はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)8000ドルを割り込む、BitMEXからの資金流出との相関性を指摘する見解も|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
仮想通貨ビットコイン(BTC)は大幅続落、直近安値付近の8000ドルを割り込むなど仮想通貨市場は弱気相場を色濃くしている。下落要因として、BitMEXにおけるBTC資金の大量流出との相関性を指摘する見解も。

ビットコイン(BTC)市況

ビットコイン(BTC)は続落し、8100ドルの安値を更新。一時7750ドルまで下落した。(下図:BitMEX)

Bitcoin Fear&Greed Indexでは「極端な恐怖」を示すなど、投資家心理の悪化も断続的な売りに拍車をかけており、週足で見た場合の下落余地も指摘されている。(下図:bitFlyer)

Latest Crypto Fear & Greed Index

本日16時、17時には、仮想通貨取引所Okexの先物限月(SQ)とDeribitの権利行使があるほか、BitMEXのSQが21時に、24時にはCMEのSQが控えており、大口の様子見基調に拍車をかけている。

BitMEXの影響

CryptoQuantの提供するレポートによれば、世界最大の仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXにおけるポジション解消がビットコイン(BTC)相場に影響を及ぼしている。

今回の大幅下落は、BitMEXにおけるスプレッドの急拡大や約7億ドル(750億円)相当に及ぶ「BTC先物契約」の大量清算に起因する可能性があると言及したほか、BitMEXウォレットからのBTC大量流出は、相場におけるボラティリティ(価格変動性)急上昇の「先行指標」として機能すると指摘した。

CryptoQuantのオンチェーンデータレポートを参照すると、BTC価格のボラティリティとBitMEXからの資金流出には、過去1年間で特にボラティリティが上昇した2018年11月14日、4月19日、9月25日において、明確な相関性が確認された。直近の24日には、BitMEXウォレットから「49141BTC(420億円相当)」が引き出された後、5時間以内に8%以上の変動幅を見せている。

この点についてCryptoQuantは、「BitMEX独自の入出金システムが影響している。(市場不安が高まった場合)BTCの流出量が流入量を大幅超過する傾向にある。」と指摘した。

BitMEXでは、BTC入金は24時間利用出来るが、BTC出金は1日のうちUTC13:00(日本時間22時)に1回のみ行うことができる仕組みだ。

日本時間1時〜5時にBTC相場が動きやすい理由としては、米国時間との時差や4時間足の確定タイミングのほか、BitMEX出金時刻を経過して流動性の変動も加味する必要がある。

大量出金があった場合、BitMEXにおける流動性減少をもたらすことで急落・急騰が起こりやすくなる。過去の傾向を見ると、BitMEXのウォレットから5,000BTC以上引き出された日は、急激なボラティリティ上昇に警戒する必要があるとの見解を示した。

参考:bitcoinist.com

CoinPostの関連記事

『日本の仮想通貨市場復活のために』業界最先端のトレーディングツール、デコチャート開発秘話
仮想通貨業界の有志が共同開発する、最先端の仮想通貨トレーディングツール「DECOCHART」プロジェクト。CoinPostの取材で、開発の舞台裏や今後のビジョンが明らかとなった。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/06 土曜日
13:00
ハイパーリキッド(HYPE)、独自ステーブルコインUSDH発行計画 手数料80%削減へ
分散型取引所ハイパーリキッドが独自ステーブルコインUSDH発行と手数料の80%削減などを計画している。仮想通貨HYPEは過去1年間で630%上昇しているところだ。
11:25
仮想通貨の暗号基盤に量子リスク 2035年移行計画を米SECに提案
量子コンピュータが主要仮想通貨の暗号基盤を破る可能性について、米SECに提出された報告書で警告。2034年までの脅威確率や対策フレームワークを解説。
10:25
トークン化ポケカ市場「Collector Crypt」、独自トークンCARDSが10倍上昇
ポケモンカードをトークン化する「Collector Crypt」の仮想通貨CARDSが1週間で10倍上昇した。ガチャ需要が24億円に達し、NFT市場に新風が吹いている。
09:10
ステーブルコインX、5.3億ドル追加調達完了でENA購入拡大
TLGYアクイジション・コープとステーブルコインXアセッツが追加5.3億ドルのPIPE資金調達を完了。Ethena財団は3.1億のENA買い戻しプログラムを開始する。
08:05
韓国当局、仮想通貨レンディングのガイドライン発表
韓国の金融委員会は仮想通貨のレンディングに関するガイドラインを発表。サービス対象銘柄を時価総額上位20位などのルールで制限することなど、規制を明確化した。
08:00
トランプメディア、6.8億CROトークン取得
トランプメディア・テクノロジーグループがクリプトドットコムとの買収契約を完了し、6.84億枚のCROトークンを現金・株式で取得。Truth Socialとの戦略的提携も開始される。
06:55
ストラテジー、S&P500編入されず ビットコイン小幅反落
仮想通貨ビットコイン保有最大手のストラテジーのS&P500指数組み入れが見送られ、証券取引アプリのロビンフッドが新規採用された。失望売りを受けビットコインが反落。
06:25
米上院、クラリティ法案の最新版でステーキングやNFTを証券分類から除外
上院銀行委員会が仮想通貨市場構造法案(クラリティ法案)の最新版を発表。ステーキング、エアドロップ、NFTを証券から除外し、DePIN免除とSEC-CFTC連携枠組みを追加した。
06:00
米SECとCFTC、規制統一化へ 月末に共同ラウンドテーブルを開催
SEC・CFTC両委員長が5日、規制統一化に向けた共同ラウンドテーブルを29日開催すると発表。仮想通貨商品定義統一や資本枠組み整合などを協議する。
05:40
イーサリアムICO時代のクジラ、3年ぶりに960億円相当のETHをステーキングへ
2014年ICO参加の大口投資家が5日、3年間休眠状態だった15万ETH(960億円相当)をステーキングサービスに移動。入場待ち数が退場数を上回る。
09/05 金曜日
21:12
仮想通貨SUI(スイ)の運用|リキッドステーキングHaedalの始め方
仮想通貨SUI(スイ)のリキッドステーキングで年率2.2%超の利回りを得る。Haedalでステーキング後、発行されるhaSUIをNavi Protocolで運用し複利効果を狙う方法を、国内取引所での購入から図解付きで徹底解説します。
18:45
Etherscan開発チーム、高速EVMチェーンSeiで「Seiscan」運用開始
ブロックエクスプローラー大手Etherscanが、高速EVMチェーンSei向けに「Seiscan」の運用を開始。毎日10億回以上のAPIコール処理能力と高度な分析機能を提供し、開発者向けインフラを強化。
16:52
DNA Houseによる次世代金融システムをつなぐ独自コミュニティの構築方法|独占インタビュー
DNA House創設者Miglino氏独占インタビュー。Web3・AI・金融を融合し、従来の金融と分散型システムを橋渡しする独自コミュニティの構築方法と、グローバルインパクト創造への戦略を聞いた。
16:00
Collection Bank代表が語る、1年で200億円をトークン化したRWA戦略|独占インタビュー
Collection Bank代表独自インタビュー。コレクション収益化RWAトークン「ZMAT」で1年間に200億円の実物資産をトークン化。アートから不動産、文化財まで対象を拡大し、2030年に10兆円規模を目指す戦略を聞く。
16:00
「ブロックチェーンは都市」、大手VCDragonflyトップが語る投資哲学と分散型AIの役割|WebX2025
米大手VCDragonflyのハシーブ・クレシ氏がWebX2025で、独自の投資哲学について語った。「ブロックチェーンは都市」という比喩で多チェーン共存の必要性と分散型AIの重要性について解説した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧