電信柱点検の実証実験開始
DEA(Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.)とGGG、NTT-MEは、Web3技術を活用した参加型社会貢献ゲーム「PicTrée(ピクトレ)」による電信柱点検の実証実験を2月2日より開始すると発表した。
本実験では、栃木県、群馬県、茨城県の約15万本の電信柱を対象に、一般市民がスマートフォンアプリを通じて撮影・データ収集を行う。参加者は1本の電信柱撮影につき約50円相当のポイントを獲得でき、さらにランキング上位者には総額30万円相当のポイントが付与される。
PicTrée(ピクトレ)は、ユーザーがチームに分かれて電力インフラ設備の撮影を競うゲームアプリ。獲得したポイントはAmazonギフト券やDEAの発行する暗号資産DEAPcoin(DEP)に交換できる。
DEAの山田耕三Co-CEOは「市民の皆さまが楽しみながら社会に貢献できるツールとしてPicTréeをさらに拡張していく」とコメント。実証実験は3月16日まで実施される予定だ。
DEAは、2018年8月に設立されたPlay to Earnゲームの開発会社であり、暗号資産「DEAPcoin(DEP)」を発行する企業。
Greenway Grid Global Pte.Ltd.(GGG)は、東京電力パワーグリッド株式会社と中部電力株式会社、ICMG Partners Pte Ltdの3社がシンガポールに設立した合弁会社。NTT-MEは、NTT東日本グループの一員として、通信インフラの構築・運用からICTソリューション提供まで、幅広い事業を展開している。
PicTrée(ピクトレ)の概要
ピクトレはチームに分かれて、電柱やマンホールなど皆さまの身近にある電力アセットの撮影を行い、撮影した電力アセットの量や距離を競う「チームバトルゲーム」だ。
プレイヤーはゲーム内で3つのチームから所属したい1チームを選択し、そのチームの一員としてゲームに参加することができる。
ゲームでは電柱などの電力アセットに「チェックイン」や「撮影」というアクションを行い、さらに撮影した電柱同士を「コネクト(繋ぐ)」することによってポイントを獲得することができ、所属するチームの合計点によって3チームのランキングが決まる。
プレイヤーはゲーム内での活躍に応じて、Amazonギフト券やDEAPcoin(DEP)などの報酬が獲得できるほか、一定期間行われる各シーズンの終了時にはチームランキングに基づくチーム報酬の獲得チャンスもある。
実証実験の概要
実証実験の概要 | |
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実施期間 |
2025年2月2日(日) ~ 2025年3月16日(日)
※シーズン期間は状況により延長の可能性あり |
撮影可能時間 | 7:00~16:00 |
対象地域 | 栃木県、群馬県、茨城県 |
対象電柱 | 約15万本 |
ゲーム報酬 |
・1本あたり約50円相当のポイント ・ランキング結果に基づく総額30万円相当のポイント |
参加方法 | スマートフォンに「PicTrée」アプリをインストールし、対象電信柱を撮影 |