CoinPostで今最も読まれています

DEA、国内電力大手の合弁会社とMOU締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

社会貢献ゲームの検討へ

NFTゲーム開発・運用を展開するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下「DEA」)は31日、「電力アセットNFT」を活用したサステナブルな社会貢献ゲームを検討する目的で、Greenway Grid Global Pte.Ltd.(以下「GGG」)とMOU(了解覚書)を締結したことを発表した。

GGGは、東京電力パワーグリッド株式会社、中部電力株式会社および株式会社ICMG Partnersがシンガポールで設立した合弁会社。アジアの海外送配電事業や次世代インフラ事業への投資・運営、新規事業インキュベーション、グローバルリーダー人財育成の3事業の推進を目的とする。

GGGは、東京電力パワーグリッド株式会社(以下「東電PG」)がこれまでリクルート向けに発行してきた「鉄塔カード」をNFT(非代替性トークン)技術で電子化したものを「電力アセットNFT」として4月3日に発売予定。

GGGとの提携により、DEAは「電力アセットNFT」を活かした社会貢献ゲームの開発・制作で協力する。ユーザーのゲーム世界での活躍とリアルな世界を繋げることを目指しており、ゲームを楽しみながらトークンを獲得でき、さらに社会貢献にも貢献する仕組みが構想されている。

MOU締結の背景

両社は現在、行政やインフラ企業が抱える設備の経年劣化や人財不足による点検・巡視業務に関する課題解決に向けて、WEB3.0(分散型ウェブ)の技術を活用した新たなゲームの開発を検討している。

開発予定のゲームは、行政やインフラ企業が持つ様々なアセットの点検・巡視業務を、ゲームを通じて一部代行することを目指す。

プレイすることでトークンを獲得する「Play to Earn」モデルを採用し、「電力アセットNFT」をアイテムとして組み合わせることで、ゲームをより楽しむことができる仕組みが検討されている。

GGGとDEAが手掛ける社会貢献ゲームの日本国内での試験運用開始予定については、2024年度とされている。

電力アセットNFTとは

鉄塔NFTカード10種類、電柱NFTカード10種類、合計290枚で構成されるNFTコレクション。東電PGが都心から山間部まで面的に保有している電力アセットの中から景色と調和した設備の写真とそれぞれのアセットが持つストーリーを反映する。

鉄塔NFTカード 出典:Greenway Grid Global Pte.Ltd.

NFTマーケットプレイス「ヘキサ」で23年4月3日〜4月30日にかけて1次販売が行われる。SランクからCランクまでの希少性(レアリティ)に応じて販売数と単価が異なり、各ランクを1枚以上購入することで、「プレミアム電力アセットNFT」をプレゼントとして授与される。電力アセットNFTの種類・価格については以下の通りだ。

(鉄塔 NFT カード)
・S ランク(1 種類×5 枚) :100,000 円/1 枚(税込み)
・A ランク(2 種類×10 枚): 30,000 円/1 枚(税込み)
・B ランク(2 種類×10 枚): 10,000 円/1 枚(税込み)
・C ランク(5 種類×20 枚): 3,000 円/1 枚(税込み)
(電柱 NFT カード)
・S ランク(1 種類×5 枚) :100,000 円/1 枚(税込み)
・A ランク(2 種類×10 枚): 30,000 円/1 枚(税込み)
・B ランク(2 種類×10 枚): 10,000 円/1 枚(税込み)
・C ランク(5 種類×20 枚): 3,000 円/1 枚(税込み)

関連:DEAのNFTマーケットプレイス、法定通貨での購入が可能に

広告ソリューションの発表も

DEAが手掛けるNFTゲームプラットフォーム「PlayMining」は、暗号資産(仮想通貨)「DEAPcoin(DEP)」、NFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」、全5タイトルのPlay to Earnタイトル、メタバースプロジェクト「PlayMining Verse」を柱とするGameFiプラットフォーム。

2020年5月26日のサービス開始以来、23年3月現在は世界100カ国以上、270万人以上のユーザーを有す。”誰もが「楽しみながら」生活できる経済社会を”をコンセプトにコンテンツの拡充とユーザー拡大を続けている。

DEAは3月14日、「PlayMining」上でオリジナルNFTを作成できる広告ソリューション「プロダクトプレイスメントNFT」を発表した。

プロダクトプレイスメントNFTを使用することで、企業や個人はプロモーションしたい商品・サービスの「オリジナルNFT」を作成し、そのNFTにPlayMining上のゲームのユーティリティを付与した上でユーザーに販売・配布できる。

関連:DEA、PlayMiningの広告ソリューション「プロダクトプレイスメントNFT」を発表

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア