルマーケティング株式会社の相原和明代表によれば、ソシャマは「良いプロダクトがあってもマーケティングが難しい」というWeb3関連企業の課題に対処する。「ツイートするだけで誰でも気軽に参加できて、NFTやトークンなどのキャンペーン報酬がもらえ、頑張っただけ成果に応じて報われる『Tweet to earn』の設計をしたいと思ったのがソシャマの始まり」と同氏は語る。

ソシャマは、23年7月にチャットサービスDiscord対応、仮想通貨ウォレットのMetamaskへの連携を予定しており、その後もTikTokやInstagramなどの主要なソーシャルメディアへの対応を順次展開していく予定だ。これにより、非Web3企業もコミュニティ・マーケティングを推進しやすい環境を提供する意向を示している。

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ソシャマの導入事例

昨今のマーケティング市場では、大規模なインフルエンサーよりも、TwitterやDiscord等で特定のユーザーグループから強い信頼と支持を得ている「ナノインフルエンサー」の重要性が増している。ソシャマは、こうしたターゲットに対して効率的にアプローチできるように設計されている。

出典:ソーシャルマーケティング株式会社

ソシャマが試験運用された例として、Web3ゲーミングギルド「GuildQB」が主催したキャンペーンがある。これは、Social Finance Limitedが運営し、目を引くグラフィックが特徴のNFT「如月-KISARAGI-」の発売を記念した「#KISARAGI」キャンペーン。初日にはTwitterトレンド入りを果たし、注目を集めた。

このパイロットテストは、Twitterでのエンゲージメントの向上やブランド認知度の増大にとどまらず、新規ユーザーの獲得やサービス利用にも大きな影響を及ぼしたと、相原代表は語った。

クローズドなコミュニティであるDiscordなどに集結していたエネルギーが、公開されたTwitter上で可視化されることにより、さらなるエネルギーが爆発的に生まれるサイクルが生まれます。実際に#KISARAGI、#エルフの森、#PLT上場、#TsubasaRivalsと、トレンド入りが続き、予想以上の反響を得ています。

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Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

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