WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットワイズCEO、仮想通貨の「4年周期」終焉を指摘 機関投資家主導の新時代へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 従来の「3年上昇・1年下落」周期が昨年の市場下落で崩壊したと主張
  • 機関投資家の参入と決済需要が市場の新時代を牽引

4年周期の法則が崩壊、機関投資家主導の新構造へ

米仮想通貨資産管理会社ビットワイズの共同創設者兼CEOであるハンター・ホースリー氏は7日、仮想通貨市場を長年規定してきた「4年周期」が決定的に終焉したとの見解を示した。マイアミで開催されたカンファレンス「コンセンサス2026」でのThe Blockのインタビューにおいて、同氏は投資家に対し、従来の周期パターンに基づいた市場回復を待つべきではないと提言した。

同氏は、3年間の上昇相場と1年間の下落相場が繰り返されるという4年周期の法則について、昨年の相場が下落したことでそのパターンが完全に崩れたと指摘した。現在の局面をウィンストン・チャーチルの言葉を引用して「序盤の終わり」と表現し、過去のパターンや直感が通用しない新しい市場構造への移行を強調した。

「周期終了説」は、ビットワイズのマット・ホーガンCIOが2025年7月に提唱した見解と一致している。これは、半減期の影響力低下などを同社が長期にわたって一貫して分析してきた結果を裏付けるものだ。ホーガン氏は当時、2024年のBTC半減期の影響力の低下やETFの成長、さらにはトランプ政権下での規制進展などが、市場の安定化と機関投資家化を推し進める要因になると分析していた。

新たな市場の章では、仮想通貨ネイティブ企業よりも、モルガン・スタンレーのような伝統的な金融巨頭が重要な役割を果たすようになるとホースリー氏は述べている。また、発行残高が3,000億ドルを超えたステーブルコインが、アルトコインと同等の注目を集めている現状も、市場環境の変化を象徴しているという。

関連記事:モルガン・スタンレー、E*Tradeで仮想通貨現物取引を開始 860万顧客に拡大へ

モルガン・スタンレーが5月6日、E*Tradeプラットフォームで仮想通貨現物取引のパイロット提供を開始。手数料は50bpでコインベースやロビンフッドを下回り、年内に全860万顧客への開放を目指す。

ビットコインの金融商品化と決済手段としての再評価

さらに、ホースリー氏は、マイクロストラテジーが提供するビットコイン担保の優先株商品「ストレッチ(STRC)」を「圧倒的な存在」と高く評価した。同氏は、ビットコインを担保にした固定利回り商品の仕組みが今後12ヶ月以内に業界全体へ普及し、ビットコインが固定利回り市場へ浸透する重要な契機になると予測している。

ビットコインの決済手段としての側面についても、ホースリー氏は「価値の保存」としての議論が一段落したことで、決済利用が復活する前提条件が整ったとの見方を示した。世界で数億人の保有者が存在し、資産価値に対する合意が形成されたことで、近い将来に決済分野での新たな展開が始まると予見している。

関連記事:VanEckが強気予測、「ビットコインが5年以内に100万ドルに」 根拠は?

VanEckのマシュー・シーゲル氏がCNBCで、ビットコインが5年以内に100万ドルに達する可能性があると披露。若い世代の投資意向や中央銀行によるBTC購入開始を根拠として挙げており、ビットワイズなど他社も同様の予測を示している。

さらに、ホースリー氏は、最大手ブラックロックの参入については、業界全体の信頼性を高める「上げ潮」として歓迎する姿勢を示した。ビットワイズのような専門特化型の企業にとって最大の障壁は競合他社ではなく、仮想通貨への参入を躊躇する心理的ハードルであるとし、今後も機関投資家による採用拡大が続くと見ている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/09 日曜日
09:25
週刊仮想通貨ニュース(8/7)|スペースX決算・相場分析・金融庁の規制対応のまとめ
今週は、スペースXの上場後初の四半期決算、アーサー・ヘイズ氏やクリプトクアントなどによる仮想通貨ビットコインなどの相場分析、金融庁の規制対応に関する記事が関心を集めた。
08/08 土曜日
14:00
ブラジル中銀、仮想通貨送金に最大24時間の遅延義務付け
ブラジル中銀は8月7日、詐欺対策として一部の仮想通貨送金を最大24時間遅延させる新規則を発表した。来年施行され、1万ドル超の海外仮想通貨企業や自己管理ウォレットへの送金が対象となる。
13:00
ロシア当局、ウクライナ発詐欺に関与した違法仮想通貨交換所を摘発 20人超拘束
ロシア当局がモスクワ・シティで違法な仮想通貨交換所9カ所を摘発し20人超を拘束した。ウクライナ拠点の詐欺で盗まれた資金の送金に利用されていた。
11:20
サークル、USDCとCCTPをXレイヤーに導入
ステーブルコイン発行企業サークルが、USDCと相互運用プロトコルCCTPをOKXのXレイヤーに導入したと発表した。仮想通貨取引所OKXの利用者はドル建て資産のクロスチェーン移動や分散型金融での活用が可能になる。
10:30
ビットコインのeCashフォーク、8月23日から3段階で開始
ビットコイン開発者ポール・シュトルク氏が、8月23日開始のeCashハードフォークを3段階に分けて実施すると発表。GMOコインはBTC関連サービスの一時停止を予告した。
09:55
クリーンスパーク26年4-6月期決算、売上高30%減 BTC評価損で純損失
仮想通貨採掘企業クリーンスパークが2026年4-6月期決算を発表。売上高は前年比30.5%減少した。一方で大手テック企業から約1兆円のデータセンター契約を獲得している。
09:35
トランプ・メディア、クリプトドットコムとの仮想通貨事業を縮小
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループが、クリプトドットコムおよびヨークビル・アクイジションと進めていたクロノス関連のトレジャリー企業設立計画を撤回した。予測市場統合計画も縮小し、核融合エネルギー企業TAEとの合併など本業に集中する方針だ。
08:22
BTC専門ウォレットのコールドカード、データの取扱方針を一時変更
仮想通貨ビットコインのウォレットのコールドカードを提供するコインカイトは、資産の流出事案についてデータの取扱方針に変更があると発表。変更の内容や対応について説明した。
08:05
15年間休眠のビットコインが移動、平均取得単価は約10ドル
2011年から15年間動きのなかった49.97BTCのビットコインが2026年8月6日に移動し、送金先は機関投資家向けプライムブローカーのファルコンXに関連するアドレスだったことが判明した。売却の確証はないが、資金集約の可能性がある。
07:20
米財務省、イラン仮想通貨取引所2社を制裁
米財務省がイラン関連の仮想通貨取引所シェルビットとアバンテザー、創設者のカイヴァンプール氏を制裁した。IRGCへの資金供与や制裁回避への関与が理由で、関連取引所との取引には注意が求められる。
06:25
グレースケール、イーサリアム・ミニETFの保有ETHを実質全量ステーキングへ
グレースケールが「イーサリアム・ステーキング・ミニETF」の信託契約を改訂し、税務条件成立後に保有ETHの実質全量をステーキング可能とした。報酬は現金化され株主に分配される。
06:02
延期されたクラリティー法案、上院が採決日を9月中旬に調整へ
米上院は仮想通貨市場構造法「クラリティー法案」の8月内の採決を見送り、9月に持ち越した。9月15日を軸に共和党と民主党の交渉が続く状況を伝える。
05:00
トランプ大統領発言、「仮想通貨主導権は中国に渡さない」
トランプ米大統領は仮想通貨分野で米国が中国などに主導権を譲らない姿勢を示すとともに、家族の仮想通貨事業に対する倫理規定案に反論した。クラリティー法案の上院採決は9月に持ち越される見通しだ。
08/07 金曜日
18:25
韓国アップビット、ミームコインBONK上場廃止 9月7日終了
韓国最大手取引所アップビットが、セキュリティ問題の未解消を理由にミームコインBONKの上場廃止を発表した。取引は9月7日15時に終了し、出金は10月7日まで対応する。7月の取引注意銘柄指定を経た措置。
18:05
なりすまし詐欺広告、金融庁など7省庁がSNS運営5社に対策要請
警察庁や金融庁など7省庁は2026年8月7日、著名人になりすました投資詐欺広告への対策強化を、グーグルやメタなどSNS運営5社に要請した。自民党も5月に対策提言をまとめており、本人確認や広告透明性の徹底を求める。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧