ウォール街金融の参入を受付開始
金融大手ブラックロックが申請中の現物仮想通貨ビットコインETF(上場投資信託)「iSHARES® BITCOIN TRUST」に関して新たな動きがあった。
直近のETF仕組み修正によって、ビットコインの保有制限に直面している米ウォール街の銀行が参加できるようになった。
ブラックロックが最近SECに提出し直した書類で、米国の指定参加者(金融機関=銀行)が自らビットコインを購入せずに、現金の資金をブラックロックの提携するコインベースに渡してビットコインを購入してもらうことができる仕組みに変更した経緯がある。米国の銀行機関がビットコインを保有する規制が明確ではないため、ブラックロックはETF発行・償還手段であるin-cash(現金の受け渡し)のオプションを付け加えた。
コインデスクの取材によると、ブラックロックがビットコインETFで利用する仮想通貨ベンチマーク「CF Benchmarks」のSui Chung CEOはブラックロックの現金対応について、「もしSECが、現金と現物でETFを作成・償還するという、修正された二重モデルを容認すれば、ETF株式の取引時の流動性は高まることになる」とコメントしたという。
なお、先週、このETFの流動性提供のためのシードファンディングで10万ドルを受けたことも判明した。
関連:ブラックロック、ビットコインETF申請で10万ドルのシード資金調達
一方、SECは未だ現物型ビットコインETFを承認していないが、市場はその確率が高いと期待している。来年1月上旬には、ARKの申請が最初の申請事例としてSECの承認判断最終期限を迎える。
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