
ビットコイン準備金について語る
トランプ大統領による戦略的ビットコイン(BTC)準備金設立を受け、本日3月11日(火)日本時間21時45分より「Bitcoin for America」と題したライブストリームイベントが開催される。このイベントでは、仮想通貨政策の今後の展開について議論が行われる予定だ。
注目すべき登壇者には、仮想通貨支持派として知られるシンシア・ルミス上院議員、ストラテジー会長のマイケル・セイラー氏、そしてトランプ支持派の起業家ヴィヴェック・ラマスワミ氏が名を連ねている。ルミス上院議員は自身のSNSで「このイベントは見逃せないものになるでしょう!」と期待を高めるコメントを発表している。
背景には、先週トランプ大統領が「戦略的ビットコイン準備金」および「米国デジタル資産備蓄」を設立する大統領令に署名したことがある。この大統領令は、米国政府が既に保有しているビットコインおよびその他の銘柄を活用して国家的な仮想通貨準備金を確立するもので、トランプ政権の仮想通貨に対する前向きな姿勢を示す象徴的な政策転換となった。
大統領令署名の翌日には、ホワイトハウスで仮想通貨サミットが開催され、政府関係者と仮想通貨業界の代表者が一堂に会した。参加者たちはトランプ政権が就任後最初の50日間で実施した仮想通貨規制緩和策およびビットコイン準備金設立に対して感謝の意を表明。バイデン前政権下での引き締め政策から、より公正で革新を促進する法的枠組みへの軌道修正が高く評価されている。
明日のイベントでは、このような政策転換を受けて、米国の仮想通貨戦略がどのように展開されていくのか、また世界の仮想通貨市場にどのような影響を与えるのかなど、重要な議論が交わされることが期待されている。特に、政府によるビットコイン半永久的保有という前例のない取り組みが、市場や規制環境にもたらす変化について、業界のリーダーたちの見解に注目が集まっている。
特集:米国の仮想通貨「準備金」構想:トランプ政権・各州の注目点