
ビットコインを財務資産と採用
米ゲーム小売大手ゲームストップは25日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)投資方針を正式に発表し、第4四半期の決算報告で取締役会が全会一致でビットコインを財務準備金として承認し採用したことを伝えた。
同社は今回、投資方針を更新し、ビットコインおよび米ドル建てステーブルコインへの投資を可能とした。仮想通貨投資に関連するリスクを認識しつつ、新たな資産戦略を打ち出した格好だ。
資産運用企業ストライブのマット・コールCEOが先月、ゲームストップのライアン・コーエンCEOに書簡を送付。50億ドル近い現金保有を背景に、ビットコイン投資を積極的に提案し、マイクロストラテジーのような「ビットコインスタンダード」の採用を推奨した。
業界内では、事業の苦戦と株価低迷を受け、代替資産への投資を模索する動きが顕在化。ゲームストップは、ビットコイン保有を通じて、新たな収益源と企業価値の再構築を目指している。
一方、マイクロストラテジー(現:ストラテジー)は今週月曜日、6,911 BTCを追加購入し、保有額を506,137 BTCへと増やした。また、日本のメタプラネットも積極的に買い増しを実施し、24日に150 BTCを購入したと発表した。