はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Coinbase、RippleなどのVCファンド、STO有望プロジェクト"Securitize"へ約15億円を出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

STOの有望株が15億円の資金調達へ
証券トークンのプラットフォームを手がけるスタートアップのSecuritizeが、およそ1300万ドル(約15億円)を資金調達したと発表。出資者はBlockchain Capitalが中心となった他、CoinbaseやRippleのVCファンドなども出資者リストに名を連ねた。

STOの有望株が15億円の資金調達へ

セキュリティートークンのスタートアップであるSecuritizeは、シリーズA(ベンチャー企業の成長段階における資金調達)においておよそ1300万ドルの資金調達を行ったことを発表した

同社は、既存のセキュリティー(有価証券)をブロックチェーン上でトークン化し発行する「セキュリティートークンの発行プラットフォーム」の開発・運営を目指すスタートアップだ。

証券型トークンは、従来の証券に似た性質を持ち、何らかの具体的な資産の裏付けを持っているブロックチェーン上のトークンで、法的には各国の証券法の下で適切に規制されることが予想される。

これまでのICOによる資金調達とは違い、新たな資金調達手段として証券型トークンの新規公開であるSTO(セキュリティトークン・オファリング=Security Token Offering)が注目を集めている。

同社が先月26日に発表したプレスリリースによると、今回の出資はBlockchain Capitalが中心となり、その他の出資団体にはCoinbaseや日本のVCであるGlobal Brain、Ripple社のVCファンドXpringなどが名を連ねる。

SecuritizeのCEOであり共同設立者のCarlos Domingo氏は、今回の出資を受け以下のような声明を発表している。

経験豊富で信用度の高い数々の戦略パートナーから出資を受けることができ、非常に嬉しく思う。彼らは、我々がプロジェクトの開発に注力できるようサポートをするだけでなく、Securitizeをトークン化しDSO(Digital Securities Offering)するための準備にも協力してくれている。

証券トークンの市場は今後、年間で7兆ドル(約800兆円)もの市場規模にまで成長すると推定されているが、Securitizeは現時点で法令遵守への準備が最も整っている有望なプラットフォームであると言える。

シリーズAの資金調達を無事終えた以降、SecuritizeはDSO(Digital Securities Offering)、すなわち自身のプロジェクトの証券トークンを上場させることを2019年に行うことを計画している。

また、今回の出資を率いたBlockchain Capitalの共同設立者であるBrad Stephens氏はSecuritize社の取締役会に参加する予定だとしている。

Securitizeが提供するプラットフォームは、我々Blockchain Capital社がリリースを考えている証券トークン「BCAP」へのニーズにも強くマッチしている。我々はクライアント、または出資者として証券トークンの普及に貢献できるだろう。

とStephens氏は述べている。

11月初旬には、Securitizeが開発したプロトコルである「Digital Securities」を基盤とした電子証券が分散型取引所AirSwapやOpenFinanceのネットワーク上で取引に成功した。

CoinPostの関連記事

不動産トークン化の未来:高級ホテルが「STO」で20億円の資金調達成功
アメリカの高級ホテル資産管理企業が、不動産の一部所有権に裏付けられ、BTCやETHで購入可能な証券トークンの販売を成功させた。業界内でも先見的な取り組みであり、既存資産のトークン化に向けた大きな一歩と言える。
仮想通貨常識を変える、次世代の資金調達方法STOの潜在能力:IPOとの競合の可能性も
昨年のICOブームを経て様々な詐欺的なプロジェクトが溢れた中、新たな資金調達法として注目を浴びるセキュリティトークン・オファリング(STO)。 適応できる分野が広く、規制に準ずる為、その大きな潜在能力に期待が寄せられている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/25 木曜日
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
05:50
マウントゴックスハッキング容疑者関連ウォレット、177億円相当ビットコインを売却か
マウントゴックスハッキング容疑者に関連するウォレットが過去1週間で1300BTCを取引所に送金した。10月以降の総売却額は2300BTCにのぼる。
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧