- 仮想通貨市場
- 世界最大級の仮想通貨カンファレンス「Consensus2018」で”ビットライセンス”を有する米取引所「Gemini」に上場することが発表されたことでZcash(ZEC)が暴騰。「Consensus2018」の期待感により仮想通貨市場は、全面高の様相を呈しています。
- 日米株価市場
- NYでは主要三指数揃って上昇した一方で、東京市場は主要三指数揃って下落と、本日の日米株式市場は対照的でした。明日の米中通商協議を控え、トランプ大統領が中国通信大手に対する制裁の緩和をした事がNY市場の上昇の好材料となりました。
仮想通貨市場
Zcash(ZEC)の暴騰
待望の「コンセンサス2018」がニューヨークで開幕。Zcashに関するニュースが発表され、価格が大幅上昇しました。
アメリカの”ビットライセンス”を有する数少ない取引所「Gemini」が、Zcashの上場を発表。
Zcashは匿名性の通貨であることから、マネロンなどの観点で規制団体からの許可が難しいと考えられていましたが、ニューヨーク州金融サービス局による”ビットライセンス”が付与された取引所への上場許可は、大きな反響を呼んでいます。
その影響で、27,000円台を推移していたZcashでしたが、昨日から大幅に価格を上昇させ、40,500円にタッチした後、39,000円台を推移しています。
わずか1日で50%もの上昇率を見せるなど、コンセンサスで発表されるニュースには、大きな価格影響を与えることが分かります。
ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク
ハードフォークが、本日5月16日午前1時前後に予定されているビットコインキャッシュの価格は、過去1ヶ月で80%以上もの上昇率を見せ、時価総額は2兆6000億円を超えています。
現時点では、CoinMarketCap第3位の通貨XRPの次に、BCHがランクインしています。
BCHフォークはハードフォークを行いますが、新たな通貨が誕生するメインのフォークとは異なります。
今回のフォークの最も大きな変化は、ブロックサイズが8MBから32MBに4倍拡張されることです。
この変更により、各ブロックに収まるトランザクションの数をさらに増やすことで、ビットコインキャッシュの性能をさらに向上させることが可能になります。
もう1つの追加される重要なオペコードは“OP_RETURN”です。
このコードは、ブロックチェーンに追加データを保存することが可能で、スマートコントラクトを取り入れたオペコードが特徴とされています。詳しくは以下の記事を参考にどうぞ。
リップル(XRP)のテクニカル分析
これまでのプルバックは、フィボナッチの61.8%のリトレースメントに達しています。
これはブル相場が起こる前兆を示しており、このままの推移を辿って103円付近を超えた場合、テクニカル上での値で見ると、119〜152円付近が次のターゲットになるでしょう。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、「セレス(3696)」が-8.52%と大幅安。
5月14日大引け後に発表した決算では、18年12月期の第1四半期における経常利益が、前年同期比82.1%減の3,000万円と大幅減益で着地しており、寄りから売り込まれた形です。
ただし、コインチェックのアーンアウト益やブロックチェーンゲームなど今期の材料も豊富に控えているため、安値からは一定の反発を見せています。
そのほか、「オウケイウェイヴ(3808)」が支援するICOソリューションWowooのトークン「wowbit」が上場したものの、高騰の警戒感などから同社の株価はストップ安に。
その一方、大引け後に決算を出した「リミックスポイント(3825)」がPTS取引でストップ高を記録するなど、同じ日に明暗がくっきりと別れた格好です。
仮想通貨取引所「ビットポイント」を運営する同社の18年3月期の連結経常利益は、前期比560倍となる33.5億円に急増。19年3月期も前期比3.0倍の102億円を見込んでおり、改めて大手仮想通貨取引所の収益性や利益率の高さが浮き彫りとなりました。
今後仮想通貨取引所の関連株に波及する可能性もあり、要注目です。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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NY市場
- NYダウ 24,899.41(+68.24)
- NASDAQ 7,411.32(+8.43)
- S&P500 2,730.13(+2.41)
日本時間15日明朝(米国時間14日)に引けたNY株式市場は主要三指数揃っての上昇となりました。
2回目の開催となる米中通商協議を翌日に控え、米トランプ大統領は中国通信機器大手であるZTEに対する制裁緩和を示唆した事で、米中貿易摩擦への懸念低下がポジティブな材料になり、買い先行でスタート。
しかし、在イスラエル米国大使館のイェルサレム移転に関する抗議活動で多数の死傷者が出た事などによる地政学リスクの高まりから、上値は重く、結局ダウは68ドル高で引けました。
また、ゼックス社は富士フィルムとの統合に関する計画が破談となり、-4.31%の下落となった他、テテスラ社の事故調査で技術面の窓口を担っていた幹部がアルファベットの自動運転車部門に移籍との報道なども足を引っ張り、テスラは-3.02%の下落となりました。
東京市場
- 日経平均 22,818.02(-47.84)
- TOPIX 1,805.15(-0.77)
- マザーズ 1,141.87(-4.36)
15日の東京株式市場は主要三指数揃って下落。
日経平均は寄り付き直後上昇で始まったものの、節目の2万3000円台を前に足踏み状態が続き、決算発表が一巡した事もあり、利益確定売りから結局日経平均は47円安となりました。
個別でも全体的に軟調な動きで、ここまで好材料で買われてきたトヨタ自動車や資生堂、武田薬品などが下落し、本日セクター別騰落率でワースト1位を記録した不動産セクターの三菱地所や三井不動産なども下落しました。
一方で、村田製作所やファーストリテイリングなど一部変われる動きもありました。