- 仮想通貨ビットコインが暴落
- 仮想通貨ビットコインが一時7000ドルを割れるなど10万円幅以上暴落した。リップル(XRP)やイーサリアムなど、コンセンサス期待で高騰していたアルトコインも全面安となっている。
仮想通貨ビットコインが暴落
ビットコインは、天井圏で先日形成してた三尊形状のネックライン割れもあり、大幅下落を引き起こした。85万円付近から73万円まで最大12万円幅急落。その直後に、今度は下がりすぎた反動で、急激な7万円幅のリバウンド(反発)により80万円台回復を見せている。
BTCは、約2ヶ月間で4,000ドルから8,000ドルに高騰するなど過熱感が強まっていたほか、世界最大級のカンファレンス「コンセンサス2019」の閉幕に伴い、思惑で暴騰していたアルトコインの利確売りが先行したことも一因として挙げられる。
日本時間12日8時頃には、bitFlyerでCB(サーキットブレイク)を起こすほどの暴騰を記録したビットコイン。先日までロング有利に傾いていた需給面でも、finexのLS比率が現渡しで大幅解消され、16日に比率が再逆転したとの指摘があるほか、bitFlyerでもマイナス乖離からプラス乖離が常態化して、最高値圏ではSFDが発動するほどの変化を見せていた。
BitMEXでは、2億5000万ドル(270億円)規模のロング清算が入ったことが確認されている。
Two hundred and fifty million dollars in liquidated longs on Bitmex. pic.twitter.com/Nncar5KC6Y
— Bitfinex’ed (@Bitfinexed) 2019年5月17日
大きな調整を挟んだとは言え、2018年最重要ラインの6,000ドルを大きく上回る水準で推移していることから、ここを明確に割り込まない限りは「中・長期的な上昇トレンド転換」が期待されている仮想通貨市場。今後も相場の乱高下には注意が必要だと言える。