はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Binance CEOが語る日本進出の噂の真相

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*写真は1月10日に撮影されたものです

Binance日本進出の噂の真相
Binanceが日本に本社を移すという情報は誤報とのことです。CoinPostの過去のインタビューでもCZ氏がBinance日本支社設立に意欲的な姿勢を見せた事について取り上げたことがありましたが、その方針に変更があったようです。

2月6日、Binance CEO Changpeng Zhao氏(以下、CZ氏)と3度目のインタビューを終え、日本進展の真相や仮想通貨界隈の現状について伺うことができました。

Binanceの日本進出の真相

最近、以下のような写真が拡散され、Binanceが日本に本社を移すのかと噂がされました。

さらにBinanceホームページから日本語が取り除かれ、Binanceが日本から撤退するのか、遂に日本支社設立か、など様々な噂も広まりました。

■中国のマーケットニュースアプリ(非小号)のスクリーンショットが憶測を生んだ

■Binance側の要求により、後に表記を訂正した

CoinPostの過去のインタビューでもBinance日本支社設立について取り上げたことがありましたが、Binance社ではその方針に変更があったようです。

同じ頃Coincheckのハッキング事件が起き、それをきっかけにBinanceのネガティブな噂が広まりました。

結論から話しますと、

  • Binanceが日本に本社を移すという情報は誤報
  • 初めからBinanceは東京支社やオフィスを持っていなかった

ということになります。

過去のCoinPostの独占インタビューでは、CZ氏は日本の金融庁登録を目指すこと、また日本支社の設立に対する意欲を示していました。

しかし、それは撤回となったようです。

ホームページから日本語が取り除かれた理由としては、日本の金融庁から日本語を取り除くよう指示があったため、CZ氏はその指示に遵守したまででした。

インタビューでCZ氏は、以下のように述べています。

初めからバイナンス東京支社やオフィスは存在しませんでした。

台湾にもオフィスは存在しませんが、本社登録はケイマン諸島に置き、チームはブロックチェーンのように世界中各地で働くスタイルとして活動をしていきます。

さらにCZ氏はコインチェックハッキング事件についても言及し、取引所がどのようにハッキングされたかという点に強い疑問を示しました。

同時に、コインチェックの支援にも積極的な姿勢を見せ、CZ氏の良心的な人柄が垣間見える場面もありました。

私は公に公開されている情報しかわかりませんが、どのようにしてコインチェックがハックされたのか詳細を待っています。

現在ログファイルを解析中だそうですが、もし彼らにセキュリティエンジニアが必要であれば私は手助けをしたいと思っています。

Binance社はセキュリティの安全面をできるだけ完璧なものに近づけるために多大なる資源(人材・時間)を費やしています。

大手取引所がハックされたことにより不安になることは十分理解できますが、一つの銀行が強盗にあったからといって全ての銀行が強盗にあうわけではない、とCZ氏は言います。

CZ氏は、インタビュー内でバイナンスのセキュリティについて以下のように言及しています。

私がセキュリティの詳細を話せば、延々と話すことができます。

ネットワーク、インフラ、従業員、ソーシャルネットワーキング、ハードウォレットなど、多種多様なセキュリティが存在しますが、現時点でバイナンスはハックされたことがないので安全だということは保障できます。

まとめ

Binanceは日本の金融庁で登録されていない海外取引所であるため、様々な方面で議論の対象となる場合があります。

CoinPostでも、日本の金融庁で登録されない限り、Binanceの紹介制度は利用しない事を決定致しました。

しかしCoinPostでは、仮想通貨取引量世界一を記録したBinanceの情報は、今後の仮想通貨界隈を左右することもあり得る重要情報であると考えています。

よって、インタビューで得た情報、またはBinanceに関するニュース情報等は今後も継続して投資家の皆様に発信し続けていく予定です。

また、ビットコイン下落に影響したTetherについてや、Bianceの今後についても取材した インタビュー全文は後日更新していきます。

※2月8日追記

記事に対する疑問がいくつか寄せられていましたので回答致します。

CoinPostが以前2回行なったインタビューでもCZ氏が話していたように、Binanceが日本で活動を行っていたことは事実であり、前回のインタビュー時は、金融庁登録を目指し日本から円建ての取引所を作ることにも意欲を見せていました。

よって今回のインタビューとの間の期間に、何かしらの動きがあったと考えられます。

ただし、日本で活動していた拠点は下請会社を通してという形であったため、日本には公式な支社はなかったということになります。

また今回のインタビューでも語ったように、CZ氏は『本社の日本移転』は完全に誤報としています。

Binance社の本社はケイマン諸島にあり、香港、台湾、日本にはありません。

インタビューを計3回行いましたが、過去のインタビューの時と状況が大きく異なるため、以上を補足文章として付け加えさせていただきます。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当のビットコイン送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧