複数社が申請を更新
今週金曜日、フランクリン・テンプルトン、ヴァンエック、インベスコ・ギャラクシー、グレースケールの4社は、証券取引委員会(SEC)に、仮想通貨イーサリアムの現物ETFに関する更新されたS-1フォームを提出したことが確認された。これらの企業はビットコイン現物ETFをすでに提供している。
フランクリン・テンプルトンはイーサリアムの現物ETFで、0.19%のスポンサー手数料を請求する予定。これは、8月からビットコインETF(EZBC)に課す手数料と同じ割合だ。当初、同社はEZBCへの投資手数料を徴収していない。
ヴァンエックの方は最新のS-1書類で、10万ドルのシードキャピタル投資を受けたと報告している。
また、インベスコ・ギャラクシーは金融大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロンが現金のカストディアンとなり、コインベース・カストディ・トラスト・カンパニーLLCがETHのカストディアンとなることを付け加えた。
さらに、グレースケールはETF株式のバスケットを作成するために必要なETHの量について「2024年5月28日現在、100株のバスケットを作成するのに必要なイーサ数は約0.94552590 ETHであり、修正信託契約の効力発生後、10,000株のバスケットを作成するのに必要なイーサ数は94.552590 ETHとなる」と新たに記入した。
SECは先週24日、ブラックロックやフィデリティ、グレースケールなどを含む計8銘柄の上場ルールにおける「19b-4フォーム」を全て承認しているが、実際のETF商品に関するS-1の登録書類についてはまだ承認していない。一方、米SECが今週金曜日までにS-1提出書類の草案を提出するようETF発行者に要請したことから、審査プロセスは加速している模様だ。
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