はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BCHマイナーに送金手数料なしを提案|少額決済の需要を高めるか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

手数料ゼロへ
nChainとCoinGeekは、ビットコインキャッシュのマイナーたちに、「ダスト」の制限を排除することを求め、自身のマインングファームでは一部、手数料を取らないトランザクションも受け入れていく意思を発表しました。ビットコインキャッシュの普及と、健全な手数料の競争市場を生み出すことが狙いです。
ダストとは
通常、546satoshi以下のトランザクションは承認されなくなっており、このような極めて額の小さいものを「ダスト」(ちり)と言います。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

手数料ゼロへの試み

ビットコインキャッシュのマイナーたちに、「ダスト」の制限を取り除く、つまり546satoshi以下のトランザクションも承認することや、ブロック毎にある一定の数のトランザクションを手数料を取らずに処理することを説得する新しい取り組みが行われており、何人かの著名人からは支援を受けているようです。

今週の火曜日の発表によると、nChainグループと仮想通貨メディア・ブロックチェーン企業CoinGeekは「マイナーズチョイス」とされる取り組み内で、マイナーたちに、現在のビットコインキャッシュの「ダスト」の制限を排除し、マイナーがマイニングし、ブロックに入れる最小のトランザクションサイズを明確にすることを求めています。

現時点では、ビットコインキャッシュでは546satoshi(0.00000546 BCH)、現在の米ドルとのレートで言うと1セントの6/10ほどの価格以下は「ダスト」と見なされます。

CoinGeekやnChainのマイニングファームでは、最小で1satoshi($0.000011377)のトランザクションまで受け入れることを予定しています。

さらに2社は、ユーザーに1byte当たり1satoshiの手数料を取るのではなく数は不明ですが、一部、手数料を取らないトランザクションも承認することも予定しています。

確かに、トランザクションに手数料を求めることで、スパムによりブロックチェーンが詰まることを防いでおり、ユーザーはより効率的に手数料を支払っています。

しかし、CoinGeekやnChainは、手数料を求めないことで、極めて額の小さいトランザクションを行いたいユーザーにとっては、ビットコインキャッシュが便利になり、マイナー間での健全な手数料の競争市場を生み出すことができると述べています。

「ビットコインキャッシュのトランザクションを行うための手数料を、ユーザーが望むトランザクションのスピードに応じてどれくらい払うかをユーザーたちにより幅を持たせることができます。

もし、即座にトランザクションを行って欲しい場合は、マイナーが提示する少額の手数料の範囲内から選ぶことができます。しかし、もし30〜40分待つことができるのなら、ユーザーは手数料0を指定することができます。」

これによりマイナー間での健全な手数料の競争市場を促すことができ、手数料を低く抑えることができ、ビットコインキャッシュの成長に繋がります。」

と、同社は加えました。

CoinGeekの創設者、Calvin Ayre氏はCoinGeekは経済に自由をもたらし、世界に利便性をもたらす役割の一部を担うと述べています。

また、nChainのチーフ・サイエンティストのCraig Wright氏はツイッターで次のように述べています。

マイナー達は、(ビットコインキャッシュを)早く普及させるために、「ダスト」の制限をやめ、手数料を取らないトランザクションを考え始めるべきだ。

1satoshiのトークンなのだから。

長期的な計画になるでしょう。

Wright氏はさらに、「ダスト」の制限をやめることでビットコインキャッシュのためのカラードコインの開発を促進することができると主張しています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧