はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米フィデリティがビットコインマイニング事業に本格参入か 採掘プールの参加を表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フィデリティが大型BTCマイニングプールに参加
米大手資産運用企業「フィデリティ」が新にビットコインマイニングプールへの参加を表明した。本格的にマイニング事業に参入する可能性が見えてきた。

フィデリティが大型BTCマイニングプールに参加

米大手資産運用企業「フィデリティ」が新たにマイニング事業に参画する。ビットコインマイニング・プールにクライアントとして参加していることが判明した。あくまでも出資側ではなく、マイニングプールの利用側に回ることを意味している。

同社は過去にもビットコインのマイニングを一部行なっていたことを明かしていたが、今回のプール参加によって、本格的にマイニング事業に参入する可能性が見えてきた。

参加するプールを運営するビットコイン関連技術企業Blockstream社は、カナダやジョージア(国)を中心に大型マイニングセンターを新たに建設、企業向けにBTCマイニングのサービスを提供する。自社サービスでは、プール運営を含むマイニング業務も平行するほか、ビットコイン衛星やLiquid Networkなど、仮想通貨の関連技術を幅広く手がけている。

BlockstreamのCSOを務めるSamson Mow氏の発言によると、仮に自社マイニングプールにおけるASICマイナーを全力で利用すれば、7月におけるハッシュ値ではビットコインネットワークの10%ほど占める規模であるとしており、業界の中でも巨大プールの一つになることがわかる。10%のマイニングプールシェアはビットメイン社が運営するAntPoolや、F2Poolに続く規模に匹敵する。

機関投資家クライアント

Blockstreamに参加するのは、フィデリティ社の技術子会社である「Fidelity Labs」だ。既存の米大手機関投資家の中でも、フィデリティはビットコインとは「旧友」のような関係を持っている。

同社は2014年からBTCを調査を開始、2015年には数百のBTCのマイニングを行なっていたことを明かしている。

2018年に、フィデリティは仮想通貨関連企業「Fidelity Digital Asset Services」の設立を発表し、現在ビットコインのカストディサービスを一部の適格・機関投資家に向けて提供している。

現在申請中のNY州「信託ライセンス」を取得した暁には、同州における世界トップレベルの機関投資家や大口投資家をクライアントとして、独自のカストディの提供を開始する予定だ。

関連フィデリティの仮想通貨子会社、NYカストディアンを申請

今後併せて提供を予定するOTC取引サービスでは、規制準拠がネックとなりサービス提供には至っていない。開始された場合は、ビットコインのOTCサービスを開始した後、アルトコインのOTCも実施していく方針だという。

2017年のバブル相場と異なり、2019年のビットコイン強気相場は複数の機関投資家の動きによるものと多くの有識者は指摘している中、フィデリティの加速した動きは、ウォール街にいる機関投資家の鏡になるかもしれない。機関投資家のマネーは期待されている。

CoinPostの注目記事

17年仮想通貨バブル相場と4つの相違点 英大手仮想通貨ファンドが報告書で指摘
英大手仮想通貨ファンド「Coinshares」は、報告書で「ビットコインドミナンスの新時代」と現在のBTC一辺倒な相場状況を表現。17年のバブル相場で見られた4つの特徴が見られない市場状況を説明した。
『世界的な通貨危機が懸念される中、ビットコイン(BTC)に可能性』米GS出身の金融専門家が指摘
ゴールドマンサックス出身の専門家が、強い米ドルの存在が世界的な通貨危機を招く可能性を指摘。その上で、新たな代替資産として、仮想通貨ビットコイン(BTC)に可能性を感じた理由を明かした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05:45
ロシアの主要証券取引所、2026年の規制発効で仮想通貨取引提供開始へ
ロシアのモスクワ証券取引所とサンクトペテルブルク証券取引所が、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後に仮想通貨取引の提供を開始する準備ができていると発表した。
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧