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保有量は2,391BTCへ拡大
株式会社メタプラネットは3日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを新たに156BTC追加購入し、保有量が2,391BTCに達したと発表した。
今回の購入により、同社の平均取得価格は1BTCあたり約1,247万5,149円、総額298億2,800万円となる。
追加購入分(156BTC)の平均取得価格は1BTCあたり約1,295万2,147円、購入総額は20億2,100万円。2月25日時点で2,235BTC(総額278億800万円)を保有していたが、わずか1週間ほどの期間での買い増しとなった。
メタプラネットは2025年1月に公表した「ビットコイン計画」で、2025年末までに10,000BTC、2026年末までに21,000BTCの保有を目標に掲げており、今後も積極的に追加取得を行う方針だ。
一方、仮想通貨市場は3日未明、トランプ米大統領がデジタル資産に関する大統領令を発動し、「仮想通貨戦略準備金」の創設を指示したことが明らかになった。米SEC(証券取引委員会)にETF(上場投資信託)として上場承認されているビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が準備金の中核となることも確認され、ビットコインは過去24時間で約8%上昇した。
同日メタプラネット<3350>は一時ストップ高となり、株価は前日比で20%上昇。同社が重要な経営指標として位置付けるBTCイールド(ビットコイン保有総額と完全希薄化発行済株式数の比率の変化率)は、2025年1月から3月3日までの当連結会計年度第1四半期で31.8%を達成した。
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