- 米SECがDirexion社からの5つのETFを可否判断日程を延期
- 米国証券取引委員会(SEC)は5つのETF提案に慎重な態度を示し、「連邦官報」にてDirexion Investments投資会社から提出された5つのETF申請について、「もうしばらく検討する時間が必要だ」と記述し、可否判断の延期を表明。
- NYSE Arca(アーカ)取引所とはとは
- 米国に本拠を置くインターコンチネンタル取引所(ICE)が所有する、株式の電子取引所。NYSEやNasdaqの銘柄を含む、8000以上の銘柄を電子的に取引できる市場で、ETFを含むETP商品の上場を専門に扱うと知られています。
ETFすべてに影響があるのか見極める必要あり
米国証券取引委員会(SEC)は、5つのETF提案に慎重な態度を示しました。
日本時間7月24日、SECは「連邦官報」(Federal Register)にて、Direxion Investments投資会社から提出された5つのETF申請について、「もうしばらく検討する時間が必要だ」と記述しています。
DirexionのETF提案は延期、CboeのETFには無影響
BTCの大幅続伸を支える土台の一つ、SECによるCboeからのETF認可に期待感が持たれていることにあるとされる一方、どうやら、SECはすべてのETF提案を同一視するつもりはない模様です。
7月24日に掲載された連邦官報では、今年の1月に提出された5つのビットコインETF(NYSEアーカ取引所に上場させる)提案に関して、以下のような記述を確認できます。
「当委員会は、アーカ取引所からの提案したを認可するか否かを判断する、充分な時間が必要だと考えている」
同「連邦官報」では、Cboeのことについては、一切言及されなかったため、Cboeが申請している(市場から本命視されている)ETFの進展に悪影響がもたらされる懸念は軽微であると考えられます。
また昨日、Coinpostで報道記事で、SECとCFTCの内部関係者から「Cboeが申請したビットコインETFにおける認可の可能性が高い」ことが示唆されましたが、海外の仮想通貨メディアnewsbtcによると、考えられる理由として、Cboeは以前からビットコイン先物商品を提供する企業として、SECと良好な関係にあるとされています