はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

昨年末のビットコイン価格下落を予想した分析家が、独自考案の指標「NVT」を用いた最新仮想通貨相場分析を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

著名アナリストWilly Woo氏の最新分析
昨年末の下落「ビットコイン6,000ドル割れ」の予想を的中させた著名アナリストのWilly Woo氏が、自身の考案した指標NVTで仮想通貨の実価値を計測した2019年の新たな分析を発表した。

仮想通貨の弱気相場は半年先まで続くか

著名なマーケットアナリストのWilly Woo氏(以下Woo氏)が、2019年の新たな分析を発表した。2018年末の急落から一時的に底をついた見方が多くある中で、同氏は依然仮想通貨市場の弱気相場は暫く続くと見ている。

同氏は昨年5月、他のアナリストがかなり強気な予想を展開していた中で、ビットコイン価格が6000ドルを下回る事を予想していた人物の一人だ。

なぜまだ仮想通貨市場は厳しい状況にあると考えているのか? Woo氏は、すぐに強気相場へ戻るとは考えにくい理由をデータを用いて分析した。

ボラティリティ上昇も取引量の累積には至らず

Woo氏は今週末、ここ数週間でのボラティリティ上昇が、仮想通貨の取引量を一気に増加させた可能性があったことを以下のように指摘した。

最初の出来高の急上昇はデトックスの迅速化と弱気市場の早期終了を示唆しているようであったが、実際は価格変動が大きくなったことによる単なる上昇の結果だった。6,000ドルから3,000ドル(約65万円から33万円)への移行は巨大な取引量を生み出したものの、(再度人が集まり)取引の累積が始まったことを示唆するものでは決してなかった。

と述べた。

仮想通貨の実価値を計測する指標、NVTとは

Woo氏は、取引に対するネットワーク価値の比率(NVT, Network Value to Transactions Ratio)が高まっていると述べた。

NVTとは

ネットワークの価値や利用頻度を測定する指標。仮想通貨特有の指標で低い数値は価格が実際の価値より低いことを指す。

算出方法:時価総額 ÷ 日間取引量

参考:Woo氏の公式HPHackernoon

NVTはWoo氏が独自に考案した指標であり、ビットコインなどの暗号通貨の価格が高すぎるか、低すぎるかを判断し、資産の本質的な価値を探るものだ。

NVTが高いということは、チェーン上で取引されている通貨価値が、ネットワーク上の評価より下回っていることを意味するという。

今回のボラティリティ上昇についてWoo氏は、

取引量はその後落ち着いた。NVTのチャートを振動の上辺に置くと、下降する。ここで重要なことは、私の解釈では、帯の上辺にいるということだ。上昇する動きは限られると考えられ、弱気の投資家が長期的には勝るだろう。

昨年11月、Woo氏はビットコインの下方圧力が2019年後半にまで続くと見て、仮想通貨市場の弱気相場も継続すると予想していた。

昨年、同氏はビットコイン(BTC)の価格は200日間の変動平均を超えることはないだろうと述べていた。

価格が(短期的に)跳ね上がることはあり得るだろうが、200日変動平均を超えることはないと思う。今のところ7000ドル以下ということだ。もし価格が200日平均を超えて動くようなことがあれば思い出してほしい…BTC-USDの8年に渡る取引の歴史の中では、市場が弱気から強気相場になったことを示す信頼のおける指標なのだ。弱気相場から抜け出すのはまだ時期が早すぎる。

CoinPostの関連記事

昨年大損失を被った米大手「仮想通貨投資ファンド」CEO、自社株大量買い増しで強気姿勢をアピール
昨年の下落相場で約150億円の含み損を抱えた米Galaxy Digital CEOが、自社株を約6億円買い増し、持ち株比率80%近くに引き上げた。仮想通貨市場への強気姿勢継続を内外に示した格好だ。
仮想通貨イーサリアム関連企業ConsenSysのCEO、「イーサリアムの将来性に楽観的」|ETHの強気相場にも注目
仮想通貨イーサリアム関連企業ConsenSysのCEOは、2018年の仮想通貨の底打ちを表明。2019年初頭の実用化を目途に現在開発中のイーサリアム・プロトコルに大きな期待をかけている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧