はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコインを「リーマン危機後のゴールド」と比較=投資企業幹部

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コロナショックから強気相場へ

仮想通貨(暗号資産)投資企業BlockTowerCapital社の幹部Ari Paul氏が、コロナウイルスの感染拡大に対する各国の経済対策が、ビットコイン(BTC)の強気相場につながるとの見方に同意した。TDアメリの取材で明かした。

この見方は、米商業銀行Galaxy Digital社のCEOで著名投資家のマイケル・ノボグラッツ氏が示したものだという。ノボグラッツ氏は以前から、BTCは価値の保存手段としての役割を確立したと発言。ゴールド(金)と同様の社会的価値を持っているとも述べてきた。

関連米著名投資家ノボグラッツ「全アルトコインを空売りしたい」

現在は仮想通貨市場だけでなく、コロナウイルスの感染拡大や大幅な原油安で、世界の株式市場も暴落している状況だ。それに伴い各国政府は対策を発表。米国ではトランプ政権が、減税による景気刺激策を明らかにした。

米リーマン・ブラザーズの破綻を引き金とした2008年の経済危機の際、その下落の煽りを受けたもののゴールドの価格はいち早く回復。安全資産との見方が強まった。

ノボグラッツ氏が「デジタルゴールド」とみなすBTCに対し、Paul氏は同じことが起きると予想。今の状況を2008年と重ね合わせ、各国の利下げを初めとする経済刺激策によるインフレ誘発を懸念して、投資家の資金は最終的に、ゴールドだけでなくBTCにも流れるとみている。「BTCが強気相場に転じるきっかけは、今我々が見ている現状だ」と語った。

いわゆる、株価とともに下落したことは過去の事例も同様だが、タイムラグを経た後に資金が流入するポイントに注目すべきとした見解だ。

確かにBTCを初めとする仮想通貨と株などの伝統資産との負の相関性は以前から指摘されてきた。現在は双方とも相場が低迷しているが今後の動きは分からない。(11日は大幅反発を伴う市場の乱高下が発生)

英国拠点の仮想通貨トレーディング企業B2C2の共同創業者Max Boonen氏は、経済の成長予測が下方修正されたため、株価は全面安となっているが、BTCは経済成長とは無関係だと話す。「配当がある株式とBTCは性質が異なる」と説明している。

関連仮想通貨ビットコインのインプライド・ボラティリティが急騰

CoinPostの注目記事

仮想通貨ビットコイン採掘難度上昇、米株市場は歴史的サーキットブレイカーから急反発へ
コロナショックで「大恐慌」がTwitterトレンド入りするなど各相場が混迷を深める中、仮想通貨市場では、ビットコインのディフィカルティーは約7%上昇、マイナーの競争意欲を示唆する。
仮想通貨ビットコインの下落「ヘッジファンドに原因か」 米GS出身の金融専門家が指摘
リサーチ企業Global Macro InvestorのCEOであるRaoul Pal氏が、最近の仮想通貨ビットコインの価格下落は、ヘッジファンドに原因があるかもしれないとの見解を示した。一方でPal氏は、今の状況でも強気な姿勢を貫いている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
05:45
ロシアの主要証券取引所、2026年の規制発効で仮想通貨取引提供開始へ
ロシアのモスクワ証券取引所とサンクトペテルブルク証券取引所が、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後に仮想通貨取引の提供を開始する準備ができていると発表した。
12/25 木曜日
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
18:00
アルトコインを保有する上場企業一覧|ETH・SOL・XRPなど主要銘柄別に分析
イーサリアム、ソラナ、リップル社開発のXRPなど、ビットコイン以外の仮想通貨をトレジャリー戦略で保有する上場企業が急増中。銘柄別一覧とともに投資効率や保有動向をわかりやすく分析。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧