インヴァスト証券が提供する人気のFX自動売買サービス「マイメイト」に、AIが搭載された「リピートAI」が新たに実装されました。リピートAIとは、事前に設定されたレンジ幅のなかで取引を繰り返すリピート注文に特化した機能が特徴です。
1か月後の価格予測など、従来のリピート取引機能に高度なAI分析が追加されたのが最大の魅力。初心者から上級者まで、幅広い投資家のニーズに応えます。
この記事では、マイメイトを使った投資やリピート取引に興味がある方に向けて、マイメイトの概要やリピートAIの詳細について解説します。
1. マイメイトに新実装、AI搭載の「リピートAI」
初めに、マイメイトに新しく実装されるAI搭載の「リピートAI」とマイメイトの概要を紹介します。
1-1. FXのリピート取引とは
そもそもFXにおけるリピート取引とは、利食・損切のレンジ幅や買い・売りなど一定のルールを予め設定しておき、その範囲内で取引を繰り返す自動取引の一種です。
自身で取引を行う裁量トレードと比べ、リピート取引は事前に条件を設定して自動で売買を行うため、為替への理解が少なくても利益を狙える点が特徴。また、心理的な負担も少ないことから、FX初心者でも始めやすいという利点があります。
ただし、設定した条件の中で取引する性質上、相場が急変してレンジ幅を外れた場合に大きな評価損を抱えるリスクがあるなど、変化に対応しづらいという短所がありました。
そんなリピート取引の課題を解決するために開発されたのが、今回マイメイトに実装されたリピートAIです。AIが強化学習を通じて自動的にレンジ幅を調整することで放置のリスクを大きく減らし、取引の手間を増やさずに柔軟なリピート取引を実現します。
1-2. インヴァスト証券の新サービス
リピートAIは、2024年8月24日にマイメイトに実装された新機能です。AI搭載のエージェントが将来の価格を予測し、予想した価格に対してレンジ位置を調整します。
具体的には、AIは1か月後の価格予想を行い、週に1回のペースでレンジ幅の調整を実行。レンジ幅が相場に追従する形で調整され続けるため、レンジ幅を外れるリスクが大きく減少します。相場の変動にも臨機応変に対応し、取引の手間を減らしつつ安定した利回りを期待できるでしょう。
2024年8月の実装時点でリピートAIの対象銘柄は、レンジを形成しやすく、リピートAIの機能にマッチしている「EUR/GBP」「AUD/NZD」「USD/CAD」の3銘柄です。
1-3. 任せるトレードAI「マイメイト」
マイメイトとは、エージェントのアドバイスをもとに、自動でFXの取引をおこなう資産運用サービスです。さまざまな選択肢のなかから、自分のスタイルにあったエージェントを選ぶことでFXの売買を自動化できます。
エージェントを稼働する際には、「資金効率」や「分散投資度」といった口座状況に合わせてバランスメーターが表示されます。初心者でもバランスメーターを参考に、自分に適したエージェントやファンドを選ぶことができます。
マイメイトは2019年8月14日にオープンベータ版がリリースされ、その後正式ローンチされました。
エージェントには大きく分けて、今回新たに実装されたリピートAIと、従来からあるトレードエージェントがあります。相場状況によって使い分けることで、よりアクティブな運用を目指すことができるでしょう。
マイメイトの口座開設はスマートフォンを使えば最短5分で可能です。
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2. トレードエージェントが学習する仕組み
続いて、マイメイトがどのように自動取引を実現しているのか、従来のエージェント機能である「トレードエージェントを例に、その仕組みについて簡単に解説します。
まずマイメイトでは、Googleが2016年に発表をしたA3C(Asynchronous Advantage Actor Critic)という先端の強化学習を応用しています。トレードエージェントは、過去の相場や取引の状況を鑑みて利益を最大化するために自ら学習し成長し続ける点が大きな強み。
エージェントは月に1度(土曜日)、直近のトレードや相場情報から学習します。固定化されたアルゴリズムではなく、相場状況に応じて自分自身の投資能力や経験値を高めていくことが可能です。
マイメイトでは複数のエージェントが独自に学習をすすめ、それぞれの個性を作り上げていきます。各エージェントがさまざまな投資判断、経験値、能力などを持ち合わせていますので、その分トレードの幅も広がるでしょう。
育成次第で運用の結果にも大きな差が生まれるため、上手く育成すれば非常に高い利回りをもたらすエージェントが生まれる事もあります。
3. マイメイトの2種類のエージェントを使い分けよう
ここでは、マイメイトのトレードエージェントと、新たに加わったリピートAIの具体的な違いを解説します。
3-1. 特徴の比較
トレードエージェント | リピートAI | |
---|---|---|
注文方法 | AI判断 | レンジ幅内で注文
レンジはAIが調整 |
保有ポジション数 | 1ポジション | 複数(最大50本) |
注文時間 | 固定 | 24時間 |
損切り決済 | AI判断 | レンジ変更時に可能性有 |
対象銘柄 | 17銘柄 | EUR/GBP
AUD/NZD USD/CAD |
これまでマイメイトでは、過去の相場データとニュース情報を基に独自のトレードをおこなうトレードエージェントのみが利用可能でした。これは、AIが過去の相場や情報を学習し、最適なポジション管理を目指して取引を実行するものです。新たに実装されたリピートAIは、あらかじめ設定されたレンジ幅内で取引を繰り返す、「リピート取引」を行う仕組みが大きな特徴。
また、従来のトレードエージェントの注文時間は固定で、保有可能ポジションは1つなのに対し、新実装されるリピートAIは24時間注文が可能なうえ、最大50本までポジションを保有できます。
なお、従来のマイメイトにもリピート機能はありましたが、AIによる価格予測などは搭載されていませんでした。AIが実装された新しいリピートAIなら、FX初心者はもちろん、経験豊富な投資家にとっても、より効率的なリピート取引を実現するための心強い味方となるでしょう。
3-2. 今後の相場展望を予測
一般的なリピート取引では、あらかじめ設定されたレンジ内で取引が行われますが、相場がそのレンジを外れると、評価損を大きく抱えるリスクがあります。
そのため、多くの投資家は事前に広めのレンジを設定したり、資金に余裕を持たせたりして、レンジ外れのリスクに備える必要がありました。しかし、この方法では常にあらゆる動きを見せる相場に柔軟に対応することが難しく、予測が外れた場合には大きな損失を被る投資家が非常に多かったのが難点です。
これに対して、マイメイトのエージェントはAIを活用し、一ヵ月後の価格を予測しながら、その予測結果に基づいて週に一度レンジ幅を自動で調整します。予測価格が設定されたレンジを超えた場合のみ、レンジが更新される仕組みです。
これにより、相場の変動に追随しながら取引をおこない、リスクを最小限に抑えながら利益を追求できるのが、リピートAIの強みです。
さらに、マイメイトのエージェントは「価格予測」だけに依存せず、ポジション管理の最適化を目指して設計されている点も注目すべきポイント。価格予測は短期的な変動を正確に当てるのが難しい一方で、ポジション管理を重視することで、長期的により安定した運用が実現可能となります。
リピートAIの実力は?
下記は、FX(外国為替証拠金取引)の通貨ペアにおいて、リピートAIを2023年7月から1年間運用した場合のシミュレーションデータです。
※収益率、期間損益等はシミュレーションの結果であり、将来の利益を保証するものではありません。
マイメイトの推奨証拠金は30〜50万円。
評価損益は、保有しているポジションの現時点での価値変動による損益を示しており、含み益や含み損に該当します。
実現損益は、保有していたポジションを売却または買戻しすることで確定された損益のことです。利益確定や損切りに該当します。
シミュレーションデータを見ると、相場環境によって1日単位では短期的にはマイナスに振れることもありながら、中・長期の運用では比較的安定して、右肩上がりに総合損益(累計)が伸びていることがわかります。
人間の判断でチャートや経済指標などの情報を分析して売買の判断を行う裁量トレードと異なり、感情の起伏に伴う判断ミスを排除できるほか、AI(人工知能)を利用した自動売買は相場をモニターする時間的コストが不要になるメリットもあります。
なおかつマイメイトでは、ユーザーがエージェントを選択し、育成するプロセスがあるため、完全に機械任せというわけではなく、ユーザーの選択がトレード結果に影響を与えるという面白さも魅力と言えるでしょう。
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4. 運営企業の信頼性
マイメイトなどのサービスを提供するインヴァスト証券の概要はこちらです。
項目 | 詳細 |
---|---|
商号 | インヴァスト証券株式会社 |
資本金 | 30億円 |
設立 | 1960年8月10日 |
所在地 | 東京都中央区東日本橋一丁目5番6号 |
代表取締役 | 伊藤 誠規 |
従業員数 | 59名(2024年3月末時点) |
主事業 | 金融商品取引法に基づく金融商品取引業 |
加入業協会 | 一般社団法人 金融先物取引業協会
日本証券業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 |
インヴァスト証券は「デリバディブとテクノロジーで資産運用の未来を作る」という理念のもとに、高機能な取引アプリや自動売買ツールなどを提供する資産運用会社です。人気を博すマイメイト以外にも、「テクニカルビルダー」や「チャートメイク」などの革新的なツールで特許を取得しており、その技術力で大きな存在感を示しています。
また、次のようなサービス・製品でも長年の実績があり、多くの投資家から好評を得ています。
- トライオート:設定したルールに沿って24時間FXやCFDの売買を繰り返す資産運用サービス。2024年に10周年を迎えました。
- くりっく365:投資額に応じて手数料が格安になるFX取引所
5. マイメイトの始め方と運用方法
マイメイトの始め方は、口座開設フォームから申し込み手続きいただき、口座開設完了後にマイページにログイン。
マイメイトログイン後にニックネームを登録し、入金してエージェントを選んで取引開始するだけです。
リピートAIの登場により、マイメイトは従来以上に幅広い投資家のニーズに応えられるようになりました。AIによる価格予測とレンジ調整機能により、初心者でも効率的に利益を追求できる環境が整っています。
これからFX自動売買を始めようと考えている方、またはより高度な取引を目指す方にとって、マイメイトのリピートAIは強力なツールとなるでしょう。この新機能を活用し、投資の可能性を広げてみてください。
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【マイメイト リスク・費用などについての重要事項】
本取引は、店頭外国為替証拠金取引であり、元本および利益が保証された取引ではありません。取引通貨の価格および金利等の変動により損失が生じるおそれがあります。また、スワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。
有効比率が一定水準以下となった場合、建玉を自動的に強制決済(ロスカット)いたしますが、本取引は預託すべき証拠金以上の取引が可能なため、急激な相場の変動等によっては、証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがあります。取引を開始されるにあたっては、本取引の仕組みやリスクを十分ご理解いただき、お客様自身の責任と判断で取引していただきますようお願いいたします。
●売買手数料は、新規注文・決済注文ともに無料です。
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●本取引は、通貨ペアの売付けの価格と買付けの価格に差(スプレッド)があり、相場急変時等はスプレッドが拡大する場合があります。
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法人は新規約定日においては新規約定価格に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)です。翌営業日以降においては各通貨ペアの毎営業日の終値に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)を翌営業日に適用いたします。マイメイトのリスク・重要事項については、インヴァスト証券ホームページを必ずご覧ください。
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