DEAPcoin(DEP)の概要
DEAPcoin(DEP)は、DEA社(Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.)が運営するGameFiプラットフォーム「PlayMining」で利用される仮想通貨。イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で、「ERC-20」の規格に基づいて発行されているユーティリティトークンである。
発行されたのは2018年8月。供給上限は300億枚に設定されている。PlayMiningでは流動性の観点から、レイヤー1のパブリックブロックチェーンへの接続が進められており、すでにBNBチェーンに接続。DEAPcoinは規格を変え、「B-DEP(BEP-20)」に変換することが可能だ。
PlayMiningでは、エコシステムの発展に寄与するユーザーに対し、プラットフォーム上に流通するDEAPcoinやNFT(非代替性トークン)を付与するインセンティブ設計がある。また、2022年内にはガバナンストークン「PlayMining Gold(PMG)」を発行する予定もあるという。
DEAPcoinの用途は主に、トランザクション手数料の支払い、DeFi(分散型金融)での運用、PlayMining上での決済手段の3つ。DeFiではステーキングやイールドファーミング、レンディング(貸付)で金利や手数料収入の獲得が可能だ。また、PlayMining上のゲーム内でアイテムや土地を購入する際や、NFTを購入する際の決済手段としてDEAPcoinを利用する。
2020年5月にローンチされたPlayMiningは、2021年12月時点で約100カ国から200万人を超えるプレイヤーが利用。コンセプトとして「クリエイターの権利と利益を守る」ことを目指しており、クリエイターやユーザーといったエコシステムへの参加者に向けた報酬体系を確立して、新しい経済・文化圏を築こうとしている。
PlayMiningのパートナー企業としては、大手DEX(分散型取引所)のUniswapやSushi、大手CEX(中央集権型取引所)のBITPoint、OKXやBitrueが挙げられる。