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IOST(IOST)|投資情報・リアルタイム価格チャート

基礎情報

アイオーエスティー(IOST)とは

アイオーエスティー(IOST)はネットワーク上にJavascriptで開発可能なdAppsを構築できるパブリックチェーン。Internet of Services Tokenの略称でオンラインサービスプロバイダーに向けてインフラが提供されている。2017年12月より発行が開始された。

コンセンサスアルゴリズムは独自のProof of Believability(PoB)を採用している。ノードの信頼度からバリデーター(ブロック承認者)を選定する仕組みでネットワークの分散性が非常に高い。

価格

  • 現在価格(2024年10月10日時点):0.005ドル(約0.7円)
  • 年初来高値(2024年3月):0.015ドル(約65万円)
  • 年初来騰落率(YTD):-53.21%
  • 過去最高値(2018年1月):0.143ドル(約21円)

価格予測

21年1月:イーサリアム大台の20万円到達、高騰するコインチェック銘柄「IOST」の背景

時価総額|関連銘柄

アイオーエスティー(IOST)の時価総額は2024年10月時点で約1億ドル、「IoT」セクターの中では9位に位置する。同セクターで1位のArtificial Superintelligence Alliance(FET)の時価総額は約30億ドル。2位のVeChain(VET)の時価総額は約20億ドル。IOST以降は、MVL:約9000万ドルが追従する。

主な出来事

エコシステム支援組織

IOST財団: 拠点をシンガポールに置く非営利財団。運営や開発、IOSTトークンの発行を行なっている。2021年10月に日本ブロックチェーン協会(JBA)へ加入、日本におけるブロックチェーンの普及に貢献している。2021年9月にRIZIN FIGHTING COLLECTIONを運営するNFT-Japan株式会社と戦略的パートナーシップを提携した。

IOST Labs: 2023年4月にAIの開発研究を行う目的で設立された。主にAIブロックチェーン製品の開発を行なっている。

トークンアロケーション

 CryptoRank

アイオーエスティーのトークン配分はプライベートラウンドに40%、トレジャリー(プールする資産)に35%、チームに10%、ストラテジック(戦略)ラウンドに5%、その他に10%が分配された。

アイオーエスティーの最大供給量は900億IOSTで循環供給は213億IOST(2024年10月時点):最大供給の23%ほど。

  • 資金調達総額:約4500万ドル
  • 大規模な投資ラウンド:(2023年4月、1000万ドルのストラテジック(戦略)ラウンド
  • 投資家: BitValue Capital

アイオーエスティーの将来性

ロードマップ

IOSTの公式ページでロードマップが公開されている。公開されたロードマップの中から一例を紹介する。

  • IOSTメインネットのアップグレードでTPSの最適化とDAppの使いやすさ向上
  • IOSTウォレットのアップグレードでカスタムRPCやその他機能のサポート追加
  • IOSTメインネットを様々なレイヤー2クロスチェーンに接続する可能性の調査
  • IoTデバイスとの統合でIoT支払いやその他DePINでのアプリケーションを有効化
  • コンセンサスの安定性を強化
  • IOST Web3とAIプロジェクトのインキュベーションと実装

他にも香港サイバーポートとの戦略的協力の推進を図るなどIOSTエコシステムの強化に力を入れており、今後の動向が注目される。

期待される今後の動向

IOSTではAIとブロックチェーンの融合に取り組んでいる。2023年の4月にAI専門家とIOSTコア開発者で構成されるIOST AI Labを設立した。AI関連製品を開発する専門研究開発チームを立ち上げる予定で今後はAIを活用した革新的なプロダクトが生まれる可能性がある。

IOSTのサブチェーンであるAI Native ChainはdAppのスマートコントラクトで深層学習(ディープラーニング)の推論を呼び出し、バリデーターによって処理される。

他にもブロックチェーンとAIが融合したインフラの構築、システムを複数回テストしたのちにIOST AIプロダクトのリリースを準備している。AIによるデジタル革命が起きている現代社会においてAI領域への参入は今後の展開に良い影響を与える事が予想される。

投資リスク、懸念材料

2021年のDeFiブームによって価格を上昇させたが、現在は価格が停滞傾向にありボラティリティの点で苦戦をしている状況を打破できるかがIOSTの将来性に関わってくる。アジア地域において様々なパートナーシップを提携しており、エコシステムの強化を図っている点とロードマップにあるようなネットワークのアップグレード、AI領域への参入など技術的な向上が今後見込まれ、将来的な突破口となる可能性がある。

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