マクロ経済と金融市場
4日の米NY株式市場では、ダウは前日比133ドル(0.4%)高で取引を終えた。
新たに公開された昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、「利下げ転換のタイミング」について慎重な考えで一致し、市場参加者とのギャップは認められたものの、これは想定の範囲内だろう。
インフレ(物価高)のピークアウトシナリオが崩壊し、23年末のフェデラルファンド(FF)金利の最終到着点として織り込まれる「5%台前半」が大幅に上方修正されない限り、当面はリスクマネーの再流入を促し得る米金融当局のピボット(政策転換)を探る展開になりそうだ。
関連:5日朝の金融市場短観|コインベース前日比+12% FOMC議事要旨など
仮想通貨市況
ビットコインは前日比0.19%高の16,827ドル。
レンジ内の推移で出来高もおとなしく、売り買いともに様子見基調がつづく。
時価総額2位のイーサリアム(ETH)もわずかに続伸したが、時価総額17位まで復帰したソラナ(SOL)は前日比4.9%安となり利益確定売り優勢となった。
前週比で42.9%高のソラナ(SOL)反発は、22年12月25日にローンチされたBonkの影響も指摘される。
Solana is up 33% in two days as newly launched dog coin BONK gains community hype pic.twitter.com/XusvGHg24X
— Joe Weisenthal (@TheStalwart) January 3, 2023
ソラナチェーン基盤のBonkは柴犬(SHIB)をモチーフにしたミームトークンであり、総供給量の内半数がコミュニティにエアドロップされ、一時2500%以上高騰した。
ミームトークンにつきプロジェクトの信頼性やボラティリティ(価格変動性)に警戒する向きも強いが、SOLのエコシステムは昨年11月に破綻したアラメダ・リサーチ依存が嫌気されており、脱却を図るためのユースケースを生み出し得るとしてみる節もある。
if youre a solana defi builder, do some fun stuff with bonk! help boost our ecosystem
— Soju | ? (@0xSoju) January 4, 2023
some ideas:
– @openbookdex UIs that burn bonk from fees (encourage trading)
– anything that usage of defi app -> burns fees (bonk holders will use your platform)
– lend, borrow bonk (solend) https://t.co/EwXt8zrhYY
Coinglassのデータによれば、デリバティブ市場におけるSOLのFunding Rate(資金調達率)は下乖離が急進しており、反発局面でショートスクイーズが発生。ここ数日間で700万ドル近くのショートポジションが清算された。
MVRV比率が史上最低水準に
ビットコイン(BTC)のMVRV比率が、前回のバブル崩壊時(2019年)の最低値に達した。データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOが指摘した。
No one cares #Bitcoin anymore. If you care, you deserve it.https://t.co/cx8nYhMGpa pic.twitter.com/MRkqTquUh2
— Ki Young Ju (@ki_young_ju) January 3, 2023
MVRV比率は、ビットコインの時価総額を実現資本(Realized Cap)で割って計算されるもので、強気相場の天井圏と弱気相場の底値圏を示す指標の1つ。実現資本は、最後に通貨を移動した時の価格に基づき各UXTOを評価する時価総額のバリュエーションである。
MVRVのプラス圏はオーバーバリュー(割高圏)、1.0以下のマイナス圏はアンダーバリュー(割安圏)を示す。
Glassnode Academyの解説によれば、実現キャップは市場の総コスト基準であるため、このレベルで強力なサポートおよびレジスタンスラインが形成されることは理にかなっている。
歴史的にはビットコインの時価総額が実現資本を下回って取引された期間はごく僅かしかなく、弱気トレンドの底値圏を示唆してきた。FTX破綻の影響で相場回復には時間がかかるとの見方が大勢を占める中、大局的なAccumulation(買い集め)水準に到達しつつある。
GMラヂオのアーカイブ公開
— CoinPost Global (@CoinPost_Global) December 22, 2022
今回の特別ゲストは、Web3(分散型ウェブ)大手企業アニモカ・ブランズの会長を務めるYat Siu氏と、Darewise EntertainmentのBenjamine Charbit氏が参加。Web3ゲーム・NFTの今の課題やDarewiseの自社タイトル第一弾「Life Beyond(ライフ・ビヨンド)」、そして業界の展望について語っている。
関連:第2回「GM Radio」開催へ、ゲストはWeb3大手アニモカ・ブランズの会長ら
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— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【アプリ配信中】 (@coin_post) December 26, 2022
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開催日時:2023年7月25日、26日
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