はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの価格を予想する1つの指標が明らかに|米有名アナリストの見解

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国有名な仮想通貨アナリストTom Lee氏が語るBTC市場とEMとの関連性

米国投資コンサルタント企業FundstratのアナリストTom Lee氏は、CNBCの経済番組Trading Nationに出演し、ビットコインの相場とエマージング・マーケット(新興市場/EM)との関連性を語りました。

詳しいEMの詳細は記事下部で説明します。

まず、Lee氏は、EMは海外ヘッジファンドの資金が大量に流入する市場とされると説明しました。

Bitcoinチャート

出典:worldcoinindex.com

MSCI Emerging Market Indexチャート

出典:markets.ft.com

また、Lee氏が示すチャートによれば、BTCとEM指数(対S&P500の相対指数)は共に2018年の年始にピークに達して、その後ダウントレンドに陥っていたとした上で、以下の様に言及しました。

「EMがトレンド転換しない限り、投資家は心理的にBTCに資金を投入する意欲がわかず、その下落の関連性は続く」

番組のMCは、新興国の法定通貨価値が下がっていることが、EMを下げている原因であると指摘しましたが、Lee氏はそれを肯定しつつも、仮想通貨の取引は主に日本や韓国で行われていると説明しました。

つまり、相場の強い米ドルは、円やウォンによる仮想通貨取引にとって都合が悪く、資金の影響も関連しているため、相互的にEM相場が冴えない限り、米ドルも仮想通貨市場へ流れていかないのではないかとの考察を述べました。

更に、Lee氏は、年内BTCが2万5千ドルまで上昇するとの立場を再確認し、今週報道された9つのETFの非承認と中国による仮想通貨OTC市場やイベントの開催等に対する強まる管制という2つの悪材料に限定的な価格修正が自身の強気を証明していると、前向きな姿勢を見せました。

MSCI エマージング・マーケット・インデックスとは

MSCI エマージング・マーケット・インデックス(EM)は、新興国の株式を対象とする株価指数(インデックス)です。

新興国の株式市場の動向を知るのに最も利用されている指数の一つであり、新興諸国市場24カ国の大型株と中型株を対象する830銘柄で構成されています。

2018年6月時点での構成国と組入比率

上から順に、中国30.3%、韓国14.45%、台湾11.39%、インド8.17%、ブラジル、7.49%、その他28.2%となっています。

出典:MSCI EMERGING MARKETS INDEX (USD)

分野別投資比率

上位から順に、情報技術27.38%、金融24.27%、一般消費財・サービス9.86%、素材7.46%、エネルギー7.2%、生活必需品6.3%と続きます。

出典:MSCI EMERGING MARKETS INDEX (USD)

新興市場指数、新たな国の組み入れ

2017年5月にMSCI新興市場指数に、パキスタンがフロンティア市場から組み入れられ、2019年6月には、サウジアラビアとアルゼンチンが移行する予定です。

サウジアラビアの組み入れにより、流入する資金規模はおよそ3兆8600億円と試算されています。

EMのチャートは、以下のURLより閲覧が可能です。

markets.ft.com

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

ビットコイン75万円を超える堅調な推移、マウントゴックス民事再生の進展が影響か|仮想通貨市況
ビットコイン相場は、9つのビットコインETFが一挙に非承認になったことが明らかになった後も70万円を割らずに耐えたことで、24日に追加発表された再審査を行うとする文書の公表を受け上昇に転じた他、マウントゴックスの民事再生に動きが見られ、価格上昇を後押しした。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/22 木曜日
18:10
ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説
暗号資産(仮想通貨)ビットコインを大量保有する上場企業ランキングを紹介。日本株・米国株の注目企業や投資メリットを解説します。
15:45
Astar NetworkとAnimoca Brands、エンタメIP分野で戦略的パートナーシップを締結
Astar NetworkがAnimoca Brandsから戦略的出資を受け包括的パートナーシップを締結。日本・アジアのエンタメIPオンチェーン化を加速し、Anime IDやAnime Art Festを通じて次世代デジタル体験を創出へ。
13:45
バイナンス、トランプ関連のステーブルコイン『USD1』を新規上場予定
世界最大手取引所バイナンスがWorld Liberty Financial発行のドル裏付けステーブルコインUSD1を5月22日に上場開始。BitGo管理で時価総額21億ドル規模。
13:30
米国のビットコイン保有者5000万人突破、金ホルダーを上回る=Riverレポート
River社が、米国でビットコイン保有者が5,000万人に達しゴールド保有者を上回ったと報告。米国の仮想通貨ビットコイン採用は世界をリードしているとして様々なデータを示した。
12:45
ワールドコイン、WLD価格10%上昇 新たに200億円調達
仮想通貨プロジェクトWorld Network(ワールドコイン)が200億円分のWLDトークンをa16zとベインキャピタルに売却し資金を調達し、米国展開を本格化へ。
12:03
ビットコイン史上最高値11万ドル突破、専門家の年末20万ドル予測も
ビットコインが史上最高値を更新し、11万500ドルを記録した。英スタンダード・チャータード銀行は年末20万ドル、著名投資家は8月15万ドルを予測する理由を解説。ブラックロックCEOの後押しやトランプ政権の規制緩和、米財政不安によるヘッジ需要が上昇要因に。
11:10
「ビットコインは最大100万ドル到達へ」金持ち父さん著者キヨサキ
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインの価格が50万ドルから100万ドルに到達すると予想。今回の予想の背景には、米国債入札の低調さがあるようだ。
10:55
VanEck、アバランチ投資ファンド「PurposeBuilt」を立ち上げ
資産運用大手VanEckが仮想通貨アバランチ上のプロジェクトに投資する新ファンドをローンチする。長期的価値を重視し価値ある事業を進めるプロジェクトに投資していく。
10:20
4月に新規採掘超えのビットコイン売却、マイナーの資金難鮮明に 5月の急騰直前=レポート
仮想通貨ビットコインマイニング企業が4月に生産量を上回る115%のビットコインを売却し5月の価格上昇の恩恵を受けられず。ハッシュレート競争激化の中、CleanSparkが40EH/s超え、IRENがRiotを抜き3位に浮上。
09:20
12億円でイーサリアム追加取得、米上場のBTCS社 ETH保有量38%増
米ナスダック上場BTCSが842万ドルで3450ETHを追加取得。保有量12500ETHで38%増。イーサリアム戦略強化でステーキング収益拡大を目指す。
08:25
二代目ソラナスマホのSeeker、独自トークン「SKR」発行へ
仮想通貨ソラナのスマホを開発するソラナ・モバイルは、独自トークンSKRを発行する計画を発表。Seekerの正式な出荷開始日は2025年8月4日に決定した。
07:45
イーサリアム・XRPなど仮想通貨市場で売り圧力が大幅低下=Cryptoquant分析
仮想通貨イーサリアム、XRP、ビットコインの取引所流入量が急減し売り圧力が低下。一方でUSDT在庫は469億ドルの史上最高を記録し、仮想通貨市場の流動性をブーストしている。
07:45
時価総額311兆円到達、ビットコイン 最高値更新でアマゾン超え世界5位に
ビットコイン時価総額が2.16兆ドルに達しアマゾンを上回り世界第5位に。機関投資家による需要がビットコインETFの運用資産額を大幅に押し上げた。
07:30
ビットコイン史上最高値更新、テキサス州法案可決とバンス副大統領期待が後押し|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、22日未明に史上最高値を更新した。その背景には、米国第2位のGDP規模を有するテキサス州において「ビットコイン準備金法案」の成立見込みが高まったことが決定的な要因として挙げられる。
06:29
運用額9兆円のビットコインETF『IBIT』、米ETFランキング5位に急浮上
米ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が1ヶ月で47位から5位へ急上昇。89億ドルの年初来純流入と669億ドルの運用資産を達成し、金など従来の金融商品と肩を並べる存在感を示す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧