CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン下落に米テック株との相関性・月末のXRP(リップル)大量送金に慌てるべきではない理由とは|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

ビットコイン下落に、米国市場との相関性

ビットコインテクニカル分析

399億円にも及ぶXRPの送金 慌てるべきではない理由とは?

NEOのブロックチェーンが停止?エクスプローラーの誤作動かは不明

金融市場と仮想通貨

本日の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均株価 ドル円
1/23(水) 24,404ドル(-301) 20,593円(-29) 109.63円(+0.3)
1/24(木) 24,575ドル(+171) 20,574円(-19) 109.69円(+0.6)
1/25(金) 24,553ドル(-22) 20,773円(+198) 109.76円(+0.7)
1/28(月) 24,737ドル(+183) 20,649円(-124) 109.41円(-0.35)
1/29(火) 24,528ドル(-208) 20,664円(+15) 109.43円(+0.02)

昨日大きな下落を伴い、2019年の年初来安値を更新したビットコインは、29日も下げ止まらず下落を継続、米ドル建で3400ドルを割った。

昨日から下落の流れを見ていくと、今回の下落の開始地点で、米国株式市場が下落しており、これまで相関性が度々指摘されていた米テック株の動きに同調していることがわかった。

仮想通貨市場などにも関係するエヌビディア(NVDA.O)も、第4四半期の売上高見通しを5億ドル下方修正したことを嫌気して13.82%急落して取引を終えており、マイニング関連で厳しい状況にある半導体関連の株式の動きが仮想通貨にも波及した可能性がある。

エヌビディアは、2018年の第3決算時、画像処理ユニット(GPU)の仮想通貨マイニング目的での需要が大きく減少していることを明かしており、過剰在庫の状況が業績を圧迫、問題視していた。

テクニカル分析

28日に急落を見せたビットコイン価格の影響で、仮想通貨市場は全面安。NEM(XEM)が一時4円台に突入するなど、投げ売りの様相を呈している。

ビットコイン価格は、ペナント下方ブレイク後の下落から一旦下げ止まったものの、反発の力はいかにも弱い。

フィボナッチ78.6%の3460(37.8万円)を割り込みかけての「リターンムーブ」で回帰できるかが一つの焦点となるが、サポレジ転換して上値抵抗戦と化した場合は、チャネル下限に接触する「3400ドル(37.2万円)」が節目の一つとなる。

これを明確に割り込んだ場合、2018年以降の最安値である34.5〜35万円を試しに行く可能性があるため、警戒したい。

一方、各種の指標やbitFlyerの乖離率-0.8%にあり、新規売りは建てにくい状態にある。3400ドル付近のプライスアクションで慎重に判断したい。

なお、直近1週間のL/S比率では、仮想通貨市場の急落に伴いショートが増える中、ロングポジションも急増していることが確認できる。割安感から”アンカリング効果”で買いを入れている可能性も考えられるため、ポジションチェッカーなどで建値を確認しておく必要がありそうだ。

lschecker

月末のXRP(リップル)大口送金で慌てるべきではない理由

月末にあたる29日、大口の動きをトラッキングするBOT「Whale Alert」が、計3件、12億4900万XRPにも及ぶ大口送金を報告した。

内約は以下の通りだ。

初回送金は、392,834,643XRPが2件、Ripple OTCアカウントからの出金。

3回目の送金は、Rippleのアカウントから海外取引所Bitstampのアカウントに送られたものだ。

日本円にして399億円にも及ぶ送金だが、月末のXRP送金には安易に危険視しない方がいい。

というのも、Ripple社は、OTC取引を通じて機関投資家へのXRP販売を行なっており、これまでの送金の傾向上、月末での入出金が多く見られている。

今回はOTCアカウントからの送金が確認された事例だが、過去にはRipple社のエスクローアカウントなどが関わる送金も確認されている。これらの動きは、Ripple社のXRP販売とロックアップなどの動きが関連している可能性が高いと見られている。(公式の発表はなし)

今回の3件目にあたるBitstampへの送金に関しては、現状不明ではあるが、海外ユーザーのコメントでは、xRapidの顧客でもある同社への販売である可能性が指摘されている。

2017年第4四半期にリップル社は、暗号学的に保証された、エスクロー(商取引の際に信頼の置ける第三者を仲介させて取引の安全を担保する、第三者預託)アカウントに550億XRPをロックアップ。これによって、全体流通量の13%のみにアクセスできる仕組みを取っている。

これが毎月10億XRPのロックアップ期限を迎え、トークン販売などに当てることができるが、これまでの傾向上、満額の利用はなく、その多く(余った分)が再度55ヶ月のロックアップに回される。

これらの動きにより大量送金履歴画ブロックチェーン上で確認されたことになり、月末から月初にかけてRipple社のアカウントに関連した送金履歴へと繋がっている。

大口の送金が確認された場合も、冷静に対処することが必要となる。

NEOのブロックチェーンが停止?

仮想通貨NEOは、NEO Trackerで確認すると、12時間前が最後の3,293,298 ブロックで生成が止まっていることが判明した。

redditのコメントによるとNEO Trackerは、誤作動しており問題なくブロック生成しているとのコメントもあり、現状状況が定かではないが、ブロック生成が確認されていない状況の進展には、注意したい。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧