はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

投資家関心を示すGoogle検索数、史上初「リップル」が「ビットコイン」を上回る|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
仮想通貨市場は26日、XRPが高騰したことで全面安の市場が緩和する状況が見られ、相場は全面高に転じた。また、この高騰を受け、市場初Google検索数を示すグーグルトレンド上で、リップルがビットコインを上回った。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は26日、日本時間早朝からビットコインがマイナスで推移するなど全面安の相場で始まりましたが、7時あたりから大きく上昇を記録したXRPが、再び市場の活気を取り戻す一つの市場牽引要因となり、19時時点では全面高相場へと、市場の状況が移り変わっています。

ビットコインも19時時点では前日比0.8%高とプラスに転換したほか、アルトコイン市場では時価総額50位の通貨の大多数がプラスで推移、午前中に高騰したXRPは唯一の10%高を超える前日比を記録、前日比で17.58%高となり、昨日50円を割り込んだ価格も60円まで復調しています。

また、今回の高騰の影響で、再度XRPが時価総額2位に浮上しました。

出典:Bitbank

ファンダメンタルズ要因にプラスの動き

またアルトコイン市場のファンダメンタルズ要因として、仮想通貨取引所最大手のCoinbase社の新規上場ポリシーの改定 が行われました。

これまでの申請方法がオンライン方式に変更し、取り扱い通貨を急拡大させる方針となるが、上場インパクト(上場の価格高騰の影響)がかなり強いコインベースの動きとあり、期待感が高まっています。

特に注目したい点は、「各国や地域ごとの裁判管轄の法令や規制との整合」への対応となり、現在有価証券の問題が盛んに議論される米国内において、法令遵守の観点から新規上場が難しい状況下にありますが、プラットフォームの提供を行う国の、各国規制方針に応じて取り扱い通貨を変える可能性を示唆した点となります。

これにより、米国内でのコインベース上場に陰りが見えていたXRPに上場の希望が見えた点や、ICO通貨など、仮想通貨全般のアルトコインにおいて、プラスのファンダメンタルズ要因が今後のコインベースの上場という形で期待できる状況になったと言えます。

また、仮想通貨関連広告を全面禁止していたGoogleがポリシーの改定により、軟化する方針を示し、ICOなどの広告は継続した規制ガイドラインに抵触する可能性があるものの、取引所関連の広告などが掲載可能となることが発表されました。

取引所関連の広告は、問題点こそ指摘されているものの、新規流入の点で大きな影響力を持つことは間違いなく、今後の市場を形成する上で重要な動きと言えます。

日本国内において「リップル」の検索数が「ビットコイン」を上回る

Googleの検索数は、一般投資家の関心指数の一つと言われるほど、通貨の値動きとの連動性が指摘されています。

これらの検索数は、一般投資家の関心がどの通貨に向いているかという点で、一つの指標となりますが、今まで最も取引量の多いビットコインと仮想通貨の検索数が圧倒的な1位の地位を占めていました。

しかし、直近で観測されるビットコインの下落相場や、ボラティリティの低さから、市場の関心は薄れている傾向が見られ、以下の様に昨年の最高値更新から下落の傾向にあります。

出典:Googleトレンド

上記はビットコイン(日本)とBitcoin(米国)でのGoogle検索数の推移を示したものとなりますが、どちらも最高値付近から下落の傾向が見られており、日本では直近で多少上昇を記録したものの、米国での検索数は年初来最低値を更新しています。

ビットコインの検索数こそ下落傾向が継続する状況が見受けられているものの、直近で大きな上昇を記録したXRP(リップル)の検索数は、ここ数週間値動きに比例して大きく上昇に転じています。

この上昇の影響で、日本のGoogle検索数の指標Googleトレンドにて「リップル」が不動であった「ビットコイン」を超えました。この検索数の転換は史上初であることからも、リップル社主催の大型カンファレンスSwellを控え、一般投資家層の関心がリップルに集まってきている状況が明らかになりました。

出典:Googleトレンド

価格上昇の影響で上昇したXRPの出来高のほか、市場の関心も高まっている状況は、今後の相場にも良い影響となりそうです。

▶️本日の速報をチェック

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、「フィスコ(3807)」が+7.98%と大幅高。

先日、ハッキング事件で巨額の仮想通貨を流出させた、日本の大手仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロの「株式を過半数取得させる資本提携」を検討する基本合意を結んだと報じられたことで、株式市場からも高い関心を集めていました。

フィスコの関連会社には、ネクスグループ(6634)、テリロジー(3356)などのブロックチェーン関連企業を擁しており、事業間シナジーが期待されています。

また、自動の家計簿アプリで有名な「マネーフォワード(3994)」が4.78%高。

本日、仮想通貨投資家向けの税金計算、及び資産管理サービスを提供するクリプタクトが、3.3億円の資金調達を発表。ジャフコ、マネーフォワードらを引受先とする第三者割当増資を実施するほか、マネーフォワードとの業務提携を発表しています。

CoinPostの関連記事

リップル最重要カンファレンス『SWELL 2018』特集|仮想通貨XRP価格への影響は
仮想通貨リップル(XRP)をテーマにした世界最大級のカンファレンス「SWELL 2018」。元米大統領のビルクリントン氏や、サウジアラビアやブラジルの中央銀行責任者が登壇することで、ビットコイン市場や株式市場からも高い関心を集めている。
XRP(リップル)が、2つのニュースに急反応か|仮想通貨全面安の中プラスに転じる
仮想通貨XRP(リップル)は、26日早朝に反発を見せ、仮想通貨市場が全面安の中、価格が上昇しプラスに転じた。 これは本日早朝に明らかになった2つの材料に反応した可能性がある。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/06 金曜日
11:00
PlumeがRWA金融特化ブロックチェーン始動、初日に運用資産215億円規模
Plume Networkが6月5日にメインネット「Plume Genesis」を正式開始。現実資産とDeFiを統合し200超プロジェクトがすでに稼働中。
10:20
PlatON、StraitsXのXSGD・XUSDを統合しグローバル決済を強化
決済インフラPlatONがStraitsX発行のステーブルコインXSGD(SGD連動)とXUSD(USD連動)を統合。金融機関・加盟店向けクロスボーダー決済基盤を強化。
10:10
ビットコイン現物ETF、投資顧問会社が1.5兆円保有 イーサリアムETFにも関心広がる 
米国の機関投資家らがビットコイン現物ETFの保有状況を報告。投資顧問会社が1.5兆円相当と最大の保有者だった。イーサリアム現物ETFの保有状況も解説。
09:15
XRPとドージコインの代替資産、Baseでローンチ
仮想通貨取引所コインベースはXRPをラップしたcbXRPと、ドージコインをラップしたcbDOGEがBase上でローンチしたことを発表。これにより両銘柄の相互運用性と実用性が向上する。
08:15
ビットコイン強気サイクルに異変、今回は長期化の可能性=アナリスト
仮想通貨分析によると2024ー25年のビットコイン強気サイクルは過去と異なり人為的抑制が発生。影響力の大きい市場参加者による意図的な市場冷却でサイクル延長狙いか。
07:15
英国金鉱企業ブルーバード、ビットコイン準備金戦略へ転換 
英国上場の金鉱会社ブルーバードが今週、金採掘収益を仮想通貨ビットコインに変換する戦略を発表。デジタル資産を長期保有資産として活用。
07:05
イーロン、米トランプ政権の「大きく美しい法案」を批判
イーロン・マスク氏は、トランプ政権の大きく美しい法案を、米国民を債務の奴隷にする内容だと批判。また、仮想通貨取引所コインベースのCEOがビットコインに言及した投稿に反応した。
06:45
トランプファミリー出資のWLFI、他社ウォレット開発巡り法的警告発出=報道
トランプファミリー出資のWorld Liberty Financialが、別系列のトランプ名義ウォレット開発企業に停止命令を送付。内部対立が表面化に。
06:20
株式上場初日で株価3倍以上高騰、ステーブルコイン大手Circle ビットコインは急落
仮想通貨ステーブルコインUSDC発行のCircle社の株式がNYSEで取引開始し株価は公開価格31ドルから90ドル超まで急騰。初日の値動きが注目を集めた。
06:00
個人マイナーがビットコインブロック採掘に成功、3.15BTC獲得
ソロマイニングで仮想通貨ビットコインブロックを単独採掘した個人マイナーが約4570万円相当の報酬を獲得。ハッシュレート大幅増強で成功確率を向上させた事例として注目。
06/05 木曜日
16:57
リミックスポイント、1000BTC以上の保有目標を発表
リミックスポイントは6月4日に32.81BTC(5億円相当)を追加購入し、保有量が713.5BTCに到達。新株予約権による資金調達で累計1,000BTC以上の取得を目指すと発表した。
15:24
バイナンス、4銘柄を監視対象に追加 価格急落
バイナンスがBIFI・FIS・KMD・MDTの4銘柄を新たに監視対象に追加。FIS・KMDは急落。監視タグの意味や取引制限も解説。
14:00
Consensys関連ウォレット、460億円相当イーサリアムを大量購入か=アーカム
オンチェーン分析によるとConsensys関連ウォレットが6月4日にGalaxy Digitalから約3.2億ドル相当のイーサリアムを購入。うち1.2億ドル分は既にステーキング運用開始。
13:35
米上院、FRB監督担当副議長にボウマン氏承認 仮想通貨業界歓迎
米上院が48対46でミシェル・ボウマンFRB理事の監督担当副議長就任を承認。ルミス上院議員は「仮想通貨にとって明るい未来の兆し」と評価、業界団体も支持を表明。
13:15
4回目半減期から1年経過 ビットコイン、市場成熟と基盤強化進む=レポート
ビットコインが4回目半減期から1年が経過した。フィデリティレポートによると価格上昇は過去サイクルより控えめだが、ドミナンスやハッシュレートなどの指標からその基盤は強化され、市場が成熟している兆候が見られる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧