はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

大手暗号資産取引所クラーケン、米・英上場株式の取引サービス提供か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株式取引へと事業拡大の計画か

暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンは、米国と英国で上場する株式の取引を提供する計画だ。ブルームバーグが28日に報じた。

匿名の情報筋によると、クラーケンは「クラーケン・セキュリティーズ」という部門を新設し、米国と英国において2024年にサービス開始を目指しているという。

クラーケンは事業に必要なライセンスを英国ですでに取得しており、米国でのブローカーディーラーライセンスも金融規制当局に申請しているところだとされる。報道について、クラーケンの広報担当者は次のようにコメントした。

噂についてはコメントできないが、ユーザーが今後もクラーケンの一連の製品に安全かつ円滑にアクセスできるように、サービスの拡充と強化を目指している。

米国では米大手投資アプリのロビンフッドがすでに株式と仮想通貨の両方で取引サービスを提供しており、実現した場合はクラーケンとは競合することになる。

クラーケンは今年6月、独自のNFT(非代替性トークン)市場「Kraken NFT」も立ち上げており、今回の報道もあわせて事業の多角化を進める姿勢が窺えるところだ。「Kraken NFT」はイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)のブロックチェーンに対応している。

関連クラーケン、NFT市場を公式ローンチ 複数チェーンに対応

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

欧州での事業を拡大中

クラーケンは、事業内容の他に、地理的にもサービス提供範囲を拡大しようとしているところだ。

同社は26日、アイルランド中銀から電子マネー機関(EMI)としての認可を受け、スペイン中銀から仮想通貨サービスプロバイダー(VASP)としてのライセンスを得たと発表した。欧州事業の拡大に関する継続的な取り組みの一環だとしている。

アイルランドで取得したEMIライセンスにより、クラーケンは欧州地域の各銀行と提携して法定通貨ユーロ関連のサービスを拡大できるようになった。また、スペインでは、VASPライセンスにより、スペイン居住者に仮想通貨取引およびカストディウォレットサービスを提供できるようになった形だ。

クラーケンは、欧州ではアイルランドとイタリアでもすでにVASPとして登録している。同社のグローバルオペレーション担当責任者カーティス・ティン氏は、次のようにコメントした。

アイルランドとスペインでのライセンス認可は、クラーケンの欧州拡大戦略における重要なマイルストーンとなる。

ヨーロッパには仮想通貨の確固たる基盤があり、当社が自信を持って事業拡大できるような先進的な規制も整っている。私たちは、アイルランドとスペインの中央銀行による、仮想通貨業界を規制するための建設的なアプローチに感謝している。

ティン氏は、クラーケンは今後も、欧州地域での仮想通貨普及を促進する取り組みを続け、欧州事業へ継続的に投資を行っていくとも続けた。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/25 月曜日
11:35
メタプラネット格上げ FTSEジャパン指数へ組み込み
FTSEラッセルがメタプラネットを小型株から中型株に格上げしFTSEジャパン・インデックスに採用した。仮想通貨ビットコイン保有戦略により評価額を上げている。
10:20
仮想通貨市場の天井接近か Santimentがイーサリアム・ビットコイン調整局面の可能性を分析
Santimentが仮想通貨市場が短期的な天井に接近している可能性を分析した。オンチェーン指標によるとイーサリアムやビットコインの調整が示唆されている。
10:12
「強気相場は2028年まで継続」アーサー・ヘイズがその理由を語る|WebX2025
アーサーが語る「現在の強気相場サイクルは2028年まで」 大型Web3カンファレンス「WebX」では25日、著名暗号資産(仮想通貨)アナリストのアーサー・ヘイズ氏がオープニング…
08/24 日曜日
16:45
DeFi Development Corpの最高執行責任者、ソラナトレジャリー企業戦略を解説|SuperTokyo 2025
NASDAQ上場のDeFi Development Corp(DFDV)がSuperTokyo 2025で発表したSolanaトレジャリー戦略を解説。バリデーター運営による10%利回りの実現、3ヶ月で60%の成長実績、日本市場への展開計画について詳しく紹介。
15:10
VISA・日銀・Ant、国際決済の3大課題をデジタル通貨で解決へ|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
WebX Fintech EXPO 2025で、VISA、日本銀行、Ant Internationalが国際決済の課題を議論。高い手数料、長い決済時間、透明性の欠如という3大課題に対し、CBDCやステーブルコインなどデジタル通貨による解決策を提示した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTCの次の上昇タイミングやETHのパフォーマンス向上要因など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:11
Sortes、配当率90%で完全透明な分散型宝くじが変える社会貢献の新しい形
Sortesは世界初の完全オンチェーン宝くじプロトコル。約90%の高配当率、10%の自動慈善寄付、透明性の高い運営を実現。BTCベースの賞金プールと負けても報酬が得られる独自の仕組みで新しい社会福祉を提供。
11:30
ビットコイン1680万円台で軟調推移、ジャクソンホール警戒|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン分析。BTC/JPYは1680万円台で軟調推移、アルトコイン売りとジャクソンホール会議への警戒感が影響。パウエルFRB議長の講演が今後の相場方向を決める重要材料として注目。オンチェーンデータと詳細チャート分析も掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|国民民主党代表のステーブルコイン支援表明に高い関心
今週は、国民民主党の玉木代表によるステーブルコイン支援表明、米SECと米FRBのトップによる仮想通貨規制方針転換宣言、ビットコインの次の上昇タイミングに関するニュースが最も関心を集めた。
08/23 土曜日
22:13
UPCX、ペイクル、NTT Digitalが分散型決済システムの社会実装で基本合意
UPCX、ペイクル、NTT Digitalの3社が、UPCXブロックチェーンを基盤とした次世代分散型決済システムの共同研究・技術開発で基本合意書を締結。金融機関向けインフラ構築と日本市場での実装を推進。
19:30
石破内閣総理大臣「ご挨拶」|WebX2025
石破内閣総理大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
18:00
ソラナエコシステムを解説|ウォレット設定から.solドメインの取得まで
SolanaはWeb3分野で急成長する効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーン SolanaはWeb3分野で最も効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンの一つと…
17:30
武藤 経済産業大臣「ご挨拶」|WebX2025
武藤 経済産業大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
13:55
時価総額3位のステーブルコインUSDe、担保資産にBNBを初承認
ステーブルコイン発行エテナ(Ethena)のリスク委員会がBNBをUSDe永続先物担保の初の新規資産として承認。10億ドル以上のOI等の基準を設定した適格資産フレームワークを正式導入。
11:45
仮想通貨スイ発ゲーム機「SuiPlay0x1」にトランプ関税が直撃
仮想通貨スイ発のポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」に高額関税が課せられる事例が報告されている。米トランプ政権による関税引き上げの影響を受けている形だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧