CoinPostで今最も読まれています

クラーケン、NFT市場を公式ローンチ 複数チェーンに対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Kraken NFT」を正式に立ち上げ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)は8日、独自のNFT(非代替性トークン)の電子市場を正式に立ち上げたと発表した。

これまでベータ版で提供していたが、正式ローンチに伴って、取り扱うNFTコレクションの数を70から250以上に拡大している。また、これまではイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)に対応していたが、ポリゴン(MATIC)ブロックチェーンへの対応も追加した。

ポリゴンチェーン上のNFT「Reddit Collectible Avatars」にもアクセスできるようになったとアピールしている。

関連Reddit、ポリゴンでNFTアバター第3世代のコントラクトを実装

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

「Kraken NFT」の特徴

クラーケンは、「Kraken NFT」での売買にかかるガス代(取引手数料)は無料であり、決済では現金にも対応するとしている。なお、プラットフォーム内外でデジタル資産を転送するためには手数料が必要となる。

ユーザーは仮想通貨ウォレットを準備しなくても、「Kraken NFT」の利用を開始できる仕組みだ。売り手は、NFTを出品する際に現金や様々な仮想通貨を選択可能で、買い手の側に対しても、決済にあたっては200以上の仮想通貨銘柄や現金のオプションが用意されている。

クラーケンは、手ごろな価格で入手できるNFTも多いとして、次のように説明した。

Kraken NFTは、NFTは裕福なコレクターだけのものであるという神話を打ち破った。現在、Kraken NFTには100ドル(約14,000円)未満で入手できる何百ものNFTがリストアップされている。

また、NFT市場の公式リリースを記念して、F1チーム「ウィリアムズ・レーシング」と提携したキャンペーンも実施する見込みだ。

Kraken NFTのユーザーは、今年のレース中に、「ウィリアムズ・レーシング」のF1カーのリアウイングに、そのNFTを搭載するチャンスが与えられるという。これについては追って詳細が発表されるとしている。

「Blur」が取引高で最大手に

NFT市場には、様々な企業が参入しておりマーケットプレイス間の競争は激しくなっているところだ。

DappRadarによると現時点で、新興の「Blur」がこれまで最大手だった「OpenSea」を取引高で追いぬかしている。過去30日間で、Blurの取引高は約613億円(約4.4億ドル)に到達した。一方で同期間のOpenSeaの取引高は約251億円(約1.8億ドル)である。

Blurは、ロイヤリティ無料や、エアドロップキャンペーンなどの斬新なアプローチにより、急成長しているところだ。

関連プロトレーダー向けNFT電子市場「Blur」、P2P無期限貸付サービスを開始

エアドロップとは

仮想通貨(トークン)を無料配布すること。仮想通貨の認知度向上など、マーケティングを目的としているケースが多い。ブロックチェーンがハードフォークして、新しい仮想通貨が生まれた場合にもエアドロップを行う場合がある。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/27 日曜日
13:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、アバランチのVisaカード発行やAI系ミームコインGOATの高騰など
仮想通貨市場の1週間の動きをまとめ、ビットコイン、イーサリアム、XRP、アバランチなど時価総額上位の仮想通貨の最新の材料を紹介。米国著名投資家の発言やマイクロソフトのビットコイン投資検討など、重要なトピックスも取り上げた。
11:30
心理的節目の上抜けに成功すれば、ショートカバー伴い最高値を試しにいく展開も視野|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが1000万円台前半で底堅い推移となるビットコイン(BTC)相場を分析。今週の相場失速で失望するのは時期尚早だと言及し、今後の展望を解説した。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|DOGE時価総額3兆円突破に高い関心
今週は、ドージコインの時価総額3兆円突破、米政府のウォレットから30億円相当の仮想通貨が不正流出した可能性、マイクロソフトのビットコインへの投資評価に関するニュースが最も関心を集めた。
10/26 土曜日
14:00
「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告
バイナンスがビットコインの流通量4.5%を現物ETFが保有していると指摘。個人投資家主導の需要拡大と機関投資家の緩やかな参入を分析している。
11:55
リップル社、仮想通貨XRPめぐる対SEC控訴裁判で4つの論点を提出
リップル社がSECとの裁判で控訴審に向けた陳述書を提出。ハウィーテストの適用など4つの重要論点を提示している。
07:20
マイクロストラテジー、24年ぶりの高値 ビットコイン強制売却の可能性は「極めて低い」 BitMEXが分析
BitMEX Researchのアナリストは、マイクロストラテジーが現在の債務構造に基づいて保有しているビットコインを強制的に売却する可能性は「極めて低い」と主張した。
06:35
ハッカー、米政府の仮想通貨ウォレットに大部分の流出資金を返還
米政府の仮想通貨ウォレットから流出した約30億円相当の資金のほとんどが、24時間以内に返還されたことが観測された。
06:15
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
10/25 金曜日
18:05
AIエージェントと仮想通貨の融合 コインベースが描く未来像
米コインベース・ベンチャーズは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術の新たな融合がデジタル経済を変革すると主張。Web3上で、自律型AIエージェントが人間と自由にやりとりする世界「エージェントWeb」が誕生する未来のビジョンを描いた。
13:28
国内における「暗号資産ETF」実現に向け、 ビットバンクが勉強会の総意として提言公表
暗号資産(仮想通貨)bitbankを運営するビットバンクは、証券会社や資産運用業者、信託銀行等と共同で行う「国内暗号資産ETF」勉強会への参加とともに、参加メンバー一同として日本における暗号資産ETFの実現に向けた提言を発表した。
11:40
個人マイナーが再びビットコインブロック採掘に成功、3200万円相当の報酬獲得
仮想通貨ビットコインのソロ個人マイナーが再び大きな報酬を獲得したことが判明した。9月に続く事例である。
10:45
1995年公開「攻殻機動隊」のNFT、アニモカブランズジャパンから発売へ
今回は第一弾で、1995年に公開された押井守監督作品『攻殻機動隊』をフィーチャーしている。このNFTコレクションでは、作中に登場するキャラクターのパーツを、Mocaverse、CoolCats、San FranTokyoのPFP専用Traitsとしてそれぞれ描き下ろした世界に1つだけの作品となっている。
09:35
米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る
米国ビットコイン現物ETFの保有BTCが98.5万枚を突破。サトシ・ナカモトの推定110万枚に接近している。
07:50
マイクロソフト、12月株主総会で「ビットコインへの投資評価」を議決権行使項目に設定
米IT大手マイクロソフトは12月上旬に予定されている2024年の年次株主総会に向けて、「仮想通貨ビットコインへの投資の評価」を議決項目の1つとして設定した。マイクロストラテジーのようにビットコイン保有企業になるか。
07:20
取引所らの企業、日本の仮想通貨ETF誕生に向け提言作成
日本で仮想通貨ETFが承認されることを目指し、取引所や法律事務所らが税制改正などを含め提言を作成した。対象銘柄をビットコインとイーサリアムに絞ることも提案している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧