はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン高騰で急拡大する機関投資家需要|OTC取引の出来高は2日間で100億円超え

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2日間で出来高が100億円超え|機関投資家から高まる需要
機関投資家によるビットコイン(BTC)などの仮想通貨需要が、1年間で2〜3倍まで増加したことが仮想通貨取引プラットフォームGenesis Trading社XEOの見解で明かされた。

機関投資家からの需要は1年で2〜3倍増加

ヘッジファンドや資産運用企業など機関投資家からの仮想通貨に対する需要が過去12ヶ月で2倍から3倍に拡大していることが仮想通貨取引プラットフォームGenesis Trading社のCEOの話で明らかになった。

ビットコイン価格は昨日だけで前日比10%ほどの急騰を見せ、一時150万円台に到達するなど522日ぶりの高値を付けた。しかしその後、本日午前5時ごろには15分ほどの短時間でおよそ25万円ほどの急落を記録するなど、ボラティリティの高い局面が続いている。

機関投資家向けの仮想通貨取引プラットフォームGenesis Trading社のCEOであるMichael Moro氏は米経済番組のCNBCに出演して、ビットコイン特有のボラティリティについて以下のように言及した。

ビットコインのさらなる価格上昇を望む投資家からしても、1週間の短期間で60%近く価格が上がることは好ましい傾向ではない。15分ほどで2,000ドル近くも価格が急落するのは、正常な状態にあるとは言い難いが、ビットコインではそのような傾向も度々散見される。

ビットコインの価格変動が強調される背景には、年初来で+250%以上の騰落率を見せてる上昇相場がある。

またMoro氏は、ビットコインがこれまで重要視されてきた10,000ドルの心理的ライン突破について、以下のように見解を述べた。

リブラの発表がビットコイン価格に与えた影響は、あまり大きくないだろう。

フェイスブック社の発表前からビットコインは年初来+200%近い水準にあった。一般投資家に対し、法定通貨のように特定機関に依存しない「価値の保存手段」が存在することを認知させる成果にはつながったかもしれないが、弊社が対象とする機関投資家への影響は軽微に留まる印象を受ける。

このように語りながらも、Moro氏は機関投資家からの仮想通貨に対する需要は、過去12ヶ月で2〜3倍まで拡大していると述べ、特に直近2日間ではOTC取引のみで1億ドル(約107億円)相当の出来高が見られたと指摘。機関投資家から高い注目度を集めている点を挙げた。

さらに、現段階ではまだ少数ではあるものの、徐々に機関投資家の中でも基金ファンドや私立校のファンドなどから、仮想通貨の現物に手を出し始めている実状を明らかにした。Moro氏のこのような発言は、今年特に顕著になり始めているトレンドを表す発言で、実際今年3月には世界有数の名門校であるハーバード大学基金がブロックチェーン企業のトークン購入を行っていたことや、2月には米国の年金基金が仮想通貨に投資した事例などが大きな反響を呼んだ。

また先日、大手金融機関JPモルガンが公開した報告書では「仮想通貨市場における機関投資家の影響は想定されているより高い」ことが結論付けられた。

4月からの約3ヶ月のみで+200%以上の記録的な高騰を続けるビットコイン価格が、2017年相場を彷彿とさせる見方が強まっているが、ビットコインのグーグルトレンドなどを参照すると、検索ランキングは2017年後半には大きく及ばない。

このような傾向やMoro氏の語る機関投資家からの取引量増加を受け、今回の上昇相場には機関投資家の比重が高まっていると言えるかもしれない。

関連記事

ビットコイン(BTC)150万円達成後の急落、フェイクニュースと取引所のサーバー停止が影響か|仮想通貨朝市況
ビットコインは522日ぶりの高値を更新するも、複数の状況が影響して価格が乱高下した。(150万円まで一時高騰、その後25万円幅の大きな反落)。上昇と下落の背景とは?
「今回のビットコイン(BTC)高騰は2年前のバブルとは本質的に異なる」米機関投資家向け仮想通貨企業が分析
機関投資家向けのプラットフォームSFOXが2年前との違いを指摘した。Facebook発の独自仮想通貨リブラやBakktの好材料に加え、国際金融市場の情勢もBTCに追い風となっている。
CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/08 土曜日
13:45
仮想通貨関連のAIエージェント市場、ピークから2兆円の時価総額消失
仮想通貨・ブロックチェーンにおけるAIエージェント市場はここ3週間で2.1兆円の時価総額を失い、急激な下落が続いている。
12:55
SBI、仮想通貨事業で過去最高収益 取り扱い銘柄も拡充へ
SBIホールディングスの第3四半期決算で仮想通貨事業が過去最高益を達成。DMM Bitcoin統合や日本初のUSDC取扱いなど事業拡大を加速している。
11:10
ソニーのソニューム、初の音楽NFTコレクション販売開始
ソニーブランドのソニュームは7日、Web3レーベルCoop Recordsと提携し、東京を拠点とするプロデューサーNUU$HIの未発表楽曲を含む初の音楽NFTコレクションを公開した。
10:05
米ドル覇権の強化狙うか、ステーブルコイン規制法案 米両院で推進
米下院金融サービス委員会が米ドル建てステーブルコイン規制枠組みの草案を発表した。上院でも超党派による法案が提出された。
09:15
ビットコイン10万ドル突破後反落、米雇用統計とインフレ予想の影響|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、米雇用統計が市場予想を下回ったことを受け、金融引き締めリスクが後退したことで上昇し、一時的に10万ドルの大台を突破した。しかし、トランプ米大統領が新たな関税政策を示唆するなどを受けビットコインは反落する展開となった。
08:15
公的資金のビットコイン投資、米国17州で法整備進む
フロリダ州を含む米国の複数の州で、公的資金による仮想通貨ビットコイン投資を可能にする法案の提出が相次いでいる。
07:25
ブラックロック、米ストラテジーの株を5%保有
ブラックロックが24年12月末時点でストラテジーの株を5%保有していることを報告。両社は仮想通貨ビットコインなどの投資家から大きな注目を集める企業である。
06:45
アークインベスト、ソラナが開発者数・処理性能で存在感 イーサリアムを上回る
ARK Investが4日に公開した「Big Ideas 2025」によると、2024年の新規仮想通貨開発者数は3.9万人を超え、そのうちソラナが7,625人と最多を記録し、イーサリアムのメインネットを上回った。
06:10
超富裕層の投資家グループTiger21、9000億円以上を仮想通貨に投資
富裕層投資グループTiger21がビットコインなど仮想通貨にゴールドの代替として注目。ポートフォリオの1-3%を配分していると明かした。
02/07 金曜日
18:00
Web3時代のアニメ革命  Azuki発「Animecoin」が描く未来図とは
人気NFTプロジェクト「Azuki」が主導するAnimecoinが、独自レイヤー3ブロックチェーン「AnimeChain」を基盤に、アニメ業界の構造改革に挑む。2030年に600億ドル規模まで成長が予測されるアニメ市場で、ファンとクリエイターの新たな関係性を構築する「フルスタックアニメ戦略」の全容に迫る。
18:00
トランプ夫人のミームコイン「メラニア(MELANIA)」とは?買い方を解説
トランプ夫人メラニアが発行した仮想通貨「MELANIA」の特徴、価格動向、購入方法、将来性、投資リスクを解説。Solanaチェーン上で展開される話題のミームコインを明らかにします。
14:00
トランプ大統領のミームコイン宣伝は連邦法違反か、米非営利団体Public Citizenが調査要請
米消費者権利擁護団体Public Citizenが、トランプ氏によるTRUMPコインの宣伝行為が連邦法に違反する可能性があるとして、司法省と政府倫理局に調査を要請。外国からの贈与に関する懸念にも言及した。
13:20
VanEck予測、ソラナの価格が2025年末に520ドルに達する可能性 M2マネーサプライの視点から
米大手資産運用会社VanEckは、仮想通貨ソラナの価格目標を2025年末に520ドルと予測している。この予測は、ソラナがスマートコントラクトプラットフォーム市場における年末時点での市場シェアを基に評価されている。
11:34
米雇用統計控えビットコイン揉み合う、暴落局面の韓国市場では大規模な資金移動観測か
ビットコインなど仮想通貨市場は米雇用統計の発表を控え様子見ムード。トランプ政権下での米中貿易摩擦懸念から投資家心理は悪化する一方、ETFへの現物償還オプション検討や韓国市場でのXRP(リップル)買い需要など、注目材料も浮上している。
10:50
ドイツ右派政党、ビットコインなど仮想通貨の大幅規制緩和を掲げる 解散総選挙で
ドイツ総選挙を前に、右派政党AfDがビットコインなど仮想通貨の規制緩和を公約に掲げた。CBDCには反対姿勢を示している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧