ロイター通信のインタビューによって、Hermann Escarra国会議員が、「憲法改正にて、暗号アセット(仮想通貨)に特化した中央銀行と上位裁判所の設立を含めた法案を整備中である」という事が明らかになった。
最近、独裁色を強める南米ベネズエラのマドゥロ政権に対する、米国などの経済制裁を受け、深刻な経済不況に陥っているベネズエラは、仮想通貨「ペトロ」を基軸とする新しい法定通貨の流通が8月20日から開始すると発表した。
日本時間8月10日、ベネズエラ国会議員の一人が、憲法制定国民議会(2017年に新たに成立された)は仮想通貨専用の中央銀行の設立を含めた憲法改革の提案を準備中と述べた。
前代未聞の「仮想通貨中央銀行」 ロイター通信のインタビューによれば、Hermann Escarra議員は「憲法改正として、暗号資産に特化した中央銀行と上位裁判所の設立を含めた法案を整備中」と言及。
Escarra議員は、「仮想通貨中央銀行は、取引所と金融システムにおける政策の機能を行う。。。そして、最高裁判所より上位の裁判所も新たに作る」とも強調した。
ロイター通信によれば、Escarra議員は憲法制定国民議会の中で、最も影響力を持つ議員の一人であり、「憲法改正案は、35日以内で同議会の評議会へ提出される予定だ」と述べた。
更に、Escarra議員は、「憲法改正案には、米国による経済制裁と経済危機のさなか、マドゥロ政権が今年2月に発表した国発行の仮想通貨ペトロも含まれる」とも言及した。
参考記事:bitcoin.com
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