7月の資金調達
米ナスダック上場の中小企業である医療データ会社OneMedNetは、7月末に第三者割当増資で460万ドルを調達し、そのうち180万ドル(約2.65億円)を仮想通貨ビットコインの購入に充てたことを発表した。
Off the Chain Capitalの関連会社との証券購入契約に従い、OneMedNetは普通株式1,297,059株を1株あたり1.0278ドルで販売し、1,323,530株の普通株式に行使可能な事前資金提供ワラントを1株あたり1.0278ドルの行使価格で販売した。また、Discovery Capital Managementの関連会社との証券購入契約に基づき、OneMedNetは普通株式2,301,791株を1株あたり0.85ドルで販売した。
OneMedNetは時価総額約2,286万ドルの小型株で、昨年末にSPAC(特別買収目的会社)形式で上場して以来、株価が90%以上下落している。
同社は企業価値を高めるために、資金を調達しビットコイン財務戦略を導入した。
今回OneMedNetに出資した仮想通貨ファンドOff the Chain Capitalのブライアン・ディクソンCEOはコインデスクの取材で、「ますます多くの上場企業が、バランスシートにビットコインを持たないと、追加のキャッシュフローの配分において、財務管理者として賢明ではないという事実に気づくようになる」と述べた。
Off the ChainとOneMedNetは、マイケル・セイラー氏の主張と似た立場をとっている。セイラー氏率いるマイクロストラテジー(ナスダック上場)は、2020年7月にビットコインを購入し始めて以来、その株価がビットコインのリターンを上回っている。
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