はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SBIHD、少額送金のキャッシュレス推進に向け「マネータップ株式会社」を設立

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBIHD、個人間送金における100%子会社「マネータップ」設立
住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3銀行で送金手数料を無料にすることで、少額送金のキャッシュレス化を促進するマネータップ。法人化することでSBIホールディングスがマネータップに必要資金などのサポートをしやすくなるという。

SBIHD、個人間送金における100%子会社「マネータップ」設立

SBIホールディングスは19日、ブロックチェーンを活用した個人間送金などを手掛ける子会社を設立したことを発表した。法人化することでSBIホールディングスがマネータップに必要資金などのサポートをしやすくなる。

日本経済新聞の報道によれば、複数の銀行と出資交渉しており、早ければ今月末にもまとめたい考えだ。

これに先駆け、米国FinTechベンチャーのRipple社とSBIホールディングスのジョイントベンチャーである「SBI Ripple Asia」は昨年10月、米リップル社のxCurrent技術を搭載、財務局認可済みスマートフォン支払いアプリ『マネータップ』の一般サービスを開始した。

日本で初めてとなる分散台帳技術(DLT)を用いたスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」では、住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3銀行で送金手数料を無料にすることで、少額送金のキャッシュレス化を促進する。

また、送金先の指定については、銀行口座番号の他に、携帯電話番号や QRコードを用いた送金機能も持ち合わせており、指紋等の生体認証と組み合わせることで、ユーザーエクスペリエンス(UX)とセキュリティの両立を図っている。

口座番号指定のほかに、携帯電話番号を用いた決済も可能
携帯電話番号を指定して振込を実施する場合の送金イメージ
QRコードを読み込んでの送金も可能

マネータップ、今後の展望

SBIの北尾社長は、2019年1月に実施したCoinPostのインタビューで、以下のように言及していた。

米Ripple社について、「SBI Ripple Asia」を事務局とする銀行主体のコンソーシアムを2016年8月に作った。

そこでの活動は、次世代の送金アプリ「マネータップ」という成果につながっている。今後はこのマネータップ事業を強力に進めるため、コンソーシアムの形態を新会社へと移行する。今度はこの「マネータップ」を日本の多くの銀行に拡散しようとしている。

マネータップは、Rippleの分散台帳技術である「xCurrent」を利用したオープンな決済ネットワークであり、例えばCAFIS(主にクレジットカードを中心とした共同利用型のオンラインシステム)のような高い維持コストと手数料は不要となる。

また、非常に低コストな決済ネットワークを24時間365日提供できることで、これまでの現金のやりとりは大幅に削減され、ATMも今のような数は必要なくなるので、マネータップを推進することはコスト削減で銀行にも大きなメリットがある。

ゆくゆくは、マネータップ上で「XRP」を活用した外為送金機能の実装を検討している。

R3とはコルダのシステムで、コルダ・セトラーでXRPを使って決済をする。それから、R3社の貿易金融をはじめ、様々な取り組みを進める。この貿易金融ってものすごい、タイムコンシューミング(時間がかかるもの)で、いろんな保険業社や輸入業社や業者とか、いろいろなところが絡んでやっているため、ものすごい日数がかかる。

これをコルダのシステムを作ると、いっぺんに短時間で解決する。

このような”顧客便益性”が高いものをどんどん導入して、その中でコルダの決済システムも使って、そうした仕組みを大阪万博に持っていきたい。

【マネータップ公式サイト】

SBIレミット株式会社は、先端技術を活用した次世代金融インフラ提供します。

CoinPostの関連記事

SBI北尾社長インタビュー『仮想通貨(ビットコイン)市場の将来性とリップルの展望』
SBIグループは、仮想通貨取引所「SBIバーチャル・カレンシーズ」など、仮想通貨事業にも注力している。同グループの北尾吉孝CEOに、仮想通貨メディアCoinPostでインタビューを実施。ビットコイン市場やリップル(XRP)の展望などを伺った。
SBI Ripple Asia:リップルDLTベースの支払いアプリ『マネータップ』一般サービス開始
SBI Ripple Asiaは、米リップル社のxCurrent技術を搭載、財務局認可済みスマートフォン支払いアプリ『マネータップ』の一般サービスを10/4に開始した。iOSとAndroid版でインストール可能に。3銀行で送金手数料を無料にすることで、少額送金のキャッシュレス化を促進する。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。
13:25
円建てJPYC、日本国債の新たな購入者に 日銀の穴埋め役として期待も=報道
JPYC株式会社の岡部代表が、JPYCの準備金が日本国債市場で新たな力になる可能性を話した。日銀の購入縮小も背景に、今後ステーブルコイン発行者の存在感が拡大することも考えられる。
13:15
トランプ大統領、米史上最長43日間の政府閉鎖を終了させる予算案に署名 仮想通貨市場への影響は
トランプ米大統領が連邦政府機関の閉鎖を終了させる予算法案に署名し、43日間続いた米史上最長の閉鎖が終結した。下院は222対209で法案を可決。再開により複数の仮想通貨ETFが承認される見通しだ。
11:25
ブラジル大統領、押収仮想通貨の即時売却を合法化する法案を提出 組織犯罪対策強化へ
ブラジルのルラ大統領が犯罪捜査で押収した仮想通貨を裁判結果前に売却できる法案を議会に提出した。中央銀行は今週、仮想通貨事業者への認可制導入を含む新規制も公表している。
10:25
ユーザー資金を凍結できる16ものブロックチェーンを特定、分散化の観点で議論呼ぶ=Bybit
仮想通貨取引所Bybitがユーザー資金の凍結機能を持つブロックチェーンを特定した。ハッキング対策に有効だが、分散化の理念と矛盾するとの指摘もある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧