複数の中国メディアによると、11月5日から中国政府は貴州と新疆にある仮想通貨マイニング工場に対し、停電による業務改善、税務の検査、および実名制の登録を要求したことが明らかになった。
今回の仮想通貨マイニングに対する取り締まりは、工場の税務資料、資金の流れそして、クライアントの情報も対象となっている模様だ。
なお、当取り締まりでは、とりわけ税務を重要視しており、工場側がクライアントに署名を要求した保証書では、「公安部門は取り締まりの標準を高めたため、新たな実名制基準を完成させない場合、マシンの運行停止と除外を行わなければならない」とのことである。
中国政府のマイニング企業への圧力は、これまでも特定の地域で強まっていることがこれまでの報道でも明らかになっていたが、今回の中国マイニング工場の業務改善命令は、主に税務によるものと考えられる。
しかし状況が状況なだけに、現在マイナーを中心に繰り広げられるビットコインキャッシュハードフォークのハッシュ戦争に影響する可能性も指摘されている格好だ。
閉鎖に追い込まれたという工場はBitmainとの指摘も海外でされているが、CoinPostが中国語での調査では特定企業の名前までは特定するソースは見当たらなかった。
現在ハッシュ戦争に伴う、両コミュニティの牽制が続いていることから、情報の見方には注意をはらいたいところだが、13日時点で見られているハッシュレートがSV派に大きく偏っていることからも、仮にBitmainの工場である場合は、影響は出かねない問題であることは頭に入れておきたい。
また、BitcoinCashのハードフォークに伴う注意点を以下にまとめた。
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