はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米金融大手JPモルガンの元要職:仮想通貨市場は今後遥かに大きくなる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場はさらに大きくなる
米金融大手JPモルガンのトレーディングデスクを牽引していたMasters氏は、「金融市場のエコシステムにおいて、仮想通貨がどの部分を担うのかが重要であり、現在よりも遥かに大きな規模になり得る。」と考え、期待を込めました。

金融市場の大御所が予想

以前、米金融大手のJPモルガンで”世界的な”トレーディングデスク”を率いていた「Daniel Masters」氏は、仮想通貨が金融革命を起こすと予想しています。

Masters氏は現在、デジタル投資銀行「Coinshares」の会長と、「Global Advisors」の最高投資責任者を兼任しています。

氏は、Bloombergのインタビューで、インターネットがニュースの民主化に影響を与えたのと同じように、分散型台帳技術がP2P取引の民主化に影響を与えていることを解説しました。

準備預金制度の漏洩問題

Bloombergは、銀行預金の一部だけが資産を担保に保証されている「準備預金制度」の漏洩問題について問い掛けました。

Masters氏は、「少なくとも現時点では、仮想通貨がレバレッジにおいて漏洩の原因となることはない」と述べ、過去5年間にデジタルアセットが存在した「レギュラトリーサンドボックス(政府が革新的な新事業を育成する際、現行法の規制を一時停止する規制緩和策)」環境についても言及しました。

氏によれば、10億〜100億ドル(約1100億〜1.1兆円)規模のエコシステムは「主要な金融制度において実験的である」とされています。

しかし、仮想通貨市場の時価総額が1兆ドル(約110兆円)規模まで上昇したことと、関連ニュースの急増に伴い、各国の中央銀行や政府も無視できない存在になっています。

現時点では漏洩の心配はありませんが、将来そのようなことがないとも限りません。

また、国際通貨基金(IMF)局長の「Christine Legarde」氏は、「仮想通貨が経済に対する”直接的な危険性”はないだろう。」と発言しています。

仮想通貨市場はさらなる成長を遂げる

Masters氏は、「仮想通貨と米ドル/英ポンドの関係性」を”金融制度のデスマッチ”としては認識していません。

彼は「金融市場のエコシステムにおいて、仮想通貨がどの部分を担うのかが重要であり、仮にそれが”全体に対して5%の割合”であったとしても、市場規模は現在よりも遥かに大きな規模になり得る。」と考えています。

Masters氏は、パッシブ戦略(市場平均と同程度の運用成績を目指した運用戦略)とアクティブ戦略(ベンチマークや市場平均を上回る運用成績を上げることを目指した運用戦略)の両方を駆使することで、ICOを含む「8億ドル(約870億円)以上の仮想通貨資産」を管理。

ICO詐欺を避けるために、小規模なICOの3%未満しかフィルターを通さない「多段式のスクリーニング」を勧めています。

CoinPostの関連記事

米GS:デジタルアセット部門のトップに大物雇用で仮想通貨デスクの期待が再燃
世界最大手の金融機関「ゴールドマン・サックス」が、デジタルアセット戦略の一貫としてクオンツファンドのSVPを務めたJustin氏をNY証券部門トップに起用したことを受け、仮想通貨資産のトレーディングデスク思惑が再燃しています。

Cryptocurrency Market Will Get ‘Much Bigger’: Former JPMorgan Banker

April 22, 2018 by Gerelyn Terzo

参考記事はこちらから
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/07 水曜日
13:20
メタプラネット、ビットコイン76億円分を追加購入 保有数は5,555BTCに
メタプラネットは暗号資産(仮想通貨)ビットコイン 555BTCを追加購入し、累計5,555BTC保有を達成。購入価格や資金調達戦略など最新情報を詳しく解説します。
12:02
手塚ユニバース公認クリエイターに中川翔子が就任 二次創作イラスト入賞作品はNFT化や商業化チャンスも
マルチクリエイターの"しょこたん"が手塚治虫キャラクターの描きおろしイラストを制作、93万人のXフォロワーを持つ影響力で注目度アップ—鉄腕アトムやブラックジャックなど100キャラクターを題材にした二次創作募集イベントは5月29日まで、入賞作品はNFT化と商業化も。
11:53
前週末にかけて下落したビットコイン、一転して急上昇 米州準備金法案の初成立を受け
FOMCを控えたトランプ関税懸念で下落貴重だった仮想通貨ビットコインが高騰した。背景には、ニューハンプシャー州が米国初の仮想通貨準備金設立を決定、州財政から最大5%の投資可能になった発表がある。中国との関税交渉進展も材料視される展開となった。
10:33
ビットコイン急騰、米ニューハンプシャー州で仮想通貨備蓄法案成立 |仮想NISHI
米国の州レベルで初となるビットコインを資産クラスとして正式認定したことで市場価格が大幅上昇した。公的資金の5%以内で投資を可能にする法案に買い需要が反応、同コンセンサスアルゴリズム銘柄も連れ高とみられる。
10:11
CZ氏「ビットコインは最大100万ドルまで上昇する可能性」
仮想通貨取引所バイナンス前CEOのCZ氏は、ビットコインは現在の相場サイクルで最大50万ドルから100万ドルまで上昇する可能性があると強気予想した。独占インタビューで質問に答えた。
08:39
米州初、ニューハンプシャーが仮想通貨準備金の創設を認可
米ニューハンプシャー州の知事は、同州がビットコインなどの仮想通貨やゴールドなどの貴金属に投資できるようにするための法案に署名。米州が仮想通貨準備金の創設を認可する初の事例となった。
05/06 火曜日
16:40
「金銭的利益を得ておらず」トランプ大統領、ミームコインでの収益疑惑を完全否定
トランプ米大統領がNBCインタビューでTRUMPミームコインからの利益獲得を強く否定した。一方、トークン保有者向け晩餐会には倫理的懸念が高まり、強く批判されている。
12:15
イーサリアムL2、完全分散化前に必要なプルーフシステム堅牢化とは ヴィタリックが提案
仮想通貨イーサリアム共同創設者のブテリン氏は、L2ロールアップの完全分散化に向けた課題を指摘。リスク分析を行い、証明システムの堅牢性強化が先決と述べている。
10:20
イーサリアム投資商品に2週連続資金流入、全体で2900億円の新規投資
仮想通貨イーサリアム関連投資商品への資金流入が2週連続で続いている。また、デジタル資産商品全体では週間約2900億円の投資を記録した。
05/05 月曜日
23:25
マイケル・セイラーのストラテジー社、260億円相当のビットコインを追加購入
セイラー氏率いるストラテジー社は5月5日、1,895BTCのビットコインを追加購入したと発表した。購入額は約260億円に相当。
18:45
ルミス議員「ビットコイン法こそ米国の債務危機を解消可能する唯一の手段だ」
シンシア・ルミス米上院議員が36兆ドルの国家債務の解決策としてビットコイン法を提唱した。トランプ大統領による支持に言及すると同時に、現在米国の債務危機が深刻化していることに警鐘を鳴らした。
15:30
ミームコインのトレンド、2025年の注目銘柄から投資リスクまで
暗号資産(仮想通貨)ミームコイン市場が7兆円突破。DOGE・SHIB・TRUMP・FARTCOINほか主要銘柄の特徴を一覧で解説。
12:30
「米国政府によるビットコインの追加購入は考えにくい」アーサー・ヘイズが見解示す
米トランプ政権のビットコイン準備金政策について、元BitMEX CEOのアーサー・ヘイズ氏が見解を示した。イーサリアムなどアルトコイン市場の見通しについても発言している。
12:16
米アリゾナ州のビットコイン法案、議員は再提出の意向示す
アリゾナ州知事がビットコイン法案に拒否権を行使したことを受けて、ロジャーズ議員は再提出の意向を示した。仮想通貨コミュニティからも知事への反論が続出している。
12:00
Jupiter(ジュピター)の使い方
ソラナエコシステムの最前線、スワップアグリゲーター『ジュピター』の特徴とJUPトークンのステーキング方法、ローンチパッドLFGの詳細を解説します。国内暗号資産(仮想通貨)取引所でSOLを購入して、運用する選択肢を紹介。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧