はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットフライヤーやセブン銀行など8社、金融犯罪対策協会を設立 セキュリティ強化に向けた活動へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融犯罪対策協会が発足

暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyer(ビットフライヤー)やセブン銀行など8社は、一般社団法人金融犯罪対策協会を立ち上げる。金融犯罪についての知見を共有し、金融犯罪対策の強化に取り組んでいく。

当初の参加企業は、SCSK RegTech Edge、NTTデータ ルウィーブ、ジンテック、セブン銀行、チェイナリシス・ジャパン、野村総合研究所、ビットフライヤー、Liquidとなる。協会理事長は、ビットフライヤーの法務部長である中崎隆氏だ。

協会は、金融犯罪撲滅を目指し、金融犯罪に関する情報の相互共有、最新の手口や対策方法の共有、また啓発事業や金融犯罪関連の海外法の研究などを主な活動としていく。

ビットフライヤーの加納裕三代表取締役CEOは、次のようにコメントした。

bitFlyerとして、本日の「金融犯罪対策協会」設立に深い意義を感じております。

金融犯罪の被害者を一人でも減らすため、業界全体で協力し、安全かつ透明な金融環境の実現に取り組んでまいります。

なお、ビットフライヤーは昨年6月、神奈川県警刑事部長から感謝状を受け取っている。同社の提供したブロックチェーン解析情報が、ベトナム人グループによる地下銀行の摘発・解体につながったことに対するものだ。

関連ビットフライヤー提供のブロックチェーン情報で犯罪グループ摘発に貢献 神奈川県警から感謝状

金融犯罪対策協会は、以前より活動していた「金融犯罪対策(AML・CFT)研究会」の姉妹団体として設立された。

この研究会は2020年に設立され、3月時点で500名の会員が参加している。組織犯罪、マネロン、テロ資金供与、拡散金融を減らすことについて、有志で研究を行っている私的な団体だ。

これまでに研究会を2か月に1回程度開催しており、FATF(金融活動作業部会)や各国政府の動向、犯罪に関するニュースなどについての共有も行ってきた。

FATFとは

「Financial Action Task Force」の略で、金融活動作業部会と訳される。1989年設立の機関で、マネロン・テロ資金対策の国際基準(FATF勧告)を策定し、その履行状況について相互審査を行う多国間の枠組みのこと。G7を含む37カ国・地域と2地域機関がFATFに加盟しており、FATF勧告は、世界190以上の国・地域に適用される。

北朝鮮関連ハッカー集団が活発

仮想通貨業界をターゲットとした金融犯罪は依然として発生している。

日本では昨年5月、DMM Bitcoinがハッキング被害を受けた。犯行を行ったのは北朝鮮政府が支援するハッカー集団「ラザルス」の下位組織だったことがわかっている。

さらにラザルスは2月、Bybitにも攻撃を行い、約2,300億円相当の資産が流出。同様の事件の中でも過去最大規模となった。

こうしたハッキングについては、侵入の手口やマネロンの手法も分析されているが、今後の再発を防ぐ取り組みが求められるところだ。

関連Bybitハッキング事件の原因 SafeウォレットのAWSインフラへの侵害か

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/14 土曜日
13:55
相次ぐ小規模企業による大規模な仮想通貨投資発表、VanEck専門家は株価操作の可能性を指摘
時価総額数億ドルの小規模上場企業が数百億ドル規模の仮想通貨アルトコイン購入計画を発表する事例が相次いでいる。VanEck専門家は一部を株価操作目的と分析し、投資家に注意を促している。
13:10
ビットコイン保有企業の増加でシステミックリスク上昇=コインベース分析
米コインベースが最新レポートで、現在228社が仮想通貨ビットコインを82万枚保有していると指摘し、こうした財務戦略でシステミックリスクも上昇していると説明した。
11:38
イーサリアム専門家らがETH価格を「大幅に過小評価」と主張、長期目標8万ドルも
イーサリアム技術者らが新報告書でETHを「デジタル石油」と位置付け、ビットコインとの比較で機関投資家向けに大幅な過小評価を訴える。ステーキング収益や供給上限機能により長期的な価値上昇を予測。
10:44
ブラジル下院委員会、ビットコイン戦略準備金法案を可決 
ブラジル下院委員会が仮想通貨ビットコイン戦略準備金法案を可決。外貨準備の最大5%をビットコインで保有する「RESBiT」創設を目指し、中央銀行デジタル通貨の担保活用も検討。
09:50
「ドン・キホーテ」運営のPPIH、オンチェーンでデジタル証券発行へ 若年層支援の仕組み
ドン・キホーテ運営のPPIHは、セキュリタイズジャパンと提携し若年層支援の仕組みを持つデジタル社債を発行する。majicaポイントなどで利息支払いし、若者に特典を付与する。
09:30
ソラナ現物ETF承認へ前進か、複数企業がSEC要請でS-1書類を修正提出
米SEC要請を受けフランクリン・テンプルトンやフィデリティなど複数企業がソラナ現物ETFのS-1書類を修正提出。ステーキング機能組み込みも検討され承認に向け前進。
08:20
ホスキンソン氏、エイダをビットコインやステーブルに替えることを提案
カルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏は、1億ドル相当の仮想通貨エイダをビットコインや複数のステーブルコインに替えることを提案。背景や目的を説明し、売り圧を懸念する声にも応えている。
07:30
現在最注目の仮想通貨関連法案、来週火曜日に米上院で最終採決見込み
米上院が来週火曜日にステーブルコイン規制法案「GENIUS法」の最終採決を実施。米ドル裏付け義務化や年次監査要件など包括的な規制枠組みを設定する重要法案の行方に注目。
07:05
今年最大規模の流入、ビットコイン長期保有ウォレットに3万超BTC=アナリスト分析
月11日にビットコイン蓄積ウォレットへ3万BTC以上が流入。2025年最大規模で、史上最高値圏でも長期投資家の積極的な買い増しが継続している状況が明らかに。
06:30
ウォルマート・アマゾンが独自ステーブルコイン検討、競争激化でビザとマスターカード株価急落
米大手小売企業がステーブルコイン発行を検討中。年間数十億ドルの決済手数料削減が狙い。競争激化でビザ・マスターカード株価下落、大手銀行も共同発行で対抗策を模索している。
05:55
米ナスダック上場企業、1000億円規模のビットコイン購入を計画 SPAC調達で
著名仮想通貨投資家ポンプリアーノ氏がProCapBTCのCEO就任を協議中。SPAC合併により750億ドルを調達し、全額ビットコイン購入に充当する計画が明らかになった。
05:35
米SharpLink Gaming、670億円でETH大量購入 イーサリアム財団に次ぐ世界2位の保有企業に
米上場企業SharpLink GamingがETH176,270枚を670億円で購入し、イーサリアム財団に次ぐ世界第2位の保有企業となった。Consensys主導の私募増資で最大ETH保有戦略を推進。
06/13 金曜日
21:13
​​セガとDJTが満を持してリリースする『魁 三国志大戦』 BCGの新潮流を切り拓けるか?
セガの「三国志大戦」がWeb3テクノロジーを取り入れた新作『魁 三国志大戦』として生まれ変わった。CoinPostでは、開発を担うdouble jump.tokyoの創業者である上野 広伸氏にインタビューを実施。開発背景や作品の魅力を語ってもらった。
18:35
MEXC関連企業、ソラナ開発者育成で新プログラム アジア太平洋地域で展開
MEXC IgniteXとSuperteamが戦略的提携を発表。Solana Summit APACで「IgniteX Solana Talent Lab」を始動し、APAC地域のブロックチェーン人材育成を推進。
17:00
超富裕層の投資戦略が大転換、株式から仮想通貨などへシフト=BNYレポート
米大手金融機関BNY Mellonが公開した最新のファミリーオフィスの投資動向調査レポートで、超富裕層による投資戦略の大きな転換が明らかになった。上場株式への投資から、プライベート市場や仮想通貨を含むオルタナティブ投資へと積極的なシフトが進んでいる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧