はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン難易度調整、「+14.95%」で完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

難易度大幅難化

ビットコインネットワークは17日、マイニングの難易度を「+14.95%」で完了した。1回の難化調整としてはビットコインバブルのピークにあたる2018年1月以来最大の調整幅になる。

ビットコイン半減期後のブロック報酬減がマイナー収益に影響したことを受け、一時100EH/sを割り込んだハッシュレートもV字回復。難易度(Difficulty)も半減期後に連続の易化調整する前の水準付近(−2%)まで戻している。

大幅なプラス調整となった今回の難易度調整期間は、平均ブロック生成時間が「8分42秒」で難易度のリーゲティング基準「10分」を1分18秒ほど早まっており、前回の難易度調整からBTCマイナーが活発になったことを示している。

難易度調整後のハッシュレート

注目したい難易度調整後のハッシュレート推移は、難易度調整から4時間経過時点で、減少傾向は見られていない。(BTC.comのプールステータスデータ参照)

難易度調整前(16日21時)

難易度調整後(17日6時30分)

難易度難化の影響としては、半減期後に報酬が半減した状況下で、半減期前の水準まで難易度が上昇していることを受け、ビットコインマイナーの収益基準となる損益分岐点は確実に上方修正されたことになる。

今回の難易度調整では、半減期後に乱高下するハッシュレートの状況から、大幅な難化調整で事業者の事業撤退やコスト算出の売却量増加などの懸念が生じていたが、このままハッシュレートが大幅マイナスに転じることがなければ、従来通りの採掘コストが上昇することに伴うビットコインのターゲット価格の上方修正は、市場の強気要素になり得る。

高騰するビットコイン、半減期後の「損益分岐点」を新旧マイニングマシン別に分析
再び1万ドルを超えて高騰するビットコイン(仮想通貨)市場。半減期後のマイナーの損益分岐点が注目されるなか、採掘マシン別の損益分岐点を独自算出。BTC価格や電力コスト変動によるマイナー利益の感度分析も行った。

マイニング手数料も減少傾向

ビットコインブロック生成速度が早まった影響は、ビットコイン半減期後に上昇したMemプールサイズの減少にも繋がっている。(トランザクション詰まりが解消)

bitinfocharts.comのチャートで、一時ビットコインの手数料は6ドル台に達していた平均手数料は、前回の難易度調整から減少傾向に転じ、14日には10分の1の正常値付近まで戻している。

1ブロックに容量限界があるビットコインは、許容量をオーバーしたケースでは、トランザクションごとに優先順位をつけて処理することになる。経済原理に基いてマイニングを行うマイナーは、マイニングフィー(手数料)の高いものから順にブロックへと取り込むため、一時手数料の高騰に繋がっていた。

ビットコインオプション取引推移

マイナーが収益運用の際に用いるヘッジ手段として注目したいビットコインオプション取引関連のデータ推移も、半減期後から右肩上がりに推移している。

直近30日間のCMEビットコインオプションの建玉総額は、ビットコイン半減期の5月11日の3500万ドルから6月10日の3億7000万ドルまで10倍以上の水準まで増加している。

出来高も5月中旬から顕著な上昇傾向にあり、過去最高値に達している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/14 火曜日
10:38
「仮想通貨ETFへの流入、トランプ関税ショックの影響は軽微=CoinShares」
トランプ大統領の対中関税発言による市場急落にもかかわらず、ビットコインETFなど仮想通貨投資商品への影響は軽微で流入は週間4,830億円に達した。CoinSharesが分析する。
08:41
68億円相当のBNB、ミームコイントレーダーにエアドロップへ
BNBチェーンは、仮想通貨市場が大荒れしたことを受け68億円相当のBNBをエアドロップする計画を発表。今回はミームコイントレーダーを支援すると説明した。
10/13 月曜日
12:25
430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で
仮想通貨取引所バイナンスがトランプ関税による市場下落時の不具合で損失補償を発表した。USDe、BNSOLなどのディペッグで強制清算が発生した背景がある。
10:15
トム・リー氏「イーサリアム下落は一時的」、相場を支える3要因とは
ビットマインが市場下落時に730億円相当のイーサリアムを買い増したとみられる。トム・リー会長は3つの構造的要因が変化しない限り市場の追い風になると強気の見解を示している。
10/12 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH1万ドル到達の可能性やBNBの過去最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引の始め方|税制・手数料・リスクを徹底解説
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引を徹底解説。申告分離課税適用で税率20.315%の可能性、24時間365日取引、レバレッジ5倍など特徴を詳しく紹介。口座開設から注文方法、手数料、ファンディングコスト、リスク管理まで初心者にもわかりやすく説明します。
11:30
高値圏での日柄調整が続く可能性、半減期サイクルの節目に警戒感|bitbankアナリスト寄稿
BTC円は1900万円トライに失敗し1860万円台で推移。米政府閉鎖による指標発表延期で方向感欠く展開が続く中、10月18日に半減期サイクルの重要な節目を迎える。過去のサイクルを意識した売り圧力とETF資金流入の綱引きに注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税によるBTC暴落に高い関心
今週はメタプラネットの仮想通貨ビットコインの含み益、休眠クジラの6000億円BTC移動やトランプ関税などによるビットコイン急落、Binance JapanとPayPayの提携に関する記事が関心を集めた。
10/11 土曜日
14:30
13:20
ビットコインの年間の実現純利益が継続的上昇、今後の動向は=CryptoQuant
CryptoQuantが週間レポートで仮想通貨ビットコインの利確の動きは低調であるとして今後も上昇継続の可能性を予想した。一方、市場はトランプ関税発言で急落したところだ。
12:00
ケニア最大級のスラム街でビットコインが広がる理由|Afribit創業者インタビュー
ケニアの貧困地域で広がるビットコイン活用。なぜ使われ、どんな課題があるのか。現地取材による5つの質問と回答で、仮想通貨の実態をわかりやすく紹介。
10:45
「トランプ・ショック」でアルト市場に異常値 ATOMが一時0.001ドルまで暴落
トランプ大統領の対中関税警告で一部アルトコインがバイナンスなどで異常急落。ATOMは0.001ドルまで暴落しSUIは85%下落。過去24時間の清算総額は約3兆円に達した。
10:00
ノーベル平和賞めぐる情報漏洩か、ノルウェー当局が米賭けサイトのトレーダーに関する調査=報道
ノルウェー当局が2025年ノーベル平和賞の結果についてポリマーケットでの情報漏洩を調査している。受賞者マチャド氏は仮想通貨ビットコインの支持者として知られている。
09:45
米賭けサイト「カルシ」、3億ドル調達で評価額50億ドルに 140カ国展開へ
米予測市場カルシが3億ドルの資金調達を完了し評価額50億ドルに到達。セコイアやアンドリーセン・ホロウィッツが参加し事業を140カ国に拡大する計画を発表した。
08:10
世界大手銀行10行、G7通貨のステーブルコイン発行を共同検討
バンカメやゴールドマン・サックスなど世界大手銀行10行がG7通貨連動ステーブルコイン発行の共同検討を開始とBNPパリバが発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧