はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米財務長官「政府保有の仮想通貨は売却せず」 ビットコイン準備金設立について発言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資家が注目するポイントは

スコット・ベセント米財務長官は7日、「米国が仮想通貨分野で世界的なリーダーシップを取ることを強く支持している」と発言した。この発言はホワイトハウスで開催される仮想通貨サミットの直前に行われた注目すべきものである。CNBCの「スクワック・ボックス」番組に出演したベセント長官は、米国が仮想通貨をオンショア化し、国内の最良の慣行と規制を活用する必要性を強調した。

この発言は、トランプ大統領が「戦略的ビットコイン準備金」および「米国デジタル資産備蓄」を設立する大統領令に署名した翌日に行われた。ベセント長官はCNBCとのインタビューで、これらの制度は過去に行われてきたように政府が押収したデジタル資産の売却を停止し、それらを準備金として保持するために設立されたと説明した。「今後、準備金のためのビットコイン追加取得の道筋を検討していく」とベセント長官は述べ、「ビットコインから始めるが、全体的な仮想通貨準備金を目指している」と付け加えた。一方、大統領令ではアルトコインに関する備蓄は追加購入を行わないことが明確にされている。

ホワイトハウスで開催された仮想通貨サミットには、政府関係者と仮想通貨業界の代表者が参加し、トランプ政権が就任後最初の100日間で実施した仮想通貨規制緩和策およびビットコイン準備金設立に対して感謝の意を表明した。バイデン前政権下での引き締め政策から、より公正で革新を促進する法的枠組みへの軌道修正が高く評価された。

関連:米国初の仮想通貨サミット、重要進展なし FIFAコイン発表も

サミットでは、FIFAとの連携が強調される一方、トランプ大統領は一般公開されたオンライン配信では、戦略的ビットコイン準備金に関する具体的な追加購入計画への言及は控えめだった。ただし大統領は、大統領令でも指示しているように、準備金のためにより多くのビットコインを購入する新たな方法を模索していくと再度言及し、「今日から、我々は『ビットコインを決して売るな』というモットーに従うことになる」と業界擁護の姿勢を強調した。

一方、ビットコインの今後の追加購入に関して、ホワイトハウスAI・仮想通貨特命官のデビッド・サックス氏は8日、政府がビットコイン保有量を増やすためにゴールド(金)などの準備資産を売却する計画はまだ議論されていないと明らかにした。「そのような話し合いはまだありません」とサックス氏は海外メディアに語った。「オンライン上でそのような憶測が飛び交っているのは承知していますが、最終的には予算中立的な方法でビットコイン準備金を増やすかどうかを決定するのは財務長官と商務長官になります」と付け加えた。

特集:米国の仮想通貨「準備金」構想:トランプ政権・各州の注目点

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧