はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ERC20トークン:イーサリアム時価総額の60%に達する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

強さを見せるERC20
様々な要因が重なりERC20トークンがイーサリアムの時価総額の60%に達した。現在ETHの価格は低迷しているが数ヶ月後にはハードフォークを控える。これがきっかけとなり価格回復の可能性も考えられる。

ERC20とは

ERCは「Ethereum Request for Comments」の略で、イーサリアムのブロックチェーン上で仮想通貨トークンの発行などを実施する際に採用される統一規格のこと。

ERC20

ERC20は最もよく知られている規格で、発行されているICOトークンのほぼ全てがこの規格。

このERC20の利点として、アプリケーションやスマートコントラクト上においてトークン同士を交換できることが挙げられる。この互換性のことを「Fungible」といい、「代替可能」という意味になる。

主なERC20に準拠したトークンは以下のようなものが挙げられる。

トークン名 プロジェクト理由
バイナンスコイン(BNB) イーサリアムベースのトークンで、これを利用することにより取引所バイナンスの利用者は手数料の割引を受けることができる。ブロックチェーン資産のための分散型取引所開発が目標。
Vechain(VEN) 流通や製品管理、輸送手段の効率化などにも使用することができるトラストレスで分散化されたプラットフォームの開発が目標。
OmiseGo(OMG) 「OmiseGOネットワーク」を通じて、1対1のやり取りに対応した、国や金融機関をまたぎ低コストでリアルタイムに決済のできるプラットフォームで、使いやすいデジタルウォレットの開発などを目標としている。

弱気市場にも強さを見せるERC20

イーサリアムは数あるブロックチェーン・プラットフォームの中でも、最も人気を誇るプラットフォームの一つである。

これを利用することにより、独自のトークンを発行しICOやプロジェクトを立ち上げることが可能になる。

それに加え、開発者はイーサリアム上でスマートコントラクトを動作させることができる。

去年ERC20トークンの数は増加し、ここ数ヶ月ではイーサリアムの時価総額と比べ、ERC20トークンの価値は上昇傾向にある

現在ETHは約200ドルの値で取引され、時価総額は200億ドルとなっている。

ここ2ヶ月間で仮想通貨の価格は22%下げているが、その一方でERC20トークンはETHよりも好調だ。

これら要因が重なり、結果としてERC20トークンがイーサリアムの時価総額の60%に達している

資金調達するためETHを売りに出しているICOも複数存在し、先月には13万ETHが売却されている。

執筆時点ではERC20の最高価格は、仮想通貨取引所バイナンスで利用されているバイナンスコイン(BNB)となっている。

それに続いてVeChain(VEN)、OmiseGo(OMG)、Maker(MKR)となっている。

TRUSTNODESは、ETHが過小評価されているのか、トークンが過大評価されているのかは不透明なものの、ETHはBTCに比べ価格が下がっていることが見て取れると報道している。

今年の始まりと比較すると、価格はBTCに比べ70%以上下げているが、数ヶ月後にブロックチェーン・ネットワークのスケーラビリティ問題解決に向けたハードフォーク「コンスタンチノープル」が実施される予定で、うまくいけばETH価格が回復する可能性も考えられる。

CoinPostの関連記事

仮想通貨ビットコイン基軸のERC20トークン『WBTC』が来年1月に登場
WBTC (Wrapped Bitcoin) が、完全にビットコインに裏付けられたERC20トークンとして、2019年1月にイーサリアム上に登場することがプレスリリースより明らかになった。BTCの流動性と全ての分散型アプリケーションを強化するイーサリアム上のエコシステムを繋ぐ橋と注目される。
リップル社のxRapid採用企業Mercury FXが、メキシコや中国への国際決済の実証テストを発表
世界各国にオフィスを持ち国際決済サービスを手掛け、xRapid採用企業のMercury FXが、米リップル社と共同で、中国やメキシコへの国際決済の実証テストを行うことを発表した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/24 日曜日
16:45
DeFi Development Corpの最高執行責任者、ソラナトレジャリー企業戦略を解説|SuperTokyo 2025
NASDAQ上場のDeFi Development Corp(DFDV)がSuperTokyo 2025で発表したSolanaトレジャリー戦略を解説。バリデーター運営による10%利回りの実現、3ヶ月で60%の成長実績、日本市場への展開計画について詳しく紹介。
15:10
VISA・日銀・Ant、国際決済の3大課題をデジタル通貨で解決へ|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
WebX Fintech EXPO 2025で、VISA、日本銀行、Ant Internationalが国際決済の課題を議論。高い手数料、長い決済時間、透明性の欠如という3大課題に対し、CBDCやステーブルコインなどデジタル通貨による解決策を提示した。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTCの次の上昇タイミングやETHのパフォーマンス向上要因など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:11
Sortes、配当率90%で完全透明な分散型宝くじが変える社会貢献の新しい形
Sortesは世界初の完全オンチェーン宝くじプロトコル。約90%の高配当率、10%の自動慈善寄付、透明性の高い運営を実現。BTCベースの賞金プールと負けても報酬が得られる独自の仕組みで新しい社会福祉を提供。
11:30
ビットコイン1680万円台で軟調推移、ジャクソンホール警戒|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン分析。BTC/JPYは1680万円台で軟調推移、アルトコイン売りとジャクソンホール会議への警戒感が影響。パウエルFRB議長の講演が今後の相場方向を決める重要材料として注目。オンチェーンデータと詳細チャート分析も掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|国民民主党代表のステーブルコイン支援表明に高い関心
今週は、国民民主党の玉木代表によるステーブルコイン支援表明、米SECと米FRBのトップによる仮想通貨規制方針転換宣言、ビットコインの次の上昇タイミングに関するニュースが最も関心を集めた。
08/23 土曜日
22:13
UPCX、ペイクル、NTT Digitalが分散型決済システムの社会実装で基本合意
UPCX、ペイクル、NTT Digitalの3社が、UPCXブロックチェーンを基盤とした次世代分散型決済システムの共同研究・技術開発で基本合意書を締結。金融機関向けインフラ構築と日本市場での実装を推進。
19:30
石破内閣総理大臣「ご挨拶」|WebX2025
石破内閣総理大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
18:00
ソラナエコシステムを解説|ウォレット設定から.solドメインの取得まで
SolanaはWeb3分野で急成長する効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーン SolanaはWeb3分野で最も効率的かつユーザーフレンドリーなブロックチェーンの一つと…
17:30
武藤 経済産業大臣「ご挨拶」|WebX2025
武藤 経済産業大臣の国際Web3カンファレンス「WebX 2025」登壇が決定。8月25-26日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。来場者2万人、参加企業3000社以上の規模でWeb3業界の最新動向を発信。
13:55
時価総額3位のステーブルコインUSDe、担保資産にBNBを初承認
ステーブルコイン発行エテナ(Ethena)のリスク委員会がBNBをUSDe永続先物担保の初の新規資産として承認。10億ドル以上のOI等の基準を設定した適格資産フレームワークを正式導入。
11:45
仮想通貨スイ発ゲーム機「SuiPlay0x1」にトランプ関税が直撃
仮想通貨スイ発のポータブルゲーム機「SuiPlay0x1」に高額関税が課せられる事例が報告されている。米トランプ政権による関税引き上げの影響を受けている形だ。
10:50
香港上場のチャイナルネッサンス、1億ドルのBNB専用配分投資を発表
香港上場のチャイナルネッサンスがYZi Labsとの戦略提携でBNB資産に約1億ドル投資。香港初のBNB専用デジタル資産配分を目指し規制取引所上場も推進。
10:30
ビットワイズ7社、XRP現物ETFの修正書を一斉提出 SECとの協議に進展か
ビットワイズなど7社が仮想通貨XRP現物ETFの申請で修正書を提出した。米証券取引委員会との協議進展を示唆しており、年内の承認に向けて期待が高まっている。
09:35
トランプ関連WLFI、9月1日にイーサリアムで取引開始へ
トランプ一族関連のワールドリバティファイナンシャルのWLFIトークンが米時間9月1日午前8時から取引可能に。早期支援者の20%がアンロック対象、残り80%はコミュニティ投票で決定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧