OMG財団とは
OMG財団は、Web3.0の理想を実現するため、イーサリアムのエコシステムを拡大し、できるだけ多くの開発者とユーザーの包含を目的とした非営利団体だ。
現在、EVM互換のイーサリアムL2プラットフォーム「Boba Network(ボバ・ネットワーク)」と、イーサリアム上のトークン転送ネットワーク「OMG Plasma Network」の開発を支援している。
OMG財団の前身となるOmiseGOは、2017年のICOで2,500万米ドルを調達して話題となったが、2020年6月にOMG Networkへとリブランドした後、さらに2021年7月にOMG財団へと変更している。
Enyaとは
OMG財団のコア開発チームであるEnyaは、スタンフォード大学の教授陣・卒業生によって設立され、2021年2月に戦略的パートナーとしてOMG Networkに参加。
Enyaは、分散型プライバシーサービスをを91カ国で1,000万人以上のユーザーに提供しており、さらに10億人のユーザーにサービスを提供するため分散型インフラ・ソリューションBoba Networkの開発を主導している。
Bobaについて
Bobaとは、イーサリアムを拡張するEthereum Layer 2ソリューションだ。またBobaはEVM互換のLayer 2 Optimistic Rollupで、イーサリアム・スマートコントラクトの拡張性を高めつつ、シームレスなユーザー体験の提供を目指す。
BOBAトークン
ボバ・メインネットをサポートするために、OMG財団はプラットフォームの新ガバナンス・トークン、「BOBA」をリリース。BOBAトークンは、OMGトークンをBoba Networkにブリッジしている、既存のOMGトークン保有者にエアドロップされることになっている。
大手仮想通貨取引所のFTXは、すでにエアドロップへの対応を表明しており、他の取引所も追随するとみられている。この新トークンは、ボバのDAOへの投票において使用される。
ボバ・ネットワークにステークされたBOBAトークンは、コミュニティによって管理されるオンチェーンでの分配を通じて、ネットワークが得るトランザクション料金の一部も受け取ることが可能。
OMG財団が既に発行するOMGトークンについては、国内仮想通貨取引所においてGMOコイン、コインチェック、ビットバンクの3ヶ所に上場済みだ。